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2019-09-20 02:10:52

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週刊日本株式アウトルック

日経平均、配当落ち分を埋め戻せるか

2014/3/20
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野 幸利

来週の株式見通し(2014/3/24〜3/28)

来週(2014/3/24〜3/28)は反発が予想される。日経平均株価は14,000円台前半での値固めのあと、上か下かに振れやすいタイミング。3/27の権利落ち分を即日埋め戻せるかが注目される。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では、量的緩和(QE)による資産買い入れ額は国債とMBS合わせて100億ドル縮小となったほか、声明文でフォワードガイダンスにおける失業率の閾値(6.5%)の削除が決定された。ここまでは市場予想通りだったものの、四半期経済予測でFOMC参加者の利上げ見通しが2015年末で1.00%(2013年12月時点:0.75%)、2016年末で2.25%(同:1.75%)へ引き上げられたことや、イエレンFRB議長が今秋にQEが終了した後、その6ヶ月後にも政策金利を引き上げる可能性があると指摘した。予想より早い利上げを意識し、当日の米国株は下落したが下げ幅は限定的であった。今後は寒波の影響がなくなる米景気に対する現状認識や、期待感が米国市場の上昇を後押しする公算が大きい。これまで膠着感を強めた米10年債利回りにやや上昇の兆しが出てきており、ドル買い・円売りの環境が整いつつある。
一方、クリミアのロシアへの編入をきっかけに、ロシア周辺国における分離・独立運動へ波及しかねない状況であるほか、経済制裁などを通じた欧米とロシアの対立の長期化を懸念するムードは残りそうだ。

来週は3/24に中国3月HSBC製造業PMI(図表1)が発表される予定。1月に好不調の分かれ目となる50を下回り、2月は48.5に一段と低下した。3月の市場予想は48.7(3/20現在)とやや改善を見込んでいる。中国の景気減速や理財商品のデフォルト懸念などが強く意識されているだけに、予想以上に改善できるかが注目される。国内が連休中の米国株が堅調であることに加え、中国景気への懸念が一時的にでも和らげば、東京市場の反発力を強める要因となる。

図表1:HSBC中国製造業PMI(2011/8-2014/2)
HSBC中国製造業PMI(2011/8-2014/2)

出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

3/27は3月期決算銘柄の配当・優待の権利落ち日に相当する。SQ算出日の日経平均株価の終値がSQ値を上回ると、その後の相場が堅調となるように、権利落ち日には配当落ち分を埋め戻して上昇すると、その後の相場が堅調になるアノマリーが存在する。
2012年のケースは、前日に大幅高となっていたことや、欧米・アジア株安、為替相場がやや円高に振れていたことが嫌気され下落した。権利落ち分の大半を埋め戻すことができず、前日を起点に年後半まで調整が続いた。一方、2013年はアジア株高や日銀の追加緩和期待などから下値では押し目買いが入る底堅い展開となり、配当落ち分を即日埋め戻した。直後の微調整はあったものの、4月からの加速相場につながった。
アノマリーの直接的な関係はどうであれ、埋め戻しに成功することは心理的にはポジティブに作用する。足元は軟調な地合いが続いているだけに、埋め戻しに成功し新年度相場への期待につなげたいところ。ただし、権利落ち分を超過する形で下落すると、リスクオフのムードを一層強める公算が大きい。今後の相場動向を展望するうえでも、重要な日になりそうだ。
TOPIXをベンチマークで運用する年金は、配当落ちに伴う運用資産とベンチマークのリターンの乖離を極力小さくしようとするため、権利付き最終日に配当落ち分を先物買いで手当てする。それらパッシブ系運用に関する配当落ちに伴う再投資資金の流入期待は下支え要因となる。

