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2019-06-17 22:45:45

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週刊日本株式アウトルック

騰落レシオと25日線の好転で上値の重さは解消か?

2017/02/17
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2017/2/20〜2/24)

来週(2017/2/20〜2/24)の東京株式市場は堅調か。日経平均株価の予想レンジは19,300円-19,800円。米長期金利上昇を好感した金融株への買いが指数上昇をけん引する展開が予想される。ほか、決算発表後の証券会社による投資判断の変更や出遅れ銘柄への物色、3月期末を見据え値ごろ感のある配当・優待妙味に着目した買いなども強まる可能性が高い。また、東証2部指数や日経ジャスダック平均などが2006年高値を上抜けてきており、東証1部でも中小型好業績株への選別物色が生じやすい。ドル円相場が1ドル=114円前後で伸び悩んでいると、その傾向がより強まるだろう。
国内の経済指標に目立ったものはない。海外の経済指標では、1月北米半導体製造装置BBレシオ(2/21)、独2月Ifo景況感指数、米1月中古住宅販売件数、1/31・2/1開催のFOMC議事録(2/22)、米1月新築住宅販売件数(2/24)などが相場に影響を与えうる。
米国市場は2/20はプレジデント・デーで休場となる。この時期の直近数年間をみると、ダウ平均は連休明けも堅調に推移するケースが多かった。一方、相対的に日本株の上値が重く、相場上昇の持続力には海外投資家の動向が重要なカギとなる。
現物と先物を合わせた海外投資家の売買手口は、2月第2週は1,400億円程度の買い越しに転じた。ただ、2月第1週までの売り越し基調が一巡したとは言い切れない。トランプリスクを警戒してやや抑制気味だった企業の株主還元策や、設備投資などへの積極姿勢を評価するムードが4月〜5月に向けて高まってくるかが重要なポイントとなる。短期資金は別にしても、それが出てくるまでは海外からの長期資金流入は見込みづらい。

図表1は、米国のダウ平均の採用30銘柄を対象にした騰落レシオ(25日)である。一般的に騰落レシオが上昇するときは株価も上昇、騰落レシオが低下するときは株価も下落基調にあることが多い。ただ、昨年12月中旬以降でみると、その相関関係が薄れているのがわかる。騰落レシオは12月中旬のピークから低下基調(値上がり銘柄の数が減少していくトレンドにある)を続けた一方、株価の方は底堅い推移が続いた。
一方、2月に入ってからの騰落レシオは上昇に転じ、足元は100%を上回る局面に入っている(2/15現在で125.6%)。相関関係が強い株価も史上最高値更新を続けている。
市場はどう変化した可能性があるかというと、個別物色の強い局面から相場全体が底上げの局面に入っていると考えることができそうだ。実際、今年に入ってからのダウ平均の上げ幅は2/10現在で507ドル程度だが、アップルとIBM、ボーイングの3銘柄の上昇だけで半分以上を説明することができる。ちなみに、30銘柄を対象にした騰落レシオの昨年ピークの平均は160%程度であるため、米国市場全体の上値余地があることがわかる。
前回取り上げたTOPIXと東証1部の騰落レシオも同じで、12月以降は相関関係が薄れていた。足元、騰落レシオの100%割れが株価の上値の重さの背景にあったと思われるが、2/16には100%を上回ってきており、短期的な相場の変化が注目される。

図表1:ダウ平均と採用30銘柄の騰落レシオ25日(2016/1/4-2017-2/15)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表2)は25日移動平均線(19,118円 2/16現在)を上回り、1/5高値(19,615円)を起点とした上値抵抗線なども一気に上抜ける展開となった。19,500円の心理的節目に抵抗にあう格好となっているが、下値も堅く押し幅も限定的だ。短期的には25日移動平均線の上昇が続く可能性が高く、同線をサポートに下値を切り上げるパターンが想定される。現在の1月以降のもみ合い(調整)は、昨年のトランプショックで形成した鋭角的かつ瞬間的な調整に対して、時間をかけた対照的な動きとみられる。
週足では13週移動平均線(19,133円 2/16現在)をサポートに一段高の気配が強まっており、2万円達成が早期に実現するかが注目される。
短期的な上値メドは、1/27高値(19,486円)〜1/5高値(19,615円)。1/5高値を上回れば2万円前後まで勢い付く可能性がある。その際は、(1)11/1高値(17,473円)から11/9安値(16,111円)までの下げ幅1,362円に対する3倍返しの20,197円処、(2)2/12安値(14,865円)から4/25高値(17,613円)までの上昇幅2,748円を、4/25高値に加えた20,361円処、(3)1/5高値(19,615円)から1/18安値(18,650円)までの下げ幅965円に対する倍返しの20,580円処などが上値の目安となる。

