6/16(木)まで開催されていた日銀金融政策決定会合で「現状維持」が発表されました。これを受けて6/16(木)の外為市場では1ドル104円台半ばまで円高・ドル安が進み、午後の東京株式は大きく売りが先行するスタートとなっています。
当面の日経平均の下値支持ラインとしては以下の6つをあげることができます。
(1)15,547円・・・・・予想PERが12.97倍まで低下し、2016年の最低水準(2/12)に並ぶ水準
(2)15,471円・・・・・4/8(金)に付けた短期的な安値
(3)15,284円・・・・・25日移動平均からマイナス8%下方かい離(一般的に「下げ過ぎ」を示唆)
(4)15,000円・・・・・心理的な節目
(5)14,865円・・・・・2/12(金)に付けた2016年の安値
(6)14,605円・・・・・PBR1倍(いわゆる「解散価値」)に相当する水準
このように、下値支持ラインは少なくないので、日経平均はこれらのどこかでボトム形成に向かう可能性が大きそうです。
なお、今回の日銀の判断については、6/23(木)の英国民投票後に大きな波乱が起こるかもしれないことを勘案すれば、仮に追加緩和を実施したとしても効果を大きく損なわされる可能性もあり、致し方がない所だと思います。事前の市場コンセンサスも「現状維持」であったとみられます。たとえ、追加緩和を予想していた向きが少数派であっても、それらの投資家のポジション解消が想定され、それに乗じた投機的な動きも起こることは十分有り得るシナリオであり、本日午後の動きにも大きな違和感は感じられません。
予想PERが本年最低に並ぶ上記(1)以下の株価水準はいずれも「下げ過ぎ」であると考えられます。下値余地は大きくないと思います。したがって本日の下げについては、過度に心配する必要はないと考えられます。
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※2016/6/16時点で、当社取扱いの各指数に関連するETF出来高上位5銘柄。(該当銘柄が5銘柄未満の場合は全銘柄)
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