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トランプ政権先行き懸念からリスク回避。NYダウはステージ2へ!

2017/08/22

皆さん、こんにちは。
金正恩朝鮮労働党委員長は「米国の行動をもう少し見守る」と静観の姿勢を示唆したことで、軍事衝突を懸念した地政学的リスクが後退しました。

米商務省は7月の小売売上高を発表しました。前月比0.6%増と市場予想を上回る伸びとなりました。8月のニューヨーク州製造業景況指数は25.2と7月の9.8から大幅に改善し約3年ぶりの高水準を記録しました。7月の住宅着工件数は前月比4.8%減の115万5000戸と市場予想を下回りました。

トランプ大統領は米主要企業のトップで構成する戦略政策フォーラムと製造業評議会を解散するとツイッター上で表明しました。12日に米バージニア州で発生した白人至上主義団体と反対派との衝突事件を巡るトランプ大統領の白人至上主義団体を擁護する発言に対して、反発した諮問会議のトップらが相次いで解散を表明したことが引き金となりました。

米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表しました。弱い物価動向に警戒感が示され、追加利上げの時期をめぐっては、物価動向を見極めるまで「忍耐強く」待つべきだとの認識を示しました。この内容によりFRBが想定する「年内あと1回」の利上げ観測が後退しました。

トランプ大統領の人種差別に対する認識に多方面から批判が強まる中、コーン米国家経済会議(NEC)委員長が辞任するとの観測が浮上しました。ホワイトハウスはこれを否定したと報じられたものの、経済政策実施の後ずれ懸念からNYダウが急反落しました。

スペイン東部のバルセルナで車両が群衆に突入し、多数の死傷者が出るテロ事件が発生し、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出しました。

ホワイトハウス内での確執が絶えなかった保守強硬派のバノン主席戦略官・上級顧問が離職するとの報道が出ると、政治の混乱収束への期待感から巻き戻しが起こり、NYダウは上昇に転じましたが、トランプ大統領の白人至上主義を擁護したとも受け取れる発言への批判が収まらず、トランプ政権運営能力や経済政策の実現性に懐疑的な見方が広がり、NYダウは売られる展開となりました。

移動平均線大循環分析においてNYダウがステージ1からステージ2へと移行して上昇相場が終焉となりました。トランプ大統領の政権運営能力懸念やテロ行為などから株式市場は調整局面のような動きを見せており、マーケットのボラティリティが高くなってきています。急落や急騰が起こると意に反した無駄な売買が増加する傾向があります。現在のステージを確認しながらトレンドに沿った売買を心掛けていきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

8月23日(水)16:30(独国)8月製造業PMI・速報
8月23日(水)16:30(独国)8月サービス業PMI・速報
8月23日(水)17:00(ユーロ圏)8月製造業PMI・速報
8月23日(水)17:00(ユーロ圏)8月サービス業PMI・速報
8月23日(水)23:00(米国)7月新築住宅販売件数
8月23日(水)23:00(ユーロ圏)8月消費者信頼感・速報
8月24日(木)17:30(英国)4-6月期GDP・改定
8月24日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
8月24日(木)23:00(米国)7月中古住宅販売件数
8月25日(金)08:30(日本)7月全国消費者物価指数
8月25日(金)15:00(独国)4-6月期GDP・確報
8月25日(金)17:00(独国)8月Ifo景況感指数
8月25日(金)21:30(米国)7月耐久財受注
8月29日(火)08:30(日本)7月失業率、7月有効求人倍率
8月29日(火)22:00(米国)6月米S&P/ケース・シラー住宅価格指数
8月29日(火)23:00(米国)8月米消費者信頼感指数

※今週は英国と独国の4-6月期GDPに注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。8月29日の日本の失業率、有効求人倍率にも注目しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ4
ステージ4は安定下降期です。帯に傾きが出て間隔が広がってきました。

◆今後を読み取る鍵
ステージ4は安定下降期です。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・帯に傾きが出て間隔が広がってくれば下降トレンドに勢いが出てきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値19,844円 安値18,202円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ2
ステージ2は上昇相場の終焉です。短期移動平均線が下向きとなってきています。

◆今後を読み取る鍵
ステージ2の上昇相場の終焉です。短期移動平均線と帯の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値22,193ドル 安値21,199ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週はATRを指数平滑移動平均で計算できるようになりました。

指数平滑移動平均の計算式は、当日のATR=(前日のATR×19+当日のTR×2)÷21でした。

では、実際の価格に基づいて計算してみましょう。下記の表は2017年6月の日経225のデータです。

まずは、20日TRの平均値を算出します。必要なのは4本値のうち高値、安値、終値だけで、始値は必要ありません。その結果が193.6円でした。この値を最初のATRとします。翌日のTRは166円でした。では、その日のATRはどうなるでしょう。

  ATR=(193.6円×19+166円×2)÷21=190.97円

すなわち最新のATRは190.97円です。これが「日経225は1日当たり何円動くか」という、当初与えられた質問に対する答えなのです。この考えは個別株やFXにも応用が可能です。

ところで、日経225のATRは「2015年9月17日時点では601.87円」ですが、「2017年6月30日は190.97円」と大きな開きがあります。1日600円動く日経225と、1日190円しか動かない日経225ではトレードの際のリスクが全く異なってきます。

ところが、トレーダーの中には、居心地の良いトレード量を目分量で決めていて、いつも1回の注文は5枚、あるいは10枚というように同じだけ売買する人がいます。もし、そうだとすれば、それは資金管理とリスク管理を理解していない証拠です。

このVトレーダー養成講座にてATRを理解したことで、6月から7月に学んだタートルズの資金管理をより深く実践向けに応用できるようになります。今回のATRをマスターする前に「ユニット」という考え方を学んだのを覚えていますよね。

そうです。タートルズは、1回当たりのトレード量は、1回のトレードで取ってもよいリスク(=投資用資金の1%のリスク/日)を取る取引量と決め、それを1ユニットと呼んでいましたよね。

ATRを理解することができるようになりましたので、来週からはタートルズの資金管理を実践的に勉強していきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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