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2024-04-26 18:56:29

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年3月31日

週間マーケット展望  2014年3月31日

先週の振返り

先週は、ウクライナ情勢の緊張がやや後退したとの見方から、リスク回避の動きも後退し、序盤の米ドル/円・クロス円は堅調な動きとなった。特に、ロシアのルーブルが値を戻す動きとなったことを受けて、新興国に影響するとの懸念が後退したことから、豪ドルや南アフリカランドなどの新興国通貨の上昇が目立った。また、地政学的リスクが緩和されたユーロだが、ECB総裁や理事会メンバーが、追加の金融政策を講じる可能性を示唆する発言をしたことから、ユーロが主要通貨に対して軟調な動きとなり、対円でも上値の重い動きとなった。また、英ポンドは堅調な英国経済指標を受けて、週後半にはもみ合いから上放れる動きとなった。

今週の展望

今週の米ドル/円・クロス円は、堅調な展開が予想される。日本では、4月から消費税率の引き上げが予定されており、消費増税後の景気減速懸念を緩和するために追加措置を取るとの観測も根強く、円は上値の重い展開が続く可能性が考えられる。そして、今週は各国で重要な経済指標が予定されており、今後の金融政策を左右する指標などもあり、結果を受けて動く可能性も考えられる。特に、週末の米国雇用統計では、失業率、雇用者数の伸びが改善するとの予想が出ており、事前の雇用関連の指標結果も加味されて、思惑先行で動く可能性も想定しておきたい。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.21 〜 103.77

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。最近の米経済指標の結果を見ても、強弱まちまちの結果が続いている。そのため、積極的に方向性を決め難い展開が続いている。その中で、週序盤には日本の消費税率引き上げが予定されている。一部では消費など経済への影響も懸念されており、影響を緩和するため追加措置を取るとの観測が根強い。また、週末には米雇用統計が予定されており、今回は失業率、非農業部門雇用者数ともに前回から改善が見込まれている。このことから、堅調な動きも考えられる。そして、雇用統計に関連するISM景況指数の雇用指数、ADP雇用統計の結果も重要視されており、この結果を受けて動くケースも多いことから、こちらの結果にも注目したい。
テクニカル的には、一目均衡表の雲下限で上値を抑えられる展開が続いたものの、先週末には雲下限ラインを上抜けて雲の中の展開となった。目先の上値ポイントは一目均衡表の雲上限の103.10円、ここを上抜ける場合には一段の上昇も考えられる。また、上値のポイントとなっていた102.69を抜けたことによる上値目標の計算値は103.21となるため、この近辺の動きにも注目したい。また、重要な上値のポイントは103.77円であり、注目したい。一方、下値のポイントは、@雲下限ラインの102.45円 A101.73円 B101.21円 となる。また、現在4波動目の上昇局面と見ることもでき、5波動目の下げとなる場合の下抜けには注意したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

138.79 〜 142.24

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。先週のECB当局者の発言を受けて、今週のECB理事会に注目が集まっている。域内の景況感指数が市場予想を下回る結果となり、景気回復への道のりは一段と厳しいとの見方が強まったことから、追加策が決定されるとの見方も出ている。そして、インフレ見通しが悪化した場合は行動を辞さないと表明しているだけに、先週末のドイツのインフレ率の低下は懸念材料となる。そして、週明けのユーロ圏のインフレ率が一段と低下となり、中銀のインフレ目標から乖離幅が拡大するようなら、ECB理事会において中銀預金金利と利貸出金利を引き下げる可能性もあるだろう。また、ユーロが対米ドルで1.40米ドルの大台に近づく場合も利下げが意識される可能性がある。しかし、その一方で、当局の発言は口先介入であるとの見方もあり、思惑は二分している。そのため、どちらの結果となった場合でも、相場への影響が大きくなる可能性も想定しておきたい。
テクニカル的には、先週後半に雲の中での軟調な動きとなったものの、週末には再び雲を上抜ける動きとなり、底固さを確認する動きとなった。オシレーターのMACDでは両線下向きから、ゼロポイント手前で先行するラインが失速している。ここから上向きに転換となり、ゴールデンクロスとなるようなら、目先堅調な展開が続く可能性も考えられる。しかし、両線がゼロポイントを下抜ける動きとなるようなら、下げ継続のシグナルとなることから、両線の動きに注目したい。上値のポイントは141.97円、ここを上抜ければ、一段の上昇も考えられる。一方、下値のポイントは@一目均衡表の雲上限ラインの140.96円 Aトレンドラインの140.05〜140.45円 B雲下限ラインの139.71〜139.64円。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド高

