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2019-06-18 16:41:25

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週刊日本株式アウトルック

米大統領選挙に不透明感、相場は6月の経験則を活かせるか

2016/11/04
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2016/11/7〜11/11)

来週(2016/11/7〜11/11)の日経平均株価の予想レンジは16,450円-17,450円。東京株式市場は外部環境に心理面で大きく左右される展開か。11/8に米大統領選挙があるため、週前半は様子見のなか決算発表銘柄への短期売買が中心だろう。ただ、11/4発表の米10月雇用統計の結果次第では振れ幅が大きくなる可能性もある。
今年は英国のEU離脱を巡る国民投票の際、日本時間の6/24の開票作業結果を受けてドル円が一気に1ドル=100円を割り込み、日経平均株価は急落した。当時のイメージが先行するなか週前半もある程度は不安定な動きは予想され、日本時間で米大統領選挙結果の行方が明らかになっていく11/9は先物主導でボラティリティの高い相場展開が予想される。11月限オプションSQの算出なども控えており、週末まで焦点が絞りづらそうだ。仮に混乱色を強めた場合、日銀によるETFの増額買い入れの可能性や、日経平均株価の16,500円以下の水準ではGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の買いが入ることが予想されるほか、安倍首相や黒田日銀総裁などのマーケットを注視する旨の発言などが支えになるかどうかが注目される。
国内経済指標の発表やイベントは、9月景気動向指数(11/8)、10月景気ウォッチャー調査(11/9)、9月機械受注(11/10)、オプションSQ(11/11)など。海外では中国の10月貿易収支(11/8)、消費者物価、生産者物価(11/9)などが発表されるが、どこまで材料視されるかは不透明である。

米国株が不安定な動きを一層強めている。ダウ平均でみると25日移動平均線(18,164ドル、11/3現在)や、75日移動平均線(18,322ドル、11/3現在)が下落に転じている。米大統領選挙が終われば上か下かのどちらかにトレンドが形成されていく展開が予想されるが、75日移動平均線以上の上値が重くなる反面、逆に下値では長期トレンドをみる200日移動平均線(17,758ドル、11/3現在)が上昇基調を維持しており、下げても同線で下げ止まる可能性は高い。あくまでも長期的に上昇を維持するなか、短期的な調整局面に過ぎないという見方が続くだろう。
ただ、言えることは英国の国民投票の直前は残留を織り込む楽観ムードからダウ平均は反発にあった。結果を受けて200日移動平均線を一時割り込むほどの急落を強いられたが、早期に急反発で切り返した経緯がある。 
一方、今回は米大統領選挙直前から不透明感が強まり、ダウ平均は連日で下落している。クリントン氏かトランプ氏かのいずれかの結果よりも、終えたことによる不透明要因の一時的な解消により、まもなく200日移動平均線を前に急反発する展開なども想定しておきたい。

ダウ平均が200日移動平均線まで下げたとしても、日経平均株価は17,500円を前にもみ合いが長引く程度でおさまる可能性が高い。ダウ平均と同様、200日移動平均線が下落から上昇に変化するタイミングにあるからである。これまで逆行してきた日米の長期の方向性が11月は一致することになるため、日米株に年末に向けたラリー相場を期待できなくもないというわけだ。その場合、日本株は米国株に連動性を強めることが予想されるが、ドル円の方は105円台半ばの上値のフシをなかなか超えられない状況が続きそうだ。というのは、日経平均株価は2月に安値をつけてからそれ以上には下げてない。一方、ドル円は夏場まで円高が続いた。つまり、相場が立ち上がるときには日経平均株価とドル円とにタイムラグが生じる(すでに生じている)はずであり、株価の上昇のあとに円安がついてくるといったイメージを持っておきたい。米国株もひとまずはドル高が悪材料にならない展開ではないだろうか。

日経平均株価の日足チャート(図表1)では、11/2に高値圏からマドをともなう中陰線を形成し、短期的な調整入りのサインが示現したとみられる。直近高値付近では25日移動平均線(17,003円、11/2現在)からの上方かい離が3%程度まで広がっていた。2/12安値(14,865円)以降、急反発する場面では上方かい離は6%近くまで広がることもあったが、8月以降のように緩やかに上昇する局面では3%前後で株価上昇が一服する傾向があった。そういった意味では足元の調整も許容範囲といえよう。上昇基調が続く25日移動平均線処や、短期的に横ばいから上昇に転じる一目均衡表の基準線(16,879円、11/2現在)処などを概ね下値サポートにできれば、6/24安値(14,864円)を起点とした上昇基調を維持する考え方でよいだろう。

