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2024-05-12 17:47:01

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週刊日本株式アウトルック

年初から下げが続いた日本株は「バイインメイ」になるか?

2014/4/25
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野 幸利

来週の株式見通し(2014/4/28〜5/2)

来週(2014/4/28〜5/2)の東京市場は押し目処を探る展開か。日経平均株価の予想レンジは14,200円-14,500円。国内の企業決算への反応はいまひとつであり、短期資金の流入も2日と続かない雰囲気だ。全体の売買代金も低迷しており、主力株が反発できる地合いではない。大手証券株を中心に内需株の低迷が市場全体のムードを悪化させている。

来週は4営業日となるうえ、翌週はゴールデンウィーク(GW)で株式市場は3日間の立会いのみ。日銀の金融政策決定会合や米国ではFOMC、米1-3月期GDP、4月雇用統計の発表など重要なイベントが多く控えており、週初から様子見ムードが強まる展開が予想される。

日銀が4/30に公表する「経済・物価情勢の展望(展望 リポート)」では、2015年度の物価見通しは現行の1.9%を維持する公算。物価見通しが下方修正となれば、追加金融緩和が株価の上昇要因になるが、外部環境が落ち着いていることや、FOMCを前に追加緩和は見送られる可能性の方が高い。

米国では、直近発表される米経済指標は強弱まちまちで景況感の方向感がつかみづらい。寒波の影響で落ち込んだ反動から、かさ上げされている可能性があり、米10年債利回りも2.7%前後から大きくかい離する動きに至っていない。一方、現在のもみ合いの起点となった2013年7月高値から4月の直近安値(2.594%)までが「41週」である。2012年7月に付けた最安値(1.379%)から「41週」が経過した2013年5月に安値(1.612%)を付けたあと、上昇に弾みがついた。来週発表される米1-3月期GDP、4月雇用統計の結果次第では、米10年債利回りの上昇や円安方向に影響を及ぼす展開はありえるだろう。

東京市場では低迷が続く内需株を横目に、トヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)など主力輸出株のリバウンド狙いに注目しておきたい。

日経平均は直近4年間、5月相場はすべて下落した。5月の東京市場はGW明けの動向が相場のカギを握っている。2012年までは3年連続でGW明けに急落。2013年は5月後半から急落し、6月安値まで3180円程度の下げに見舞われた。2010年に至っては、欧州ソブリンリスクに端を発する金融不安に加え、中国の金融引き締め観測や朝鮮半島問題の緊迫化、ドイツの空売り規制などの動きで下げに拍車がかかり、月間下落率は11.7%とリーマン・ショック直後の2008年10月(23.8%)以来の大きさを記録した。もっとも、2010年は3月まで上昇、2011年は2月、2012年は3月、2013年は4月まで上昇したあとの下げであった。今年は年初から下げ続けており5月は上昇との見方はできるが、「セルインメイ(Sell In May)」が有効とされる米国株次第であることに変わりはない。

国内発の材料がどうであれ、史上最高値まで62ドル程度(4/22現在)に迫ったダウ平均が高値更新となれば、今年の東京市場は「バイインメイ」になる可能性が高くなるだろう。

来週の国内の経済指標やイベントでは、3月商業販売統計(4/28)、3月鉱工業生産、3月住宅着工件数、日銀展望リポート、日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁会見(4/30)、4月新車販売台数(5/1)、3月失業率・有効求人倍率、3月家計調査(5/2)などが重要となる。
国内決算発表は、日立マクセル、ガンホー、OLC、三菱電、マキタ、NEC、パナソニック、TDK、京セラ、東エレク、JPX、東京ガス、KADOKAWA、大塚商(4/28)、大東建託、キリンHD、スタートトゥ、野村不HD、コロプラ、イビデン、富士フイルム、小林製薬、TOTO、富士通、エプソン、アルプス、村田製、日東電工、ユニチャーム、大和G、野村、東武、京成、JR東日本、ヤマトHD、郵船、商船三井、JAL、ANA、KDDI、関西電、ベネッセHD(4/30)、CTC、ローム、伊藤忠、セーレン、セプテーニHD、大崎エンジ、GMO(5/1)、アサヒ、出光興産、フォスタ電、三井松、アルペン、大塚家(5/2)などが予定している。

一方、海外の経済指標やイベントでは、米3月中古住宅販売仮契約、米4月ダラス連銀製造業活動(4/28)、仏4月消費者信頼感、ユーロ圏4月消費者信頼感確報値、FOMC(〜30日)、米2月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米4月CB消費者信頼感指数(4/29)、独4月失業率、ユーロ圏4月消費者物価速報値、米4月ADP雇用統計、米1-3月期GDP、米4月シカゴ購買部協会景気指数(4/30)、中国4月製造業PMI、米3月個人所得・個人支出、米4月ISM製造業景況指数、米3月建設支出(5/1)、仏・独・ユーロ圏4月製造業PMI確報値、ユーロ圏3月失業率、米4月雇用統計、米3月製造業受注(5/2)などが発表される。

