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週刊日本株式アウトルック

お盆週の騰落は月後半の投資家心理に影響大

2013/8/9
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野 幸利

来週の株式見通し(2013/8/12〜8/16)

来週(2013/8/12〜8/16)の東京株式市場は底堅い展開が予想される。弱含む場面では日銀によるETF買いへの期待や、堅調な企業業績を背景に選別しながらも下値買い意欲は強そう。一方、国内ではお盆の週にあたり、売買代金の増加は見込みづらい。欧州や中国景気にやや持ち直すムードが出てきた点は下支えになるが、主力大型株の上昇が全体相場をけん引するためには、売買代金の増加や為替市場の安定が必要であろう。
そういった意味でも、引き続き主要国の経済指標に注目したい。国内の経済指標では、4-6月期GDP、7月首都圏新規マンション発売(8/12)、6月機械受注(8/13)などが発表されるが、良好な結果であっても不動産や機械など一部の業種にはインパクトはあるかもしれないが、全体相場を押し上げる要因にはなりづらい。むしろ、欧州の経済指標に底打ち感が広がることや、米小売売上高や米住宅関連指標などが好調を維持できるかがポイントとなる。米10年債利回りは2.6%前後で高止まりが続いており、緩やかな金利の上昇は円安・株高には支援材料となる。

米国の経済指標では、米7月小売売上高(8/13)、米8月NY連銀製造業景気指数、米8月NAHB住宅市場指数、米8月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(8/15)、米7月住宅着工件数・許可件数(8/16)など。欧州では、ユーロ圏6月鉱工業生産、独8月ZEW景況感指数(8/13)、独4-6月期GDP、ユーロ圏4-6月期GDP(8/14)などが発表される。

図表1:日経平均株価のお盆週と8月陰陽の関係

お盆週変動率

8月変動幅

ローソク足

2000年

1.01%

1,076.66

陽線○

2001年

-2.47%

-1,207.13

陰線●

2002年

-2.12%

-293.29

陰線●

2003年

5.75%

696.89

陽線○

2004年

-1.96%

-192.66

陰線●

2005年

0.25%

506.18

陽線○

2006年

3.48%

753.24

陽線○

2007年

-8.89%

-600.11

陰線●

2008年

-1.13%

-203.70

陰線●

2009年

1.78%

137.30

陽線○

2010年

-4.03%

-750.58

陰線●

2011年

-2.73%

-951.84

陰線●

2012年

3.05%

217.87

陽線○

日経平均株価の予想レンジは13,500円−13,900円。ところで、お盆の週と8月月間の騰落には面白い関係がある。
図表1は、日経平均株価のお盆の週と8月のローソク足の陰陽などを示したものである。2000年〜2012年までの13年間、お盆の週に上昇すると8月の月間のローソク足は陽線(始値よりも終値が高い)になる、お盆の週に下落すると8月の月間のローソク足は陰線(始値よりも終値が低い)になる傾向が続いている。
お盆の週の騰落の方向が、月末にかけての投資家心理に及ぼす影響度合いが大きいということ。そして、2013年は前回指摘したように、来週(2013/8/12〜8/16)以降は週足のチャート上で重要なポイントを迎える。

  • ※8月変動幅は終値−始値で算出
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

図表2は、日経平均株価の週足の一目均衡表である。一時的に横ばいになっている転換線(13,684円)や基準線(13,503円)が来週(2013/8/12〜8/16)から上昇基調に入る。特に順調であれば、転換線は8月最終週に強い上昇となり、株価上昇を後押しする可能性がある。そのまま9月に入れば、2013/9/7は2020年のオリンピック開催地が決まる。日本時間では2013/9/8早朝となる予定。仮に8月後半から反発できれば、オリンピックの東京開催決定を通じて、2013年5月高値(15,627円)の更新につながるシナリオが現時点での最も強気のシナリオだろう。海外投資家も東京で開催が決まれば、日本株買いを再開させるだろう。
一方、上記はあくまでもアノマリーに準じた考え方であり、足元の日経平均株価の軟調な動きが来週(2013/8/12〜8/16)も続けば、月末に向けて2013年6月安値(12,445円)を割り込む可能性も十分考えられる。

図表2:日経平均株価の週足
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の注目銘柄!(2013/8/12〜8/16)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット株価(円)

