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2019-06-26 19:32:52

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週刊日本株式アウトルック

個別物色で幕間つなぎ、全体は買い場探し

2013/12/6
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野 幸利

来週の株式見通し(2013/12/9〜12/13)

来週(2013/12/9〜12/13)は円安一服や欧米主要指数の戻りの鈍さが上値の重荷だが、日本株は買い場探しの局面となろう。週末の12月限先物・オプションSQを前に先物主導で神経質な展開が予想され、週間の方向感も米11月雇用統計の結果を通じた米国株の動向がカギとなる。特に来週は、全体相場と個別物色を切り離して考えたほうがよさそうだ。
当面は、米景気回復期待を織り込む相場展開が予想され、今月後半からは日本株も輸出関連中心に見直し買いが広がる公算が大きい。ただし、急速な米金利上昇は波乱含みになるとの警戒が必要となる。
一方、欧米株の調整でも上海総合指数は買い優勢となっており、9/12に付けた戻り高値2270ポイントが視野に入ってきた。高値更新するケースなどは、新興国関連色が強い銘柄群の動きにも注目したいところ。また、国内でも株高を通じた資産効果で消費が刺激され、ようやく企業の設備投資が増加基調にあり、マクロ面で株価一段高を裏付けるムードが出てきた。来週の経済指標に関しては、11月景気ウォッチャー調査での先行きに対するマインドの改善や、特に10月機械受注などが設備投資の先行指標として注目される。

国内の経済指標やイベントでは、10月国際収支、7-9月期GDP 改定値、11月景気ウォッチャー調査(12/9)、10-12月期法人企業景気予測調査、10月第三次産業活動指数、11月工作機械受注(12/10)、10月機械受注、11月国内企業物価指数(12/11)、11月都心オフィス空室率(12/12)、12月限メジャーSQ算出日(12/13)などが重要。
一方、海外の経済指標では、中国11月消費者物価指数、生産者物価指数(12/9)、中国11月鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、EU財務相理事会(12/10)、米11月財政収支(12/11)、米11月小売売上高(12/12)などが発表される。

新規上場ではマザーズ市場に5社が予定されている。そのうちで注目度の高い、ホットリンク(3680)はブログ・ツイッターなどのソーシャル・ビッグデータ活用を支援する、クラウドサービスを提供している。新奇性の高い事業内容で人気化要素は盛りだくさん。とりわけ目を引くのは他社との資本提携が多い点で、中でも米セールスフォース・ドットコムの存在は大いに材料視されそうだ。かつてセールスフォースとの提携をきっかけに、シナジーマーケティングやネットイヤーグループの株価が十倍程度に化けたことはまだ記憶に新しい。
一方、ブイキューブ (3681)はテレビ会議システム大手。ウェブ会議やオンラインセミナーなどに代表される、文字や音声だけでなく、映像も含めたコミュニケーションサービスを提供している。テレビ会議市場では大手の一角を占め、専業としての上場は初。米インテル系の出資を受けていることで、注目されやすい要素は持っている。日程的には上場ラッシュでそろそろ初値天井の銘柄も出始めている頃であるが、年末まではかなり強い地合いが維持されることを前提にひとまず堅調な展開を想定したい。

日経平均株価の予想レンジは14,800円〜15,500円。図表1は、前回同様に日経平均株価の週足チャートである。1996年6月高値(22,750円)を起点とした長期の上値抵抗線、5/23高値前後でいったん押し戻されるシナリオなども濃厚となってきたが、下方で形成した三角もち合い(7/19高値を起点とした上値抵抗線と6/13安値を起点とした下値支持線)を上放れたあとの単なる揺り戻しの可能性が高く、7/19高値(14,953円)、13週移動平均線(14,666円、12/5現在)、26週移動平均線(14,247円、同)などに下げがとどまる可能性が高いとみられる。
ただ、そのケースになると、次に上昇に向かうときに節目となるのは、5/23高値と戻り高値をつないだ上値抵抗線や上述した長期の上値抵抗線となる。それらの上値抵抗線と6/13安値を起点とした下値支持線とで、2月頃に向けより大きな三角もち合いを形成していくシナリオなども想定できる。

