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2024-04-26 20:45:26

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2018年3月26日

週間マーケット展望 2018年3月26日

先週の振返り

先週は、前週末の流れを受けて、序盤からやや軟調な動きとなった。その後は、FOMCを控えて様子見ムードも高まっていたが、利上げへの期待感もあり、ドルは堅調な動きとなった。そして、FOMCで市場の予想通り追加利上げが決定されたが、加速が期待されていた年内の利上げペースが現状維持となったことから、加速を期待した向きの失望もあり、ドル売りとなる場面もあった。また、パウエルFRB議長が賃金の伸びが加速する兆候はみられないとの認識を示したことも影響し、ドル売りが優勢となった。そして、週後半にはトランプ米大統領が、最大600億ドル規模の中国製品に対し関税賦課する覚書に署名したことで、米中貿易戦争への懸念が高まり、世界的な株価の大幅下落に繋がり、ドル円・クロス円は一段の下落となった。

今週の展望

今週は、米中の貿易摩擦や、日米の政治的懸念がポイントとなるだろう。米国の対中関税賦課に対し、中国も報復策を発表している。ただ、対話の可能性も残っていることから、懸念が後退するような方向に進めば、大きく下落した株価も値を戻す動きとなり、投資家のリスク回避の動きも和らぐ可能性が考えられる。ただ、トランプ政権の側近の解任が続いたことによる米政権の先行き不安や、日本の決済文書書き換え問題に関して証人喚問が予定されており、マーケットへの影響も懸念されることから注目したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

104.19 〜 106.50

 

今週の予想

先週は、週明けからFOMCでの利上げや、利上げペースの拡大に対する期待感を背景に、底固い動きが続いた。そして、注目されたFOMCでは、市場の予想通り0.25%の追加利上げが決定され、ドル/円は一時106.64まで上昇した。しかし、加速が期待されていた年内の利上げペースが現状維持となったことや、パウエルFRB議長が会見で、賃金の伸びが加速する兆候はみられないとの認識を示したことが影響し、ドル売りが優勢となった。その後、トランプ米大統領が中国製品に関税賦課の大統領令に署名したとで、米中貿易摩擦に対する懸念が高まり、これを受けて世界的に株価が大きく下落となったことから、リスク回避の円買いが強まった。また、トランプ大統領がマクマスター大統領補佐官の更迭を決めたことも影響し、ドル/円は104.64まで下落し、2016/11/9以来の安値を付けた。
今週は、やや上値の重い動きが予想される。米国の関税措置に対して中国も報復的措置を発表するなど、対立が鮮明となっている。ただ、対話の可能性を残していることから、牽制合戦が落ち着いて、対話の可能性が高まる場合には、底固い動きも考えられる。また、104円台や105円台前半では、値頃感の買いが入りやすいことも影響するだろう。ただ、期待されていた年内の利上げペースが加速しなかったことや、米国の政治的懸念も根強く、上値も限定的だろう。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

128.95 〜 131.50

 

今週の予想

先週は、日米の政治情勢に対する懸念などを背景に、週明けから軟調な動きとなり、一時129.61まで下落する動きとなった。その後、次期ECB総裁候補でもあるバイトマン国連銀総裁が、明るい経済動向とインフレ見通しを踏まえると、ECBは債券買い入れ措置を迅速に終了させることが可能だとの考えを示したことを受けて、ユーロ買いが優勢となり、ユーロ/円は131.71まで上昇した。しかし、米中の貿易摩擦への懸念が高まったことで、世界的に株価が大幅下落となり、安全な資産とされる円が買われ、ユーロ/円は週末に128.96まで下落し、2017/8/24以来の安値を付けた。
今週は、底固い動きが予想される。米中の貿易摩擦問題や、世界的な株価下落が落ち着きを見せるようなら、ユーロ/円は値を戻す動きとなる可能性が考えられる。また、ユーロ圏の主要な経済指標の発表が少なく、やや新規材料に乏しいことから、外部材料に影響を受ける展開が予想される。ただ、対ドルでの上昇は、ドラギECB総裁のユーロ高を牽制発言が影響していることから、上値も限定的だろう。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド高

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

147.06 〜 150.30

 

今週の予想

先週は、週明けからやや軟調な動きとなり、一時147.06まで下落した。しかし、英国とEUが、英国のEU離脱後の『移行期間』の導入で合意し、英国は2020年末までEUの単一市場との関税同盟を維持する見通しとなった。これを受けて、ポンドは主要通貨に対して上昇し、ポンド/円は一時150.31まで上昇した。また、米FOMCで米国の利上げペースが現状維持となったことから、ドルがポンドに対して下落したことも押し上げ要因となった。しかし、米中の貿易摩擦への懸念から、世界的に株価が大幅下落となり、リスク回避の動きから比較的安全な資産とされる円が買われ、ポンド/円は147.69まで下落した。
今週は、底固い動きが予想される。2019/3/29にEUを離脱した後も、2020年末までは議決権はないが単一市場と関税同盟として扱われることとなったことで、英ポンドは一段の上昇余地があると考えられる。ただ、世界的にリスク回避の動きが強まったことから、先週後半に下落したが、米中貿易摩擦や株価の下落が落ち着けば、堅調な動きとなる可能性もあるだろう。また、英中銀のMPCでは、利上げを支持するメンバーが2人現れたことから、次回5月の利上げ期待が高まっていることも、下支え要因となるだろう。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

80.00 〜 82.00

 

今週の予想

先週は、日米の政治情勢に対する懸念などを背景に、前週末の流れを引き継ぎ、週明けから軟調な動きとなった。その後は底固い動きとなり、米FOMCで利上げが決定されたものの、加速が期待されていた年内の利上げペースが現状維持となったことからからドル売りが優勢となり、豪ドルが対ドルで上昇となり、対円でも一時82.57まで上昇した。ただ、豪州の雇用統計が冴えない結果となったことに加え、米中の貿易摩擦激化への懸念を背景に株価が大幅下落となり、リスク回避の円買いの動きが強まったことから、豪ドル/円は80.50まで下落し、2016/11/21以来の安値を付けた。
今週は、底固い動きが予想される。80円台では、値頃感の買いも見られており、週替わりとなることで、先週大きく下落した株価が値を戻す動きとなる場合には、豪ドル/円も比較的堅調な動きとなる可能性も考えられる。また、アルミや鉄鋼の関税に関しても豪州は対象外となったことも好感されるだろう。今週は、豪州の主要な経済指標の発表がないことから、米中の貿易に関する要人発言などに敏感に反応する可能性も考えられるや。また、株価や資源価格などの動きにも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド高

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.70 〜 9.10

 

今週の予想

先週は、世界的に株価下落となったことを受けて、リスク回避の動きが意識され、序盤は8.77まで下落した。その後は、原油、貴金属などの資源価格が上昇したことや、加速が期待されていた米国の年内の利上げのペースが現状維持となったことも影響し、ランド/円は8.98まで上昇した。ただ、米中の貿易摩擦激化への警戒感から、世界的に株価が大幅下落となり、再びリスク回避の動きが強まり、ランド/円は週末に8.80まで下落する動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。先週末の引け後に、大手格付け会社が南アフリカの格付けを据え置き、見通しを「安定的に」引き上げたことから、週序盤は堅調な動きも考えられる。その後は、3/28に政策金利発表、3/29に財政収支、貿易収支の発表が予定されており、結果が注目される。特に、政策金利発表では、利下げが予想されており、財政赤字を抱える南アには悪材料となるだろう。ただ、一部では、3月の利下げが見送られるとの見方もあり、据え置きとなるようなら、ランドは上昇となる可能性もあるだろう。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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