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2024-04-26 16:24:42

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年3月17日

週間マーケット展望  2014年3月17日

先週の振返り

先週は、中国経済の減速、中国の金融システムの不安定さをめぐる懸念や、ウクライナ情勢に対する懸念が高まったことを背景に、投資家のリスク回避の動きが強まり、比較的安全資産とされる円を買う動きが優勢となった。また、世界的に株価が下落したことも円買いを加速させた。円は大半の主要通貨に対して上昇となり、米ドル/円・クロス円は軟調な展開が続いた。

今週の展望

今週は、週明けからの動きに注目したい。ウクライナ南部のクリミア自治共和国では、3月16日にロシア編入の是非を問う住民投票が実施され、暫定結果では、95.5%がロシア編入に賛成している。この結果を受けてロシア編入の動きが加速する場合には、ウクライナとロシア間での軍事衝突や、欧米によるロシアに対する制裁発動など、周辺の緊張が高まる可能性が指摘されている。そのため、リスク回避の動きが一段と強まる可能性も想定しておきたい。また、米国ではFOMCが予定されており、緩和策の追加縮小の可能性が予想されており、いずれもエマージング市場に影響を及ばす可能性があることから、結果には注目したい。また、中国ではデフォルト状態が発生するなど、経済や金融システムに対する懸念が強まっていることも影響が大きく、新たな動きに注目したい。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル安

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

99.96 〜 103.10

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。目先は、ウクライナ情勢が注目されており、クリミアの住民投票の結果を受けて、ロシアへの編入の動き進む場合には最悪軍事衝突に発展する可能性も指摘されており、週明けからの状況の変化には注意したい。当然ながら、投資家のリスク回避の動きが強まるようなら、米ドル/円の下げとなる可能性も想定しておきたい。しかし、状況が変化しない場合には米国の経済指標の発表などが材料となるだろう。特に住宅関連の指標は、悪天候の影響で落ち込んでいたものの、影響が一服するとの予想が出ていることから、結果には注目したい。また、3月19日のFOMCの政策発表では、緩和策の追加縮小が予想されており、こちらの結果にも注目したい。
テクニカル的には、高値圏でのもみ合いから流れが転換しており、一段の下げとなった。そして、週央には一目均衡表の雲下限を下抜けており、軟調を示唆するチャート形状となっている。また、オシレーターのMACDでは、両線がゼロポイント手前でクロスしており、こちらも目先の軟調な動きを示唆する形となっている。下値の重要なポイントは100.76円、ここを下抜ける場合には一段の下げも想定しておきたい。上値のポイントは、一目均衡表の雲下限ラインの102.60〜102.45円、ここを上抜ける場合には雲上限の103.10円が次のポイントとなる。そして、サイクル的に次のボトムは4月9日(±3日)と測ることができ、99.08円がボトムターゲットとして計算できることから注目したい。なお、103.77円を上回る場合には、継続するサイクルは崩れると考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

138.79〜 143.79

 

今週の予想

今週は、やや底固い展開も予想される。クリミア自治共和国の住民投票を背景に、ロシアと欧米の関係悪化が懸念されており、週明けの動きには注意したい。ここでリスク回避の動きが強まる場合には、ユーロ/円の一段の下げも想定しておきたい。ただ、最近、ユーロ圏の経済指標の改善が続いており、失業率など懸念材料はあるものの、全体的に回復の兆候が見られる。そのため、底固い展開が考えられる。経済の回復兆候が見られるにもかかわらず、ドラギ総裁は金融政策に関してハト派的な言動が目立っており、意図的に利上げ議論を回避しているのではないかとの指摘もある。ただ、マーケットでは、一部で利上げ時期を巡る思惑も出ている。その点では、今後の発言には注目したい。
テクニカル的には、もみ合いの展開から3月13日に下げに転じており、一段の下げとなっている。しかし、一目均衡表の雲上限近辺で底固い動きとなったことや、週末には2月安値からのトレンドライン上(140.44円)で下げ止まっていることから、今週もここが下値のポイントとして注目される。一目均衡表の雲上限は140.96円、トレンドラインは140.59〜141.19円となる。ここを下抜ける場合には、雲下限の139.71〜138.98円が次の下値ポイントとなる。オシレーターのMACDでは、週明けにも両線がクロスする可能性があり、その後両線がゼロポイントを下抜ける場合には、軟調な流れが継続する可能性が考えられる。そして、重要な下値ポイントとなる139.27円を下抜ける場合には、一段の下げも想定しておきたい。目先の上値のポイントは、@141.64円 A142.24円 B143.79円 近辺まで考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