図表:日経平均株価(2013/12/26-2014/4/24)
日経平均株価

出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

図表は、日経平均株価の75日移動平均線と一目均衡表の抵抗帯(雲)だけを掲載したものである。当面の上値メドを、3/7を起点に4/3高値を通る上値抵抗線とする見方ができるが、上値抵抗線まで上昇する波動は、4/11安値を起点に三波動構成(上げ、調整、上げ)になるはずである。そうだとすれば、来週は変化日となりやすい5/2に向けて調整が続くシナリオとなり、押し目買いの週となるのではないか。

一方、調整一巡後は上値抵抗線までの上昇が予想されるが、そのためには3月と4月の高値で上値を抑えられた75日移動平均線を超えられる材料が出てくるかがポイントとなる。75日移動平均線を超えられなければ、強く下に押し戻される可能性がある。その場合、75日移動平均線が下げ止まることが現時点で予想される5月後半(雲のネジレがある5/19前後)まで調整が長引くかもしれない。

来週の注目銘柄(2014/4/28〜5/2)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット株価(円)

注目ポイント

2450

1,410円

1,010円

ネットでの宿泊予約や外食予約を手がけている。高級感のあるホテルや旅館などに注力している点が特色。業績は増収増益基調。GW(ゴールデンウィーク)関連銘柄として連想が働きやすい上に、今年のGWは消費増税後で海外より国内の選好が強まると予想。また、増税後も個人の消費意欲が極端に落ち込んでいる傾向はいまのところみられず、株高効果や賃金上昇効果などからプチ贅沢感を求めるニーズをつかむと予想する。株価は3/20に付けた安値(1,031円)を切り上げて反発した。一目均衡表では上方の雲が目先の上値抵抗となるだろうが、1,100円処を下値で意識できれば動意が強まる展開が予想される、4/3戻り高値(1,223円)を上回れば二番底が確認され、上値余地が広がる。ターゲットは1,410円、ロスカットは1,010円

3665

8,300円

4,790円

服飾系のソーシャル通販サイト「バイマ」を展開。世界中のブランドを多数取り扱う。バイヤー数は世界100カ国以上、会員数もスマホ経由に順調に推移している。翻訳型の電子書籍の販売開始。先行投資費用を吸収し、利益成長ペースは加速へ。株価は2013年5月に形成した週足の連続上ヒゲから調整続くが、二段下げでも深押しなく底堅い。信用買い残減少で陽線が目立ってきたが、26週移動平均線付近の戻り売りこなすには出来高の増加は必要であろう。一方、日足の一目均衡表では雲を上方に抜け出した後、基準線が上昇に転じるタイミングに入る。株価もそれに順応できれば、4/3の戻り高値(6,800円)更新もあるだろうか。ターゲットは8,300円、ロスカットは4,790円

5269

550円

345円

NTT向けの電柱用ポールが想定超。道路擁壁や河川・港湾護岸に利用されるPC壁体も好調に推移している。今期以降もポールの更新需要に加え、復興需要やインフラ需要向けに土木コンクリート製品の拡大が見込まれる。株価は直近安値から七陽連を形成。2月後半以降の戻り高値を更新した。目先的な過熱感と一目雲下限が抵抗になり下押す場面も想定されるが、短期指標が好転しており押し目買いが鉄則だろう。信用買い残は重荷となるも、PBRに割安感あり。ここは立ち上がりの強さに注目したい。ターゲット550円、ロスカットは345円

6929

2,500円

1,390円

赤外線センサ国内トップシェア。世界でもシェア高い。省エネ、自動車の安全規制や安全走行ニーズなどが業績の追い風。好調なLED照明関係においては、製品開発の活発化と受注獲得に注力している。今期の為替レートは1米ドル=100円を想定。株価は1990年代前半から1000円〜2000円処の往来相場が続く。が、2002年安値(590円)以降の下値切り上げパターンに注目。出来高の増加が先高期待となっており、上昇転換が見込まれる12カ月移動平均線に向けて下げる陰線は、押し目買いが有効か。PBRは1倍近辺の水準にあり下値不安は少ない。ターゲットは2,500円、ロスカットは1,390円

8227

10,400円

8,600円

低価格のファッション衣料を展開。商品強化による収益回復を狙う。増税後は価格維持で採算は悪化するも、首都圏強化に加え、仕入れや物流効率化で影響軽減。良好な財務体質。JPX日経400採用銘柄。株価は2013年5月高値を起点に三段下げのパターンだったが、週足の下ヒゲでセリングクライマックスを通過した。75日移動平均線や9000円台をあっさりと回復し、2/25高値を起点とした下落トレンドラインのブレークで下値固めも完了。出来高の増加の勢いはまだ鈍いが、2/25高値9,420円を上回ったばかりだ。短期的な押し目はあっても、下落トレンドから上昇に転じた可能性があるため、押し目買いを意識したい。中期的には2013年高値12,880円超えもありえるだろう。短期的なターゲットは10,400円、ロスカットは8,600円

  • 出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成
  • 注目銘柄採用基準・・・ 東証上場銘柄で4/23現在、時価総額が200億円以上、今期増収・増益予想(経常利益、東洋経済予想)、信用買い残が4/18現在で前週比減少した銘柄の中から、売られ過ぎや話題性を考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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  • 本レポートは、株式会社DZHフィナンシャルリサーチ(以下、「DZH」と称します)により作成されたものです。本レポートは、DZHが信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、DZHはその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、DZHで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。DZHは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
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