年初からの価格帯別累積売買代金が最も積み上がっている16,500円〜17,000円を明確に上回ったことで、4/25高値(17,613円)を上回ることができれば市場全体の売買代金も増加することが見込まれ、昨年12/15安値(18,562円)あたりまで上昇余地が広がる公算が大きい。
ただし、これはメインシナリオである。4/25高値を上回れず、8/4安値(15,921円)から形成される右肩上がりの下値支持線まで下げるようだと相場基調はまだ弱く注意が必要である。

10月相場ではTOPIX(東証株価指数)は月足チャート上の「三点同時(7月から3カ月間の終値が同じ価格)」から一応、上放れる格好となった。筆者がテクニカル指標で比較的信頼しているRSI(12月)では、日経平均株価、TOPIXとも6月に付けたボトム(売られすぎの水準)から、10月までに50%前後の水準まで上昇した。ここからが正念場である。ここで取り上げたRSI(12月)とは、過去12カ月間のなかで上がった月の値幅の合計を、12カ月間全体の値幅(絶対値)で割って求める。50%を強弱の中心に0%〜100%の範囲で、売られすぎや買われすぎを判断する指標である。50%までならば単なる売られすぎの反動による自律反発の域で翌月は反落しやすいが、50%を超えれば強気ゾーン入りで本格上昇局面が期待できる。10月相場の日経平均株価は50.5%、TOPIXは49.3%で終了。2つを平均する意味はないが、平均すると49.9%(≒50%)となる。相場の強弱の分岐点を示しており、11月相場は下げの押し目の月になるか、上昇加速の月になるか、米大統領選挙後の市場の反応が注目される。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2016/1/4-2016/11/2)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の主要な国内経済指標の発表やイベントは、9月毎月勤労統計調査、9/20-21開催の日銀金融政策決定会合議事要旨(11/7)、9月景気動向指数、10年国債入札(11/8)、9月国際収支、10月景気ウォッチャー調査(11/9)、9月機械受注、10月マネーストック、10月都心オフィス空室率、10/31-11/1開催の日銀金融政策決定会合「主な意見」、10月工作機械受注、30年国債入札(11/10)、10月国内企業物価指数、9月第三次産業活動指数、オプションSQ(11/11)などがある。

企業決算の発表は、帝人、小野薬、王子HD、LIXILG、日本粉、グリコ、応化工、DOWA、ディスコ、椿本チ、ブラザー、ホトニクス、いすゞ、第一興商、島津製、ヤマハ、群馬銀、菱地所、東建物、ヤマダ電、ソフトバンクG、GMO、住友ゴム、日産自、スクリン、ホシザキ(11/7)、デンカ、鹿島、大林組、清水建、三越伊勢丹、東レ、クラレ、三菱ケミHD、JX、味の素、ゼンショーHD、博報堂DY、日新薬、三井金、クボタ、トヨタ、カルソカンセ、ニコン、バンナムHD、ダイキン、ペプチド、スクエニHD(11/8)、日揮、大和ハウス、ミクシィ、明治HD、マクドナルド、コロプラ、ツムラ、資生堂、ブリヂストン、三菱マ、シスメックス、NOK、クレセゾン、西武HD、セコム、日ペイントH、カネカ(11/9)、雪印メグ、日清食HD、千代建、東洋紡、アマダHD、ニプロ、東急、長谷工、SUMCO、テルモ、沢井製薬、トレンド、楽天、タカラバイオ、昭和シェル、太平洋セメ、荏原、大日印、リログループ、日テレHD、サンドラッグ、宝HD、リクルートHD(11/10)、大塚HD、大成建、ヤクルト、国際帝石、熊谷組、前田道、五洋建、テンプHD、マツモトキヨシ、東ゼネ石、洋ゴム、住友鉱、シチズン、凸版印、りそなHD、T&DHD、三井不、NTT、飯田GHD、コンコルディア、青山商、ロート、東芝(11/11)などが予定している。


一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、米国が冬時間入り(11/6)、ユーロ圏財務相会合、米9月消費者信用残高(11/7)、中国10月貿易収支、米大統領選挙、米10月労働市場情勢指数、米3年国債入札(11/8)、中国10月消費者物価、中国10月生産者物価、米10年国債入札(11/9)、米10月財政収支、米9月卸売在庫、米9月卸売売上高、米30年国債入札(11/10)、米11月ミシガン大学消費者景況感指数(11/11)などが注目される。

米企業決算の発表は、シスコ、マリオット・インターナショナル、コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ(11/7)、トリップアドバイザー、D.R.ホートン、ジョンソン・コントロールズ・インターナショナル(11/8)、マイラン、バイアコム(11/9)、メーシーズ、コールズ、ラルフローレン、エヌビディア、ウォルト・ディズニー(11/10)などが予定している。

来週の注目銘柄(2016/11/7〜11/11)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1824