一方、2万円の心理的フシ目には、2015年 6月高値(20,952円)を起点とした下落局面の途中で一時的に上昇した2015年12月の戻り高値(20,012円)が存在する。2015年12月といえば、日銀が金融政策の補完措置を発表(12/18)した時期でもある。その発表で当時乱高下した爪痕が残る水準でもあり、当時の12/18高値(19,869円)を上回れば大きいが、高値を前に調整が続くリスクも依然として強いといえよう。
短期的な下値メドは、19,000円処〜25日移動平均線、1/18安値(18,650円)〜75日移動平均線(18,676円 2/16現在)が考えられる。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2016/1/4-2017/2/16)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成


 来週の主要な国内経済指標の発表やイベントは、1月貿易統計(2/20)、12月全産業活動指数(2/21)、1月企業向けサービス価格指数、20年国債入札(2/23)、月末の金曜日限定の消費喚起運動「プレミアムフライデー」開始(2/24)がある。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、1月北米半導体製造装置BBレシオ、米2年国債入札(2/21)、独2月Ifo景況感指数、英10-12月期GDP改定値、米1月中古住宅販売件数、1/31・2/1開催のFOMC議事録、米5年国債入札(2/22)、米1月シカゴ連銀全米活動指数、米12月FHFA住宅価格指数、米2月カンザスシティ連銀製造業活動、米7年国債入札(2/23)、米1月新築住宅販売件数(2/24)などが注目される。

 米企業決算の発表は、ウォルマート・ストアーズ、メーシーズ、ホーム・デポ、ニューモント・マイニング(2/21)、TJXカンパニーズ、トランスオーシャン(2/22)、アイアン・マウンテン、コールズ、ノードストロム、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、ギャップ(2/23)などが予定している。

 なお、2/20の米国市場はプレジデント・デーのため休場となる。


 新規上場では、2/23にレノバ(9519)がマザーズに上場する。再生可能エネルギーのIPP(独立系発電業者)。大規模太陽光、バイオマス、陸上風力、洋上風力、地熱など複数種類電源(マルチ電源)の発電所を開発し、所有・運営している。子会社や関連会社のSPC(特別目的会社)として全国に大規模太陽光6カ所、バイオマス1カ所の合計発電容量161MWを持ち、着工済みも含めれば合計290MWの能力を有する。
 電力小売り自由化のスタートで収穫期に入っている独立系発電所。設備投資が掛かるだけに初期投資がかさむ業態だが、資本集めに絡んで上場企業からの出資が多く血統のよさが目立つ。経営陣は東大・京大卒で外資系企業出身のエリートで占められる。ただし、事業売却やSPC(特別目的会社)出資比率の変更などで、過去の業績推移がかなり分かりにくい。それだけに妥当水準が計算しづらいところがあるが、吸収金額は少なく既存株主にはロックアップが掛かるため、買い越しスタートには問題ないか。既存株主にベンチャーキャピタルが多いことから、売り殺到が想定されるロックアップ解除価格(公開価格の1.5倍)が初値のメドになりそう。

 同日、マザーズに上場するユナイテッド&コレクティブ(3557)は鶏料理居酒屋「てけてけ」を主力に、海鮮料理を中心とした和食居酒屋「心」のほか、ファーストフード業態としてハンバーガーカフェ「the 3rd Burger」の3ブランドを展開している。2016年末の店舗数はてけてけ49店舗、心2店舗、ザ・サード・バーガー4店舗。出店地域は東京都内とその周辺に限っている。上場企業が多数ある居酒屋業態。上場による調達資金は全て出店費用になるため、上場後は出店増による成長が期待できる。吸収金額も少なく需給逼迫が期待できそう。ただし、外食株は一定の人気を有しつつも、同日複数上場に弱い傾向がある。3社同日の影響で、意外と静かなスタートになるかもしれない。なお、PERが極端に小さいが、今期純利益が特別利益によりかさ上げされていることによるもので、実質的には12倍前後になる。

 一方、札証アンビシャスにフュージョン(3977)が上場する。総合マーケティングサービスプロバイダー。クライアント企業が持つ膨大な顧客の消費行動データなど、いわゆるビッグデータを分析し、その結果に基づき適切なタイミングや手段でそれぞれの顧客の好みに合致した商品やサービスのプロモーションの実施を支援している。
 地方市場でも買われる時は買われるため少ない吸収額を踏まえれば高い初値が付きそうではあるが、実際にはビッグデータ関連は業績が低迷する企業も多いうえ、同社の業績は極めて低水準である。3社同日上場ということもあるので、期待しすぎは禁物か。

