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ポートフォリオに債券は必要？

現在の運用投資は、株式だけで大丈夫でしょうか？
債券を組み入れた運用のポートフォリオをつくり、集中投資のリスクを回避しましょう。

ポートフォリオとは

資産形成を考えるときに、「ポートフォリオ」いう言葉を目にしたことがあるという方も多いと思います。
また、「ポートフォリオ」と似た言葉に「アセットアロケーション」というものがあります。
「アセットアロケーション」は、運用資産をどんなアセットクラス（金融商品の種類）にどのように配分（アロケーション）するかを決めることで、アセットクラス（金融商品の種類）というのは、株式・債券・REITなどのことです。アセットクラスは投資対象地域などでさらに細分化することができます（例えば、国内債券・先進国債券・新興国債券のように）。アセットアロケーションは、どの程度のリスクを取って運用するか、何のために運用するのか、ご自身の状況に応じて決める必要があります。
「ポートフォリオ」は、「アセットアロケーション」で決めた各アセットクラスへの配分割合に応じて、実際に複数の金融商品を組み入れた運用資産全体のことをいいます。
どの金融商品にどれくらいの金額・割合を投資するのかを考えることを、ポートフォリオを組むといったりします。

ポートフォリオを組むメリット

投資は、1つの対象に集中するのではなく、複数に分散することでリスクを抑えられるといわれます。
投資でよくいわれる「卵を一つのカゴに盛るな」という言葉は、”投資する資産を1つの投資対象に集中させないように”という戒めといえるでしょう。

また、分散投資というのは「アセットクラス（金融商品の種類）」の分散だけでなく、国内のみならず海外に投資する「地域」の分散や、時期を分けて投資する「時間」の分散も重要です。

分散投資の例

• アセットクラス
  （金融商品の種類）の分散

  

  特性の異なる複数の資産を
  組み合わせる

• 時間（時期）の分散

  

• 地域の分散

  

  複数の国・地域を
  組み合わせる

私たちの年金を運用しているGPIF（年金積立金管理運用独立行政法人）もポートフォリオを組んでいます。
公的年金運用では、各資産の期待収益率やリスクなどを考慮したうえで、積立金の基本となる資産構成割合（基本ポートフォリオ）を定めています。このポートフォリオは国内債券・外国債券・国内株式・外国株式をそれぞれ25%ずつ保有しており、乖離許容幅が設定されています。

ポートフォリオに債券を組み入れる

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