来週の国内の経済指標では、大証・東証デリバティブ市場を統合し大阪取引所に集約(3/24)、2月企業向けサービス価格指数(3/26)、2月労働力調査・有効求人倍率、2月全国消費者物価指数、2月家計調査、2月商業販売統計(3/28)などが重要。
一方、海外の経済指標やイベントでは、中国3月HSBC製造業PMI、3月仏・独・ユーロ圏PMI速報値、米2月シカゴ連銀全米活動指数、核セキュリティサミットで日米韓首脳会談の可能性(〜25日、オランダ)(3/24)、独3月Ifo景況感指数、米1月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米1月FHFA住宅価格指数、米3月リッチモンド連銀製造業指数、米2月新築住宅販売、米3月CB消費者信頼感指数(3/25)、米2月耐久財受注(3/26)、中国2月工業利益、仏3月消費者信頼感、米10-12月期GDP確報値、米2月個人所得・個人支出、米3月ミシガン大学消費者信頼感指数改定値(3/28)などが注目される。

来週は4社がマザーズに新規上場を果たす。3/25にマザーズに上場するみんなのウェディング(3685)は 結婚式関連の情報サイトの運営。結婚式場や式場の口コミ、実際の費用明細などウェディングに関する情報を提供しているほか、多様化するウェディングスタイルの実現を支援している。式場サイトは競合がひしめき、特に同社が技術的優位に立つわけでもない。利益水準に見合わない株価でもあるロックアップ解除価格の4,200円を超えれば、投資ファンドからの売りで上値は抑えられやすい。もともとの吸収金額も大きく、需給はそれほど軽くない。公開価格に対して1.5倍をメドに初値は決まると考える。
一方、3/26にマザーズに上場するディー・エル・イー(3686)はデジタルコンテンツの企画開発や映像制作などを手掛けている。テレビ放送や携帯電話に向けた映像の企画開発や映像制作から、グッズ・ゲーム化、イベント運営などまで総合的に展開している。代表作の「秘密結社 鷹の爪」は深夜アニメで公開され、反響を呼んだ作品。原作者の蛙男(フロッグマン)こと小野亮氏が取締役を務めている。話題性があるうえ、今期の業績は急拡大しているが、メディアから注目のサイバーダインと同日上場になる点は気になるところだ。
同日にマザーズに上場するサイバーダイン(7779)は 医療・介護福祉・生活支援分野などで活用されるロボットスーツの研究開発・製造・販売および製品を利用したサービスの提供をしている。筑波大学発ロボットベンチャー。業績推移は一向に赤字を抜け出せる気配がないが、ロボット関連銘柄の急騰ぶりからして、冷静な業績分析は役立たない。近未来的な事業内容かつ、これまで株式市場ではなかったロボットスーツというテーマ性、さらに散々メディアでも紹介されてきた知名度の高さからして、お祭り騒ぎの買いが殺到しそうだ。昨年のリプロセル以上の売買代金になる可能性さえある。
3/28にマザーズに上場するエスクロー・エージェント・ジャパン(6093)は、不動産取引にかかるシステム提供および金融機関からの事務請負などを展開。日本での不動産取引は複数の専門家によるバラバラの手続きが必要だが、米国流のワンストップで完結するプラットホームを目指したのが事業の特徴だ。これまでにない新奇性を帯びた事業内容かつ吸収金額の少なさによって人気化しそうな条件がそろう。

日経平均株価の予想レンジは14,100円-14,900円。今週は上昇が一服した200日移動平均線(14,505円、3/19現在)が戻りを抑える要因になった。来週前半はダメ押しが入る可能性はあるが、順調であれば200日移動平均線が下げ止まり、再び上向きに転じる。3/19の取引時間中に付けた高値(14,663円)を上回れば、上昇に弾みがつく可能性がある。
図表2は終値ベースのラインチャートである。2/4安値(14,008円)を起点に下値を切り上げながら、3/7高値(15,274円)まで戻した。3/7高値は1月下旬から2月上旬にかけて急落したときに割り込んだ「ライン2」の節目にあたる。12/30高値(16,291円)を起点とした調整が終了したのか、まだ深い調整が待っており今はその中継場所なのか?
3/17に14277円まで調整したが、「ライン3」を割り込まず、再び上昇に転じられるか。このまま「ライン2」を越えられれば、「ライン1」(高値更新)に向けて強気継続との見方が強まり、売買代金の増加にもつながりやすい。逆に、「ライン3」で下げ止まることができなければ、12,740円〜13,000円付近まで深押しの展開が予想される。