1,200円

910円

土木から民間の大型建築まで展開している。11/1付け日経新聞朝刊で、2016年4-9月期の連結営業利益が前年同期比5割増の95億円程度となったようだと報じられた。従来予想を26億円上回り、同期としては過去最高。大型工事の一部完成が来期以降にずれ込み、2017年3月期の通期利益予想も上振れする見通しという。2020年の東京五輪に向けた再開発に伴い、都心部でマンションなどの旺盛な建築需要が続いており、受注単価は高水準で推移しているもようだ。決算発表は11/11を予定している。株価の長期波動では2005年高値(840円)を上回った状態で高値もみ合いが続く。一方、短期波動は下値を切り上げ、4ケタ乗せが視野に。2014年高値(1,018円)を起点とした上値抵抗線をあっさりブレークし、高値更新に続く一段高は時間の問題だろう。ターゲットは1,200円、ロスカットは910円

4042

820円

653円

塩ビ・苛性ソーダ大手。原料ナフサ安に恩恵大。同社は11/1、2017年3月期の通期連結営業利益予想を従来の720億円から850億円(前期比22.4%増)へと引き上げると発表した。上期(4-9月)の営業利益は413億円(前年同期比28.5%増)で着地。塩化ビニル樹脂などの海外市況が堅調だったほか、ハイシリカゼオライトなどの機能商品も好調だった。株価は2015年12月の戻り高値(708円)を上回り、2015年6月高値(829円)が視野に入ってきた。バリュエーション面ではPERに割安感が強く、信用残は売り長(10/28現在)で需給面も良好だ。短期波動も25日移動平均線をサポートに下値を切り上げており、トレンドフォローの順張りスタンスで望みたい。ターゲットは820円、ロスカットは653円

4062

1,800円

1,230円

インテル向けに加えスマートフォン用を柱にICパッケージを手がける。同社は11/1、2017年3月期の通期連結営業利益予想を従来の60.0億円から1.0億円(前期比99.6%減)へと引き下げると発表した。パソコン市場の減速やスマホ市場の成長鈍化などを背景に急激に減速感が強まっていること、また企業間の競争が一段と激化することなどにより、電子事業の売り上げが想定を大幅に下回る見込みであることが響く。2017年3月期の上期(4-9月)の連結営業利益は20.0億円(前年同期比83.8%減)だった。株価は決算発表を受けて急落。25日移動平均線を下回り、75日移動平均線割れまで一気に調整した。ただ、夏場のレンジ相場上限に達し、短期的には自律反発が見込めそう。2015年高値(2,370円)を起点とした調整波動に対して、三尊底を形成するシナリオが想定され、足元の急落が底入れパターン(三尊底)の最後の押しに相当する可能性が高い。ターゲットは1,800円、ロスカットは1,230円

6988

8,200円

7,040円

液晶用光学フィルムを中心とした総合材料メーカー。同社は10/31、円高などの影響を踏まえ、2017年3月期の通期連結営業利益予想を従来の900億円から700億円(前期比31.6%減)へと引き下げると発表した。第2四半期累計(4-9月)の営業利益は293億円(前年同期比51.3%減)と従来計画400億円を下回る着地だった。円高の要因とエレクトロニクス業界での顧客の生産調整を受けたもよう。一方、株価は悪材料出尽くしの反応。2008年安値以降は下値を切り上げる波動が続いている。短期的にはもみ合いが続く可能性もあるが、基本的には今年の高値である7,300円手前のフシを上抜けており、好需給を背景に上値を伸ばせるかが注目される。ターゲットは8,200円、ロスカットは7,040円

9697

3,400円

2,340円

家庭用ゲームソフト大手。同社は10/27、2017年3月期の上期(4-9月)の連結営業損益が17.2億円の黒字(前年同期比39.7%減)になったと発表した。第1四半期(4-6月)は7.3億円の赤字であったため、第2四半期(7-9月)で大きく挽回した格好。「逆転裁判6」が計画どおり展開したほか、リメイク版「バイオハザード4、5」が安定したユーザーに支えられ健闘したこと、スマートフォン向け恋愛ゲーム「囚われのパルマ」が配信開始日にアップストア有料ランキング1位となり、幸先のよいスタートを切ったことが寄与した。中間配当は従来15円→25円に増額。期末配当は従来25円を据え置いた。株価は9月後半からのもみ合いを上放れ。週足では2015年高値(3,075円)を起点とした上値抵抗線を上方にブレークするなど、中短期で強気サインが出現した。信用残も売り残と買い残がきっ抗しており、需給面に不安は乏しい。2015年高値を上回ると3,500円処までフシはない。ターゲットは3,400円、ロスカットは2,340円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・ 東証1部上場銘柄で11/1現在、時価総額が1,000億円以上、PBRが2.5倍以下、配当利回りが1.0%以上、信用倍率が1.0倍未満、株価が25日、200日移動平均線を上回っている中から、テーマ性、話題性などを考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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