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週刊日本株式アウトルック

中小型株にシフト、主力株は上値重いか

2013/7/5
提供:DZHフィナンシャルリサーチ  日本株情報部 東野 幸利

来週の株式見通し(7/8〜7/12)

来週の東京株式市場は伸び悩む展開が予想される。日経平均株価は5/23高値〜6/13安値までの取引時間ベースの半値戻し(14,179円)を上回った。短期的な過熱感に加え、新規材料に乏しく積極的に上値を買いづらい。中国の短期金融市場はひとまず落ち着きを取り戻したが、上海株の不安定な動きは続きそう。また、欧州の一部の政情不安が金融市場に悪影響を及ぼしかねない懸念なども重荷となる。堅調な経済指標を背景に米10年債利回りが高止まりしており、さらなる金利の上昇局面では新興国からの資金流出懸念につながりやすく注意が必要だ。
一方、国内では7/21に参議院選挙があり、それまでは政策期待が下支え要因。ドル円相場が1ドル99円〜100円で定着していれば、業績改善期待から輸出株の下値では見直し買いが入りやすい。よって、日経平均株価は買い一巡後には直近上昇分の調整を入れる展開が予想される。

国内企業の4−6月期の決算発表は7月下旬からスタートするが、米国では来週から一足先に主力企業の決算発表がスタートする。ブルームバーグによれば、米S&P500社ベースで、一株当り利益の伸び率は前年同期比6.5%増と、1−3月期の実績(26%増)に比べて鈍化する見通し。トップバッターのアルミニウム大手のアルコア(7/8)が商品市況の下落を背景に、予想に対してどのような着地を示すかが注目されよう。そのほか、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ(7/12)が予定している。
米国の経済指標では、5月消費者信用残高(7/8)、7月ミシガン大学消費者信頼感指数(7/12)。中国では、6月の消費者物価指数や生産者物価指数(7/9) 、6月貿易収支(7/10)が発表される。国内では、6月景気ウォッチャー調査(7/8)、6月工作機械受注(7/9)、5月第三次産業活動指数 (7/10)、5月機械受注(7/11)などが発表される。日銀短観で示された大企業の業況判断の改善に続き、結果次第では相場を動かす要因になろう。日銀金融政策決定会合 (〜11日) では、展望リポートの中間評価の内容が金融市場に影響を与えそうだ。週末は7月限のオプションSQ算出日となる。SQ前後が相場の転換点になるケースが多いことや、週末の終値がSQ値を上回れば、翌週は上昇するというアノマリーもある。
以上を踏まえ、海外の政情不安が落ち着きを取り戻したとしても買い材料に乏しく、全体的な底上げ相場は期待できない。東証一部は出遅れ物色にとどまるだろう。

図1:日経平均株価の週足(2010年1月〜2013年7月)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の日経平均株価の予想レンジは13,600円−14,400円。5日移動平均線と75日移動平均線のゴールデンクロスに続き、25日移動平均線(13,277円、7/4)が下落から上昇に転じ強気サインが点灯した。いったん下押す可能性はあるが、押し目買いのスタンスで臨みたい。
図1は、今後の日経平均株価の動きを予測した。「N波動(安値更新)」、「P波動(高値圏もち合い)」、「V波動(早期に高値更新)」の3つパターンが考えられるが、半値戻しをクリアしたことで、「P波動」、「V波動」の強気パターンの可能性が高まった状況である。日柄面では、2010年4月高値〜2011年11月安値までの「86週」を先にあてはめた7月第2週前後で基調に変化が生じる可能性が高く、3つパターンの判断の分かれ目として重要である。

図2:東証一部の1日当たりの売買代金
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

例年、7月〜8月は売買代金が減少する時期である(図2)。今年も夏後半に向け減少傾向が続くとみるならば、日経平均株価に連動しやすい主力大型株は高値圏でもち合いと判断できる。
一方、日経ジャスダック平均は5月高値(2,140.59円)からの急落後の戻り高値(6/12、1,827.56円)を上回り、短期的な二番底(ダブルボトム)が完成した。日経平均株価やTOPIXに先行する値動きとなっており、主力株が手掛けづらい中、中小型株物色が再燃する公算が高い。そういった観点から、ジャスダック市場の中でも特に流動性の高い「J-Stock(売買代金や時価総額などについて一定の基準を満たした銘柄)」から注目銘柄を挙げた。

来週の注目銘柄!

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット株価(円)

注目ポイント

1407

3,900

2,820

太陽光発電設備の大手。国策の影響を受け、メガソーラーを含む産業用発電システムの需要が飛躍的に拡大。新年度より再生可能エネルギーの固定買い取り価格は引き下げられたものの、引き続き企業の関心は高く、下期も事業環境は良好。PERやPBRに割安感はないが、株価は13週移動平均線をサポートに高値圏で強含み。

2461

4,750

2,360

アフィリエイト(成果報酬型)広告サービス「A8.net」・「Moba8.net」を展開。月次ベースでは、主力のパソコン向けに加え、スマホ向けの広告が利益をけん引。ネット通販会社や金融向けが好調に推移している。PERやPBRに割安感はないが、株価は13週移動平均線をサポートにもみ合い上放れ期待。高値更新後は倍返しが上値メド。

4819

445,000

289,000

スマートフォンの普及を追い風にインターネット広告収入と決済サービスが想定以上。クレディセゾンが発行済み株式の1%強を取得する見通し。ベンチャー企業の投資育成事業や広告マーケティング事業を共同で展開へ。株価は26週移動平均線サポートに半値戻しをクリア。信用買い残の整理が課題だが、一目均衡表では三役好転の強気入り。

5970

4,450

2,190

自動車車体プレス部品メーカー。ホンダ系。富士重工やマツダなどにも納入。海外の生産拠点の立ち上げ、既存拠点の生産能力を増強。海外比率が高く円安メリットも享受。PER、PBRとも割安感が強い。株価は高値更新後に反落あるも13週移動平均線をサポートに下値切り上げ順調。リーマンショック以降の上げ下げは先高期待の表れ。

6256

1,050,000

849,000

東芝系の半導体製造装置専業メーカー。主力の電子ビームマスク描画装置で世界トップシェア。微細加工技術に定評。スマホやタブレットの需要拡大が追い風。5月高値112.5万円を意識してもみ合いが続く可能性はあるが、大台替りまでの上値余地は十分。信用買い残の減少が上昇持続のポイントか。出来高増加の買いサインに注視。PERに割安感。

  • 銘柄採用基準・・・ 「J-Stock」銘柄の中から、時価総額が300億円以上、今期経常増益予想、ROE10%以上。
  • 「目標株価」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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