あけましておめでとうございます。「マーケット・フラッシュ」は株式市場や、それを取り巻く投資環境について重要な変化が起こった時に、その解説やその後の見通しを述べることを目的に執筆しております。2017年もよろしくお願い申し上げます。
さて、2017年の「大発会」を迎えた1/4(水)の東京株式市場ですが、買い先行のスタートとなっています。年末・年始の米国株式相場が総じて堅調に推移したことが追い風になりました。日経平均株価は11月第2週から12月第3週までは堅調に推移した後、12月第4・第5週はさすがに調整モードとなっていましたので、過熱感が後退していたこともプラス要因と考えられます。
年初の日経平均株価の騰落は、市場参加者が先行きの株式市場に抱いている強弱感を反映している場合が多いようです。特に、大発会の日の株価が大きく下げた場合、1月を通じて波乱になるケースが多いというデータがあります。すなわち、過去10年で大発会の日に日経平均株価が下落したのは4回ですが、うち3回は1月末株価が12月末株価に対して下落しています。このうち、大発会の日に下落率が大きかった2008年(大発会の日は616円安)、2014年(同382円安)、2016年(同582円安)は1月の騰落率がそれぞれ-11.2%、-8.5%、-8.0%と散々な結果に終わっています。
ちなみに、過去10年間の日経平均株価・月別平均騰落率(前月末比)を調べると1月は平均-2.7%で、8月の-2.9%に次いで悪いパフォーマンスです。ただ、大発会の日がプラスだった年に限れば平均で±0.0%という成績です。大発会での「好発進」は1月相場が順調に推移する可能性を大きくすると考えられます。
無論、2017年1月は重要日程が目白押しになっていますので、株価が最終的に上昇をキープするには、それらの日程を無事通過することが必要だと考えられます。当面は1/6(金)の米雇用統計(12月)、1/17(火)の「ダボス会議」、1/20(金)の米トランプ大統領就任等の日程に注意したいと思います。
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