東京株式市場の波乱が続いています。4/12(水)の日経平均株価は売り先行となっていますが、米国市場で10年国債利回りが2.3%の節目を割り込んで金利低下が進み、ドル・円相場が1ドル109円台の円高・ドル安水準になってきたことが要因です。地政学的リスクの高まりを背景に、リスク回避の金買いや米国債買いが進みやすくなっているようです。
米長期金利やドル・円相場が節目を超える動きとなってきたことに加え、今週末は米国市場の休場(4/14・聖金曜日)や北朝鮮における金日成主席生誕105周年(4/15)等のイベントがあり、ポジションを取りにくいタイミングも重なっています。当面は投機的な動きも加わって、株価が大きく振れる可能性も否定できませんので、注意が必要と考えられます。
日経平均株価の当面の下値支持ラインとしては、11/9から3/2までの上昇幅に対する3分の1押し水準である18,482円や、25日移動平均線からマイナス5%かい離に相当する18,206円等が想定されます。
なお、米国主要企業の決算発表は4/13(木)から始まり、来週に本格化する運びになっています。2017年1〜3月期の純利益は10%増程度に加速が見込まれており、それを評価する動きが強まる可能性があります。それに続き東京市場でも20日頃から決算発表が始まってくる予定です。来週以降は日米で株式市場に追い風が吹いてくると想定されます。
図1:日経平均株価(日足)
図2:日経平均株価とドル・円相場(日足)
日経225関連国内ETF
日経平均レバレッジ・インデックス関連国内ETF
日経平均インバース・インデックス関連国内ETF
日経平均ダブルインバース・インデックス関連国内ETF
※2017/3/22時点で、当社取扱いの各指数に関連するETF出来高上位5銘柄。(該当銘柄が5銘柄未満の場合は全銘柄)
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