来週の注目銘柄(2017/2/20〜2/24)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

4205

1,550円

1,250円

合成ゴムや高機能樹脂の製造・販売を手がける。第3四半期決算は円高や市況価格低迷を受け、累計の連結営業利益が前年同期比10.9%減の216億円と減益着地となった。しかし、第3四半期期間(10-12月)だけでは円高や市況低迷が一服しており、上期の同20%減からは改善傾向にある。株価は外部環境の改善を先取りしたかたちで昨年7月以降は強い動きが続いているが、第3四半期決算でもそのトレンドに変化がないことが確認できた。特に昨年11月以降の動きが強く、1,300円を超えるまで12週連続で陽線を形成している。今週に入り、2013年9月高値1,344円を上回ってきたことで、この勢いはさらに強まると予想する。直近の信用倍率も0.43倍と好取組銘柄として需給面でも妙味がある。ターゲットは1,550円、ロスカットは1,250円

5803

1,000円

780円

第3四半期決算で総じて業績面でポジティブだったのが電線株。同社は通信インフラの需要好調に加え、輸出採算の改善などを踏まえ、通期の営業利益計画を270億円から320億円(前期比1.9%減)に上方修正している。北米や中国の需要堅調が見込まれる上に、トランプ大統領が主張する社会インフラ拡充政策にも沿っており、先の業績改善期待も高い。銅価格が上昇基調にあることも収益改善要因となる。株価は上昇が続き短期的には高値警戒感もあるが、トレンドフォローのスタンスが有効だろう。調整局面にある出遅れ株を選ぶよりも米国株高に追随しやすいからである。仮に、調整があっても2015年高値(741円)を上抜けており、4ケタ相場はあっても不思議ではない。直近の信用倍率は0.11倍と極めて低水準で需給面に不安は乏しい。ターゲットは1,000円、ロスカットは780円

5310

2,400円

1,840円

等方性黒鉛の先駆者で世界シェア3割とトップ。1974年に日本で初めて等方性黒鉛の開発に成功した。原料調達から製造・加工までの一貫生産に強み。炭素製品はいまや半導体・宇宙航空用途など最先端テクノロジー分野にも広く普及。半導体・自動車・産業機械・医療機器などへますます用途が広がるだろう。同社は2/14、2017年12月期の通期連結営業利益の予想を15.0億円(前期比2.3倍)とすると発表した。 2016年12月期の営業利益は6.5億円(前の期比17.4%減)だった。円高による利益の目減りや貸倒引当金の計上などが響いたもよう。株価は2007年高値(13,770円)からの調整が続くが、2月相場で月足ベースの陽線となれば、昨年10月以降で「五陽連」の底入れサインとなる。短期波動では25日移動平均線から上放れ、目先高も狙えそうだ。ターゲットは2,400円、ロスカットは1,840円

6963

8,500円

7,000円

トランプ大統領は大幅減税の実施を示唆し、日米首脳会談は両国の良好な関係を印象づけるイベントとなった。これらを受けて海外投資家による日本株買いが入りやすくなったとみることから、同社株を好業績面から注目したい。第3四半期の決算発表時には通期の営業利益見通しを235億円→290億円に上方修正。円安の恩恵もあるが、車載関連やスマートフォン関連の需要が堅調で事業環境は良好である。社内のコスト削減も進んでおり、営業利益率は上期の9.2%から第3四半期では9.7%と大きく改善した。株価は1999年高値(44,000円)を起点とした長期右肩下がりの下落トレンドは、2015年3月高値(9,140円)を上抜けることで明確に上昇に転じたことが確認できる。短期の上昇トレンドは25日移動平均線を下回ると調整色を強める可能性は高いが、2015年3月高値を上抜ける前の小休止の範ちゅうにとどまるだろう。ターゲットは8,500円、ロスカットは7,000円

9792

1,000円

794円

2/8に発表された第3四半期決算を受けて株価は大幅高となった。第3四半期累計(4-12月)の連結営業損益は前年同期の1.1億円の赤字から21.0億円の黒字に急回復。上期は8.2億円の黒字であったが、そこからも大きく伸びており、非常にポジティブな内容だった。優良老人ホームを中心に居住系の介護サービス利用者が堅調に推移するなど、主力の介護事業の収益力が回復している。 株価は決算前では軟調な推移が続いていたが、決算を機にトレンドが変わった可能性が高い。800円〜900円のレンジでしばらくもみ合いが続く可能性も高いが、過去の相場においては2008年以降で底バイを続けており、休養十分である。短期的視点でも長期的視点でも仕込んでおきたいところだ。ターゲットは1,000円、ロスカットは794円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・ 東証1部上場銘柄で2/15現在、時価総額が300億円以上、配当利回りが1.0%以上、PBRが2.0倍以下、株価が25日移動平均線や100日移動平均線を上回っている中から、出来高面、業績面、テーマ性、話題性などを考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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