図表1:日経平均株価(週足、2013/1/4〜2013/12/5)
図表1:日経平均株価(週足、2013/1/4〜2013/12/5)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の注目銘柄(2013/12/9〜12/13)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット株価(円)

注目ポイント

2193

4,500円

3,250円

ユーザー投稿レシピを核とした料理サイト「クックパッド」を運営。消費者からの認知度高く、広告事業と会員事業が柱。日本最大のレシピ数を誇る。2014年4月期の第1四半期売上高は28.7%増(前年同期比)。第2四半期決算発表予定は12/6。前四半期からの売上高の伸び率などに注目したい(直近4四半期平均は6.5%増)。株価はもみ合いが続いているが、25日移動平均線をサポートに押し目買い意欲は強い。11/22高値3,525円を上回れば、上値メドは11月安値からのN計算値3,700円前後。V計算値なら3,780円付近となる。10/2高値3,790円を上回る勢いがあれば、当面はロング継続でもよい。ターゲットは4,500円、ロスカットは3,250円。

4661

16,200円

14,620円

テーマパークのガリバー的存在。東京ディズニーランド・シーを中心にホテルや商業施設の運営も。TDL30周年の反動減により来期に懸念残るが、キャッスル・プロジェクション「ワンス・アポン・ア・タイム(開業時期2014年5月29日)」、「ジャングルクルーズ(同2014年秋)」などの新規アトラクション導入でカバー。2014年4月の新中期経営計画でパーク拡大などの新たな戦略に期待。株価は15,000円前後で値固め。上昇基調の52週移動平均線をサポートにもみ合い反転局面へ。ターゲットは16,200円、ロスカットは14,620円。

5707

405円

312円

亜鉛のリーディングカンパニー。昭和12年創業。鉱山開発から金属製錬まで一貫して手掛けている。自動車、家電、構造物、建築材料の表面処理や部品など用途は幅広い。上期の金属市況は低迷が続いたが、亜鉛・銀の増販に加え、円安効果大。通期の為替前提は1ドル=98.40円。メガソーラー発電事業に参入。株価はリーマン・ショック直後の戻り高値から長いもみ合い。高値と安値を切り下げる動きが続いたが、6月安値は直前安値を切り上げて反転。信用買い残もそれほど多くなく、9月高値334円を更新したばかりで上値余地大。年初来高値419円をクリアできれば、中期視点で600円台も。ターゲットは405円、ロスカットは312円。

6701

270円

208円

通信インフラ設備で国内大手。国内ITサービス、インフラ投資の上期受注は想定超。Windows XPの更新需要も顕在化。通期営業利益1,000億円の確実な達成を目指す。携帯電話事業の見直しやルネサスエレクトロニクスの非持ち分法適用会社化など、事業ポートフォリオ見直しで来年度以降の成長に期待。電気自動車向け蓄電池の充放電を個別制御する技術を世界初開発。株価は月足上の「赤三兵」示現で長期底打ちサイン。4月高値295円を起点に調整続くも、12ヶ月移動平均線が支え。25日移動平均線の上昇転換で短期もち合い上放れに繋がるかが焦点だ。ターゲットは270円、ロスカットは208円。

7999

550円

454円

業務用大型プリンタで最大手。米3Dシステムズの正規代理店。輸出型企業で円安は業績押し上げ要因のほか、コスト削減も寄与。海外はアジア、アフリカ向けにも拡販強化へ。株価は長期底固めからの上昇はまだ序盤戦。一目均衡表では三役好転に続き、遅行スパンが雲抜けなれば再動意の公算も。もみ合い放れで2012年高値585円を上回れば、主要なフシは758円まで見当たらない。株価の低位は魅力だが、出来高の増減に株価の上げ下げ連動しやすい。ターゲットは550円、ロスカットは454円。

  • 出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成
  • 注目銘柄採用基準・・・東証一部で時価総額400億円以上が対象。12/4現在で12ヶ月移動平均線を上回っている銘柄の中から、話題性や最近の物色の流れを考慮した。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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