皆さん、こんにちは。

移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。引き続き新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に対する懸念が高まっています。一方でパウエル米連邦制度理事会（FRB）議長は、新型コロナ危機からの経済再開に伴う供給網混乱を背景とするインフレ上振れが来年も十分続くと予想しており、物価安定目標に傾注する。政策手段を経済下支えとともに、インフレ高進を根付かせないために使うと強調したことで、量的金融緩和縮小のペース加速や、緩和終了後の利上げが意識されてきておりマーケットの重石となってきました。

NYダウは下降相場の入り口である第3ステージから下降期の第4ステージへと移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、ここから短期移動平均線が上向きになり帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

日経225は下降相場の入り口である第3ステージから下降期である第4ステージに移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、ここから短期移動平均線が上向きになり帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

原油ETFは下降相場の入り口である第3ステージから下降期の第4ステージへと移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、ここから短期移動平均線が上向きになり帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への懸念が急速に強まっているなか、バイデン米大統領はオミクロン株の世界的な感染拡大について懸念要因ではあるが、パニックの要因ではないと強調しました。現時点でのロックダウン（都市封鎖）の必要はないとの考えを示したことで、投資家心理が改善されました。

パウエルFRB議長は、上院銀行委員会における冒頭発言で、インフレ高進が定着しないように政策手段を講じる意向を明らかにしました。また、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、雇用と経済に下振れリスクをもたらすと述べて警戒感をあらわにしました。

ただし、パウエル議長は、新型コロナ危機からの経済再開に伴う供給網混乱を背景とするインフレ上振れが来年も十分続くと予想しており、物価安定目標に傾注することで、政策手段を経済下支えとともに、インフレ高進を根付かせないために使うと強調しました。これまで繰り返し言及してきた、インフレ高止まりが「一時的要因」によるものとの文言を使わなくなったことで早期の利上げ懸念が高まりました。

米労働省が発表した11月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比21万人増と、伸びは前月の54万6,000人増から大きく鈍化しました。市場予想も大きく下回りました。これを受け、米利上げ前倒しへの警戒感が幾分後退しました。

ここからは、オミクロン株に対する既存のワクチンの効果や、これまでの変異株よりも危険性が高いのかどうかなどに関心が集まりますので注目していきましょう。

12月8日（水）08：50（日本）7-9月期四半期実質GDP
12月8日（水）08：50（日本）10月国際収支・経常収支・貿易収支
12月8日（水）21：00（米国）MBA住宅ローン申請指数
12月8日（水）24：00（加国）カナダ銀行政策金利
12月9日（木）08：50（日本）10-12月期四半期法人企業景気予測調査
12月9日（木）10：30（中国）11月消費者物価指数、11月生産者物価指数
12月9日（木）16：00（独国）10月貿易収支
12月9日（木）22：30（米国）新規失業保険申請件数
12月10日（金）08：50（日本）11月国内企業物価指数
12月10日（金）16：00（独国）11月消費者物価指数
12月10日（金）16：00（英国）10月月次GDP
12月10日（金）22：30（米国）11月消費者物価指数
12月10日（金）24：00（米国）12月ミシガン大学消費者態度指数
12月13日（月）08:50（日本）10-12月期日銀短観
12月14日（火）13:30（日本）10月鉱工業生産
12月14日（火）16:00（英国）11月失業保険申請件数、11月失業率
12月14日（火）16:00（英国）10月失業率（ILO方式）
12月14日（火）19:00（ユーロ圏）10月鉱工業生産
12月14日（火）22:30（米国）11月卸売物価指数

＊今週は日本や英国のGDPに注目しましょう。

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

高値29,960円　安値27,040円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。

高値36,541ドル　安値33,559ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。

高値1,934円　安値1,473円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

先週は第5ステージ、または第6ステージで仕掛けて、なおかつ、失敗しにくい早仕掛け、試し玉の条件を検討しました。そして、どういう条件であれば仕掛けていき、逆にどういった条件であれば仕掛けないのかを自分で考えることが大切ですとお伝えしました。皆さんも考えていただけたと思いますが、大事なことはそれが正解か不正解ということではありません。考える習慣を持つことが大事なことですので、間違っていても全く問題ありませんのでご安心ください。

では、まずは「早仕掛け」では本仕掛けと同じポジション量の取引をしますが、通常のタイミングよりも早いタイミングで仕掛けます。通常のタイミングとは買いの場合、第1ステージで3本の移動平均線が右肩上がりのところとなります。早くエントリーすることで、移動平均線大循環分析で獲りこぼしやすい小さなトレンドも獲れるようになります。「試し玉」では、通常仕掛ける量の3分の1から5分の1を仕掛けます。早仕掛けとの最大の違いは、本来、仕掛けるべきタイミング（本仕掛けのタイミングのこと）が到来したら、もう1回仕掛ける点です。試し玉は、いわば偵察のような位置付けです。試し玉と本仕掛けは1セットになります。

次に早仕掛けのタイミングを買いの場合を例にして見ていきましょう。早仕掛けは下記の条件を確認した上で発注します。

来週も早仕掛けと試し玉について深く学んでいきましょう。