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2019-06-17 22:25:00

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週刊日本株式アウトルック

FOMC後の経済データに一喜一憂

2013/6/21
提供:DZHフィナンシャルリサーチ  日本株情報部 東野 幸利

来週の株式見通し(6/24〜6/28)

来週の東京株式市場は主力株を中心に底固めの展開が予想される。前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、バーナンキFRB議長は経済が予想通りに改善すれば、今年後半に量的緩和策の縮小を開始するのが適切、2014年半ばあたりに資産購入終了の可能性もあるとの見解を表明した。以前は、量的緩和策の縮小が市場では悪材料視され、円高・ドル売り、株安となった。今回も株安とはなったものの、円安・ドル買い、米10年債利回りが上昇し、米景気回復に対する信頼度が増してきた可能性が高い。

つまり、米国で発表される6月消費者信頼感指数(6/25)や5月耐久財受注(6/25)、7/5の6月雇用統計の発表までの経済データが日米の株価動向に重要なポイントとなる。堅調な結果が示されれば、ダウ平均は15,000ドル前半に向けて反発が予想されるが、市場予想を下回る結果となれば、14,500ドル付近まで調整が進むだろう。日経平均は14,000円以上に戻っていけるか、それとも6/13安値12,445円を下回り、12,000円割れまで調整が進むかの正念場になるとみられる。

欧州では、EU首脳会議(〜6/28)に加え、経済指標では独6月Ifo景況感指数(6/24)、独6月失業率(6/27)などに注目だ。ユーロは円に対して比較的底堅い推移が続くが、景況感の改善が見られれば、足元の円安・ドル高につれて、対ユーロでも円安基調が強まる公算が高い。

来週の日経平均の予想レンジは12,500円−13,500円。6/20現在の東証一部の騰落レシオ(25日間の値上がり銘柄数÷25日間の値下がり銘柄数、70%以下を売られ過ぎ、120%以上を買われ過ぎと判断)は80%前後と低水準にあり、短期的には底打ちムードが強い。日米の長期金利が落ち着けば、5/23高値から下落した分の半値戻りとなる14,000円処までの反発余地はあろう。

海外投資家による日本株への注目度は依然として高く、相対的に下落率が大きい日本株を先に物色してくる展開が予想される。

日経平均と騰落レシオ25日(2008.8〜2013.6.19)

  • ※出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

一方、6/14現在の3市場合計(東証、大証、名証)の信用の買い残高は再び3兆円台を回復した。買い残を売り残で割った信用倍率は7倍台に乗せ、約13年ぶりの高水準。買い意欲旺盛が示されポジティブな側面ではあるが、経験則では買い残の増加は高値からの最初の調整局面で最高水準になる傾向が強い。
全体相場の反発が予想されるなかでも、買い残の多い銘柄ほど戻り売り圧力が強めに出ると考えた方がよく、この先の銘柄選定では買い残の増えていない、むしろ減少した銘柄を選別する意識が必要であろう。

例えば、今期増益予想、買い残が前週比10%以上減少した、信用倍率4倍未満、日経平均が直近安値でサポートになった「100日移動平均線」が上昇トレンドにある銘柄(6/18現在)を基準にした。その基準に当てはまり、25日移動平均線を上回っている銘柄から、前田道(1883)東鉄工(1835)日立国際(6756)積水ハウス(1928)マキタ(6586) など。逆に、25日移動平均線を下回っている銘柄から、キャンドゥ(2698)KOA(6999)クリエイトSDH(3148)横浜ゴム(5101)シスメックス(6869)などを選定した。

一方、米国株式市場で18日、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が2011年2月高値(473.22P)を更新した。半導体市況や半導体製造装置BBレシオなどが回復基調にあり、SUMCO(3436)ディスコ(6146)大日本スクリーン(7735)などに注目したい。

NY原油先物(WTI)が底堅く推移している。チャート上では三角もち合いを形成中。米景気回復が鮮明になってくれば、原油価格の上昇が見込まれる。日本株全体の中では、石油・資源関連株は出遅れ感が強く、原油価格の上昇に素直に反応する可能性が高い。出光興産(5019)JXホールディングス(5020)石油資源開発(1662)コスモ石油(5007)AOCHD(5017)などは仕込み場の局面とみられる。

  • ※出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の注目銘柄!

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット株価(円)

注目ポイント

1883

1,880

1,290

道路舗装大手。建設資機材の製造販売なども手掛ける。復興需要の継続や政府の経済対策に伴う公共投資の増加に期待だが、民間は国内外の需要不透明。企業の設備投資回復は追い風に。PER、PBRに割安感、信用買い残の減少傾向は株価上昇を後押し。外国人持ち株比率が高い。

5020

570

416

石油精製最大手。シェールガスなど新エネルギー関連としても注目。今期業績見通しの前提となる原油価格は1バーレル105ドル。想定為替レートはドル円で1ドル95円。PER、PBRに割安感あり、日足のMACDでは買いサインが示現。

6146

8,600

5,940

半導体や電子部品向け切断、研削、研磨装置で世界首位級。足元の受注は会社想定を上回る。アジアの大手半導体受託製造の投資が回復基調。株価はリーマン・ショック直後の戻り高値6,800円を5月に上回り、短期的な調整局面にあり注目。

6999

980

750

固定抵抗器で世界首位。自動車向けの売上構成比が上昇、国内での生産比率高い。北米自動車向けやタブレット、スマホ向け需要は好調だが、液晶テレビやPC向けは苦戦。想定為替レートは1ドル=95円を想定。25日線からのかい離率はマイナス10%以上に拡大し、リバウンド妙味大。

7735

650

459

半導体・液晶製造装置が柱。ウエハ洗浄装置に強い。中国向けの商談が活発化し、2013年の装置市場回復を見込む。今期はファンドリーが市場をけん引、微細化前倒しの動きは追い風。コスト削減効果が業績に寄与へ。株価は13週線サポートに出直り期待大。

  • ※DZHフィナンシャルリサーチ社が作成。
    レポート本文中に掲載した銘柄のうち、2013/6/20時点で、時価総額300億円以上を中心にPER1倍以下、または信用倍率が4倍未満の銘柄を抽出し掲載。
    「目標株価(円)」は、一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断し記載。
    「ロスカット株価(円)」は、一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断し記載。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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