166.18 〜 171.63

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い展開が予想される。やはり、3月16日に実施されたクリミアの住民投票の結果を受けて、ロシアや欧米がどのように動くのかが注目されている。そして、ウクライナ情勢の緊迫化が拡大するようなら、リスク回避の動きが強まる可能性が考えられ、ポンド/円の一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。そして、英国国内では、好調な結果が続いた経済指標にやや一服感が出ているものの、3月19日の失業率の結果には注目したい。英中銀副総裁が、ポンドが一段の上昇となる場合には、インフレ率が目標の2%を下回る可能性や、着実な景気回復を進めることが困難になると指摘したことから、今週の金融政策委員会の議事録で、ポンド高を警戒する話が出ているのかどうかにも注目したい。
テクニカル的には、相場の流れが反転して一段の下げとなっており、また先週末には一目均衡表の雲下限を下抜ける動きも見られた。そして、オシレーターのMACDでは、両線がクロスして乖離幅が拡大傾向にあることから、目先軟調な展開も考えられる。下値のポイントは、一目均衡表の雲下限の168.53〜167.92円であり、ここを完全に下抜けるかどうかに注目したい(前回2/4〜2/6は完全に下抜けずに底固い動きとなっている)。完全に下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。その際、MACDで両線がゼロポイントを下抜けるかどうかにも注目したい。目先の下値ポイントは、@167.95円 A167.52円 B167.21円 近辺。上値のポイントは雲上限ラインの169.27〜169.38円、ここを上抜けると171.63円が次のポイントとなる。そして、サイクル的には、次のボトムが4月9日(±3日)と測ることができ、162.63円がボトムターゲットとして計算できることから注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

90.05 〜 92.98

 

今週の予想

今週は、やや軟調な展開が予想される。ウクライナ情勢を背景に、週明けからの動きに注目であり、投資家のリスク回避の動きが強まるようなら、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。しかし、豪中銀総裁が、現時点で利下げは必要ないとの認識を示したことから、当面は底固い展開が考えられる。そして、先週、隣国のニュージーランドが利上げをしたこともあり、豪州の利上げ時期を探る展開が考えられる。そのため、豪州の経済指標の結果などにも注目したい。ただ、中国経済の鈍化懸念や金融システム不安、ウクライナ情勢など、不安材料もあることから上値も限定的だろう。
テクニカル的には、上影線から軟調な展開が続いており、オシレーターのMACDでは先週末に両線がクロスしていることから、目先軟調な展開も考えられる。ただ、一目均衡表の雲上限が91.23円にあり、この近辺で下げ止まるのか、下抜けるのかに注目したい。また、この近辺には、2月安値からのトレンドラインの90.99〜91.36円もあるため、下抜けた場合には一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。そして、MACDで両線がゼロポイントを抜けるのかどうかにも注目したい(抜ける場合には下げ継続のシグナル)。上値のポイントは、@92.11円 A92.98円 B93.45円 近辺まで考えられる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.28 〜 9.60

 

今週の予想

今週は、軟調な展開が予想される。クリミア自治共和国の住民投票が注目されており、結果を受けてロシアへの編入が進むのかが注目されている。そして、ロシアが関与する場合には、ロシアに対する欧米の制裁が発動されることや、ウクライナとの軍事衝突の懸念が指摘されるなど、ロシアと欧米の対立が決定的となり、リスク回避の動きが強まる可能性も考えられる。そのため、週明けの動きには注意したい。南アフリカ国内では、来週予定されている政策金利発表が注目されており、現状では利上げの可能性も指摘されている。ただ、3月19日に発表される消費者物価指数の結果次第との見方もあることから、指標結果には注目したい。また、南アフリカの雇用関連や小売売上高の結果にも注目したい。
テクニカル的には、一目均衡表の雲上限を下抜けて雲の中の展開となっていることや、オシレーターのMACDで先週末に両線がクロスしていることから、目先軟調な展開も考えられる。下値のポイントは、雲下限の9.34〜9.28円、ここを下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。上値のポイントは雲上限の9.54円、ここを上抜けるようなら、再び9.73円を試す展開が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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