注目ポイント

2587

4,230

3,330

サントリーグループの飲料・食品部門。8/6発表の1-6月期決算では通期予想を据え置き。ただ、最需要期を前に進ちょく率は40%に達した。国内では「伊右衛門」や「サントリー天然水」「GREEN DA・KA・RA」など重点ブランドが成長。製造原価や物流費などのコスト削減も寄与。海外でもアジアの大幅な伸長を中心に全エリアで堅調。上場後約1ヵ月経過したということで、全体需給悪相場のなか改めて注目。ターゲットは4,230円、ロスカット3,330円

4114

1,190

992

高吸水性樹脂で首位。4−6月期の連結営業利益は前年同期比で7割減。2012年9月末に爆発した姫路製造所の生産停止で主力の紙おむつ用樹脂や原料のアクリル酸化の販売が落ち込んだが、稼働率は現在の5割前後から8月中には65%前後に高まる見通し。株価は2012年の急落や、先日の観測記事の段階で悪材料織り込み済み。2011年高値1,100円を上回ったあとは調整だが、短期的には三角もち合いを形成中。新たなトレンド発生なら2006年高値1,503円が視野に。ターゲットは1,190円、ロスカット992円。

5262

1,000

544

下水道向けヒューム管でシェア1割。道路・下水道など全国レベルでの耐震化需要が追い風。首都圏で雨水対策用の土木コンクリート製品が好調なことや、耐震意識の高まりで学校向けに高強度のコンクリート製品の販売が伸びたことで、4−6月期の連結経常利益は前年同期比2.6倍になったもよう。信用買い残は重荷ではあるも、PERとPBRの割安感が下支え。株価は節目である2006年高値590円をクリア。大台替わりの1,000円や、2001年安値から2006年高値までの上昇幅506円を2006年高値に加えたE計算値1,090円処まで上昇余地が広がった。ターゲットは1,000円、ロスカット544円。

6417

6,100

4,220

パチンコ機製造大手。今期の販売計画は強気。パチンコ機「フィーバー機動戦士ガンダム」や「パチスロ 創聖のアクエリオンU」が足元の業績をけん引。パチンコファン人口が減少するなか、パチスロにおける存在感の向上やブランドの確立目指す。定番タイトルの拡大が業績安定のカギ。株価は2006年高値8,250円から長期低迷続くが、月足の一目均衡表では遅行線が好転。2013年5月以降のもみ合いから一段高で雲越えにチャレンジへ。信用売り買いきっ抗で需給面の不安に乏しい。ターゲットは6,100円、ロスカット4,220円。

6707

1,000

406

電源3社の一角。自動車市場向けパワー半導体、中国エアコン市場向け半導体需要、韓国家電メーカーの冷蔵庫や洗濯機向けコンプレッサーICに対する需要が堅調。最近上昇が目立った新電元工業(6844)の上昇から連想しやすい。株価は長期的には2006年高値から低迷したあと、2013年5月高値604円でようやく2011年の戻り高値587円を更新した。2013年5月高値604円から3割下げた水準から反転に転じ、長期底入れ確認後の短期的な押し目に注目したい。ターゲットは1,000円、ロスカット406円。

7517

1,750

1,240

独立系の電子部品商社。スマホ関連ビジネスや液晶テレビ関連などが想定以上。インドでの白物家電向け射出成型部品事業や2013年3月に買収したインドネシアの自動車部品メーカーなどの貢献を見込む。今後も更なるM&Aを通じて業容拡大へ。株価は2010年高値1,511円を前に足踏みだが、月足の一目均衡表では三役好転を示現。1,300円前後までの調整は想定しつつも、2010年の高値更新を想定し順張りスタンスが有効か。ターゲットは1,750円、ロスカット1,240円。

7832

2,100

1,560

玩具メーカー大手。4-6月期は営業減益だが予想以上に落ち込みが小さく、強みのコンテンツ事業が全体を支え。家庭用ゲーム「太鼓の達人」シリーズや「逃走中」のリピート販売が好調。「獣電戦隊キョウリュウジャー」などの定番キャラクターや、女児向けキャラクター「アイカツ!」などの商品群が拡大。株価は26週線をサポートに切り返し。2013年5月高値1,885円を上回れば、2007年7月高値2,155円が次の節目。ターゲットは2,100円、ロスカット1,560円。

  • 出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成
  • 注目銘柄採用基準・・・東証一部で時価総額が100億円以上、8/8前場引け段階で25日移動平均線を上回っている銘柄、予想配当利回りが1.0%以上。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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