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2019-10-14 13:06:16

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週刊日本株式アウトルック

2万円視野は時期尚早、TOPIXの07年高値はまだ遠い

2015/2/20
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2015/2/23〜2/27)

来週(2015/2/23〜2/27)も堅調な展開が続く公算が大きい。日経平均株価の予想レンジは18,100円-19,000円。銀行、証券、不動産などリフレ関連を中心とした内需系主力株に加え、決算一巡後の再評価によって好業績株に見直し買いが入る展開が予想される。増配、自社株買いなど株主還元への期待感や、最近では国内企業による海外企業への買収報道などの積極スタンスも、相場の好調ムードを支えている感がある。好地合いだからこそ狙えるリターン・リバーサルの売買や、高利回り株への資金流入が期待できそうだ。
米国市場ではS&P500が2,100ポイント乗せで史上最高値を更新するなど、外部環境は良好に傾いている。米国の年央の利上げ観測や、ギリシャ政府とEUとの交渉の進展が懸念材料となるが、それらに関しては目先的には予期せぬ悪材料とはなりづらい。
一方、2/18の日銀金融政策決定会合では金融政策は「現状維持」となったが、日銀による「生産」、「輸出」の上方修正が金利上昇につながった。緩やかな金利上昇であれば株式市場も吸収できるが、米国の長期金利を含め、急速かつ過度な金利上昇は将来的な株価調整の要因として考慮しておくべきである。
日経平均株価は2007年2月高値(18,300円)を上回った。図表1に示したのは東証一部の騰落レシオ(25日)である。一般的には120%以上を天井圏、70%前後を底値圏と判断する指標である。2/18現在、126.50%と過熱圏を示す水準まで上昇してはいるが、同指標と株価が同じタイミングでピークアウトするケースは少なく、むしろ過熱感が生じてからしばらく株価は上昇を続けることが多い。盛り上がりに欠ける売買代金からも、依然として過熱感があるとはいえず上値に伸びしろはありそうだ。

図表1:東証一部の騰落レシオ(25日)とTOPIX(2012.1-2015.2.18)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

二市場合計の信用残高(個人主体)は2月13日現在、前週比で売り残が499億円増加し、買い残は1,014億円減少した。買い残は昨年末以来の3兆円割れ。買い残を売り残で割った信用倍率は4週連続で低下し、12月中旬以来の低さとなった。足元のように買い残が減り信用倍率が低下することは、将来的な売り圧力が小さくなっていることを意味し買い安心度が高まりやすい。
TOPIX(東証株価指数)をベンチマークとする大口の投資主体に加え、個人投資家などの売買もここから一段と増す公算が大きい。良好な企業業績を背景に権利配当取りの動きを交え、売買代金は徐々に増加する展開が予想される。
NT倍率(日経平均株価をTOPIXで割って求める)は12.27倍(2/18)と、昨年10/30以来の水準まで低下。銀行株を中心とした内需系主力株の上昇がTOPIXに大きく寄与している。一方、海外投資家による2月第1週の日本株の売り越し額は2,364億円と大幅に増加。海外投資家の買いから始まるいつもの相場上昇局面とは雰囲気が異なる。国内の年金系を含めた機関投資家による先物売買なども活発化しているようだが、この先の相場上昇の持続力には海外投資家の動きが重要なポイントとなる。

日経平均株価(図表2)は25日移動平均線(17,550円、2/19現在)が上げに転じ、5日移動平均線(18,016円、2/19現在)をサポートに上昇基調を強める展開となっている。昨年12/8高値(18,030円)を起点とした上値抵抗線なども上回ったことで、1/16安値(16,592円)を起点とした新しい目先の上昇トレンドがどこまで伸びるかが焦点である。 昨年4月以降の値動きから考えられる上値メドは18,700円〜18,863円、19,388円〜19,500円処などがある。
基調に変化が生じやすいのは、昨年10月安値から12月安値までの日柄「42日」を先に当てはめた2/20前後、2013年5月高値から昨年4月安値までの日柄「221日」を先に当てはめた3/9前後、昨年4月安値から9月高値までの日柄「113日」を先に当てはめた3/13前後などが挙げられる。

図表3は、日経平均株価の長期のチャートである(終値ベース)。歴史的フシとなる2007年7月高値18,261円を上回った。バブル崩壊以降、高値を切り下げてきた下落波動だが、直前の主要な戻り高値をはじめて上回ったことで大きな変化が生じてくる可能性がある。
一方、注意が必要なのはTOPIXの2007年高値まではまだ遠い。日経平均株価が早すぎるのか、TOPIXが遅すぎるのか?日経平均株価はフシを超えても、TOPIXが超えられない場合はいずれ弱気のサインとなる。

図表2:日経平均株価と移動平均線 (日足、2014.3.4-2015.2.18)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成
図表3:日経平均株価の長期日足チャート(日足、1996.1.4-2015.2.18)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の主要な国内指標の発表は、1月20・21日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨(2/23)、1月失業率・有効求人倍率、1月家計調査、1月消費者物価指数、1月鉱工業生産(2/27)などがある。