図表2:日経平均株価の日足(2013/1/4〜2014/3/19)
日経平均株価の日足(2013/1/4〜2014/3/19)

出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の注目銘柄(2014/3/24〜3/28)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット株価(円)

注目ポイント

2670

5,060円

3,960円

靴小売「ABCマート」を展開。メンズ・レディース・スポーツ用を中心とした堅調な既存店売上を市場は再評価。円安コスト増や、消費増税の影響で一時的に客数減少は懸念材料だが、中高価格帯スニーカーや海外客向けが支え。メーカーと共同しアイデア品を多用。米国子会社が寄与。アジア販売にも勢い。株価は長期N字波動では順張りトレンドフォロー続く。足元は割安感に乏しいが、値ごろ感は十分。直近高値(4,515円)を上回れば、底入れ確定。海外投資家からの注目度高い。ターゲットは5,060円、ロスカットは3,950円

6077

27,400円

17,600円

精神疾患向けに対応した訪問看護が主力。医療連携などを含めた居宅介護事業を展開。参入障壁高いビジネスモデルで民間競合がいない。中核都市への拠点拡大、看護師数や訪問件数の増加により業績拡大図る。株価は高値圏強含みで上場来の強気トレンド続く。13週移動平均線から上放れ、押し目は買いスタンス継続か。信用の買い方の体力も温存。PERに割高感あるも、需給面の後押しが成長性イメージ高める公算が大きい。上場来からのN字波動はN計算値を通過しV計算値22,780円をほぼ達成、次はE計算値27,400円処を目指す公算が大きい。ターゲットは27,400円、ロスカットは17,600円

7003

300円

197円

造船・重機大手。船舶用エンジンは国内最大。FPSO(浮体式石油生産貯蔵積出設備)の建造工事や、ばら積み貨物船など一般商船の受注高が増加傾向。船価も底入れ。船舶関連事業の構成比が高く、市況底打ちの恩恵大。子会社である三井海洋開発の業績拡大にも期待。株価は26週移動平均線を意識し、もみ合い継続中。日足でも25日移動平均線をサポートに大きな崩れなく、相場反転時に対して敏感に反応できる可能性が高い。1月高値237円を越えられれば、2009年高値264円ほか、2008年のレンジ中値333円まで主要な節目はないと考える。ターゲットは300円、ロスカットは197円

7832

3,150円

2,170円

家庭用ゲームソフト、ネットワークコンテンツが想定超。家庭用は「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」や「GOD EATER 2」などがヒット。今後は男児向け「妖怪ウォッチ」の関連玩具が国内利益拡大をけん引へ。アジア圏向けオンラインゲームの積極展開に期待か。2014年度以降の北米コンテンツ事業にも期待が大きい。第3四半期の連結営業利益は通期見通しに対する進ちょく率が95%に達したが、株価は予想据え置きに失望売りの場面も。ただ、持ち直し早く13週移動平均線上に復帰後も底堅い。2007年高値(2,155円)を越えたことで中長期視点では、3,500円程度もありえる。短期的には大商いとなった1月高値2,557円越えが焦点で、越えれば倍返し。ターゲットは3,150円、ロスカットは2,170円。

9432

6,650円

5,400円

通信業界のガリバー的存在。NTT東西はコスト削減で改善傾向だが、音声収入、光サービス収入を取り巻く状況はいずれも厳しい。利益の約70%を占めるNTTドコモは浮上の兆しはあるも、苦戦続く。政府による放出は自社株買いで買い支え。株主還元策の強化やグローバル・クラウドを中心に海外展開に期待したい。株価は3/13に昨年来高値(分割後の高値)6,009円まで上昇し、2008年高値5,810円をブレーク。次の主要な節目は6,800円までない。全体の相場の下落につられる形で押し戻される格好となったが、26週移動平均線をサポートに順調に上昇基調が続く公算が大きい。ターゲットは6,650円、ロスカットは5,400円

  • 出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成
  • 注目銘柄採用基準・・・ 東証上場銘柄で3/19現在、時価総額が200億円以上、株価が上昇基調の52週移動平均線を上回る銘柄の中から、売られ過ぎや話題性を考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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