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

169.38 〜 173.59

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。英国の堅調な経済指標結果が続いているものの、インフレ率は英中銀が目標とする2%からさらに乖離したことから、来週のBOEの政策決定会合では金利据え置きが発表されるとの観測が高まっている。ただ、今週序盤の英経済指標が堅調な結果となるようなら、一段の上昇も考えられるが、上値は限定的と考えられる。当局者らは、3月の政策決定会合で、ポンド高が物価上昇を抑える圧力として働いているとの認識を共有したほか、景気回復に伴いポンドが一段と値上がりする可能性を指摘していたことも、今後意識されるだろう。また、材料としては新鮮味が薄れているウクライナ情勢だが、新たな動きが出るようなら、リスク回避の動きにつながる可能性も想定しておきたい。
テクニカル的には、先週後半にもみ合いレンジ上限や、一目均衡表の雲上限を上抜けて一段の上昇となっている。また、オシレーターのMACDでは先週末に両線がゴールデンクロスとなっていることから、目先堅調な展開が考えられる。そして、上値のポイントであった169.73円を上抜けたことによる上値目標の計算値は、172.53円と計算できるため注目したい。目先の上値は@171.63円 A172.13円 B172.53円。 下値のポイントは、@169.73円 A169.38〜169.64円(一目均衡表の雲上限ライン ) B168.96〜169.49円。特に、ABを下抜けるような動きとなる場合には、一段の下げも警戒しておきたい。特に、Aは2月初旬からの修正トレンドラインの2本目となり、ここを下抜ける場合には上昇トレンドの終了を示唆するシグナル(ファン理論)となることも多いので注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

93.65 〜 96.49

 

今週の予想

今週は、軟調な展開が予想される。先週は、豪中銀総裁の発言が好感されたものの、中国の経済指標が悪化したことや、追加利下げの可能性が一部で出ていたことから、先週の豪ドルの上昇はやや行き過ぎとの見方もある。投機筋は、2月から豪ドルの売りポジションの解消(買い戻し)を進めており、月末のポジション調整の動きだったことも考えられる。そうであるならば、月替わりを境に相場の流れが変わる可能性も想定しておきたい。現状では、中国経済の不透明感が続いているほか、対米ドルにおいて以前豪ドル高発言が出ている水準である0.92台後半まで上昇していることから、再び売りポジションを積み上げる動きが進む可能性も考えられる。そして、4月1日のRBAの金融政策発表、4月3日の豪貿易収支の結果には注目したい。そして、金融政策発表後の中銀総裁の発言などには注意したい。金利に関する発言や、豪ドルの水準に関する発言が出るようなら、ストレートに反応する可能性があるだろう。また、4月1日、4月3日は中国の経済指標の発表が予定されており、こちらの結果にも注目したい。
テクニカル的には、MACDで両線の上向きで乖離幅が拡大して堅調な展開が続いているが、先行するラインが失速する場合や、両線の乖離幅が縮小する場合には、調整の動きとなる可能性もあることから、注目したい。週足ベースでは、一目均衡表の雲上限を完全に抜けており、中長期的に堅調な展開も予想できるが、再び雲を下抜ける場合には注意したい。今週の雲上限は93.17円となる。目先の上値のポイントは95.68円、ここを上抜ける場合の中期の上値目標の計算値は97.51円と計算できる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.54 〜 9.78

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。南アフリカランドの上値を抑える一因となっていた南アフリカの鉱山ストライキだが、交渉が予定されるなど、動きが見え始めている。しかし、ここまでの影響が経済指標に表れるとの懸念もある。特に、今週発表予定の南アフリカ貿易収支の結果などには注目したい。そして、現状ではウクライナ情勢はやや落ち着いているものの、追加制裁などの動きが出て緊張が高まる場合にはルーブル下落につながり、新興市場にも影響が出る可能性も想定しておきたい。
テクニカル的には、一目均衡表の雲を上抜けたことから一段の上昇となった。また、MACDでは、両線がゼロポイント下回らず反転となり、ゴールデンクロスとなっている。目先の上値のポイントは9.73円、ここを上抜けると一段の上昇も考えられる。その場合の上値目標は、短期的には9.78円だが、中期的には10.13円が目標計算値となることから注目したい。ただ、9.73円近辺は前回売られ始めたポイントでもあることから、この近辺から下げに転じるようだと、前回同様に軟調な動きとなる可能性も想定しておきたい。下値の重要なポイントは、一目均衡表の雲上限ラインの9.54円近辺。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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