一方、海外の経済指標では、独2月Ifo景況感指数、米1月シカゴ連銀全米活動指数、米1月中古住宅販売件数(2/23)、米12月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米2月消費者信頼感指数、イエレンFRB議長は上下両院で半期の金融政策報告に関して証言する予定(2/24〜25)、中国2月HSBC製造業PMI、米1月新築住宅販売件数(2/25)、米1月消費者物価指数、米1月耐久財受注、米12月FHFA住宅価格指数(2/26)、米10-12月期GDP改定値、米2月シカゴ購買部協会景気指数、米1月中古住宅販売仮契約(2/27)が発表される。
米企業決算の発表では、ホーム・デポ、トール・ブラザーズ、ヒューレット・パッカード、メーシーズ(2/24)、ダラー・ツリー、ロウズ・カンパニーズ、ターゲット、TJX、セールスフォース・ドットコム(2/25)、JCペニー、ギャップ、コールズ(2/26)などが予定している。

2/23にシリコンスタジオ(3907)がマザーズに上場する。ゲーム開発のためのミドルウエアとデジタルコンテンツの開発。技術者派遣も手掛けている。ディー・エヌ・エーグループ向けが主力。ミドルウエア製品の開発で培った三次元コンピューターグラフィックス(3DCG)技術とレンダリング(画像・映像などの生成)技術に基づき、ゲーム開発からゲーム関連の技術者派遣、人材紹介など幅広く事業を展開している。 ゲーム関連で複数の大手資本が株主として並び人気化の様相。今や斜陽なモバゲー向け主力といった不安はあるが、業績は拡大傾向のため問題ではないだろう。同社の後のIPO日程が少し空きそうなことも追い風だ。ただ吸収金額が30億円と荷もたれ感がある。初日値付かずは難しそうだ。

来週の注目銘柄(2015/2/23〜2/27)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1802

814円

697円

総合建設大手。都市開発・海洋開発・環境整備にも注力。手持ち工事は高水準。建設工事マージンは想定線。米建設「クレマー社」買収し、海外インフラをテコ入れ。太陽光発電など収益多様化を模索している。株価は昨年8月以降、13週移動平均線を挟みボックス相場が続く。信用買い残の積み上がりは上値を抑える要因にはなるものの、息の長い建設株相場の中で出遅れ感のある同社株はチェックしておきたい。日足では1月後半に下回った25日移動平均線を、再度上抜けにトライする局面に差し掛かったとみられ、商いの増加があれば素直についていきたいところだ。ターゲットは814円、ロスカットは697円

4042

605円

517円

塩ビ・ソーダ大手。同社は2月3日、2015年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結経常利益が423億円(前年同期比15.0%増)だったと発表。通期見通し(520億円)に対する進ちょく率は81%となった。ただ、発表後の株価は見通し据え置きを嫌気した売りで調整色を強めた。全体相場の好環境のなか、PERの割安感が下支えになる公算が大きい。日足の一目均衡表では基準線をサポートに下げ渋りの足となるかが注目される。急落時に増加した買い方の戻り売りをこなすことができれば、600円程度まではあっさり戻る展開が予想される。高値(666円)を超えるようだと、中期スタンスで908円処(1989年高値と2007年高値の中値)までは引っ張る価値ありだ。ターゲットは605円、ロスカットは517円

6770

2,890円

2,150円

電子部品大手。精密加工技術に強み。自動車関連に強い。スマホ向けカメラ用部品が世界最大手や中国向けに大幅増。車載・通信モジュールも伸長。米国クォルトレ社とセンサ事業を強化。市場全体の連動性高い。株価は13週移動平均線をサポートに順調。今週は一時26週移動平均線まで下押す場面もあったが、弱腰の買い方を振り落とし、身軽になった株価は再度上昇基調を強める公算が大きい。中長期のフシ2,500円は正念場である。上回ることができれば、IT相場時の高値3,500円まで主要な節目はない。信用買い残が高水準にあり、中長期のフシを上回った後の買い残減少あれば尚ベターだ。ターゲットは2,890円、ロスカットは2,150円

7494

796円

624円

紳士服量販店「紳士服のコナカ」などを展開。同社は2月13日、2015年9月期第1四半期累計の連結営業利益が10.4億円(前年同期比4.1%減)だったと発表。通期見通しは32億円と前期比42%の増益率を見込んでいる。株価は発表を受けて見直し買いが進んでいる。昨年10月安値548円は、2013年5月高値1,490円から「半値八掛け一割引」の水準である536円処とほぼ同じ水準である。決算発表をきっかけに昨年11月高値672円を上抜け、昨年10月安値を起点としたN字波動が確認できた直後である。つまり短期底を切り上げ、トレンドが上昇転換した可能性が高まった局面である。1月後半からの短い連続した陽線も見逃してはいけない。ターゲットは796円、ロスカットは624円

9422

1,200円

960円

伊藤忠系で携帯電話の卸売・販売。買収・合併で拡大路線へ。ドコモ販売店首位。新型iPhoneの販売や携帯周辺商材が牽引。配当性向は40%を目処。ポータル「nexi(ネクシィ)」の会員数は着実。株価は調整続くも、月足の一目均衡表の基準線をサポートに2月相場は買いサインの「下ヒゲたくり足か」。直近安値(962円)を起点とした反発はいったん調整を入れる可能性はあるが、1,000円処からの反発の兆しがあれば、底入れの可能性が高まる。信用の買い残の整理で戻り売り圧力が弱まる中、26週移動平均線上への早期浮上がカギ。PERの割安感が下支えするだろう。ターゲットは1,200円、ロスカットは960円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で2/18現在、時価総額が200億円以上、配当利回りが0.5%以上、PER23倍以下、PBR3.0倍以下、今期営業増益予想(日経予想)、株価が200日移動平均線を上回っていることをベースに、出来高の変化、話題性などを考慮しピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。

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