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2019-06-17 06:13:03

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週末のG7財務相会合での為替政策を巡る議論次第では、ドル円相場が大きく反応か

2016/05/17
提供:三菱UFJ国際投信

荒武 秀至の今週の注目ポイント!

  • 米利上げと中国景気底割れへの懸念は後退し、原油価格も持ち直す中、今週もリスク選好相場が継続か
  • 18日の米FOMC議事録は「6月は利上げなし」との市場見通しを覆さない見通し
  • 今週末のG7財務相会合次第では、日本の当局による介入への警戒感後退で円高進行も

「投資環境ウィークリー」5月16日号より抜粋

PDFです。新しいウィンドウで開きます。 「投資環境ウィークリー」全文はこちら(PDF)

先々週6日の米国の雇用統計(4月分)の公表を経て、先週の金融市場は材料不足から動意に欠ける展開となり、日経平均は前週比+1.9%、NYダウは同▲1.2%、ドイツDAX®は同+0.8%とまちまちな動きとなりました。

為替市場では、月初以来の米ドル高の動きが継続。とりわけ、円は対ドルで1.4%下落しました。日本の連休中の3日にドル円相場は一時105.55円まで円高が進行。4月28日の日銀による追加緩和見送りなどを受けて、海外投機筋が日本株先物とドル売りを行ったためとみられます。先週は麻生財務相が為替介入の可能性に明確に言及したため、介入への警戒感からドル円相場は12日に一時109.40円へと円安が進みました。今週20-21日には仙台でG7財務相会合が開催され、4月29日公表の米為替報告書で為替政策の監視リストに載せられた日独の財務相が米財務長官と面談。為替についても議論される可能性があります。足元の為替相場動向を米財務長官は「秩序的」、麻生財務相は「投機的」と表現。両者の見解の相違が意識されることがあれば、介入は困難との見方が広まり円高が進むでしょう。

なお、金融市場全般を取巻く環境は改善しています。昨年8-9月と今年年初の世界的なリスク回避の背景にあった(a)米利上げ、(b)中国景気底割れ、(c)一次産品価格の低迷等に対する懸念は全て後退。米国では底堅い景気回復が進む一方で、早期の利上げの可能性は低下しており、リスク資産にとって理想的な環境です。

中国も、インフラ投資の加速や銀行融資の急伸など政府の景気刺激策が奏功し、景気は年初の急減から緩やかに回復。先週14日公表の4月の鉱工業生産は前年比+6.0%と好調だった前月の+6.8%を下回りつつ、1-2月の+5.4%を上回りました。NY原油価格も先週末に1バレル46.21ドルと前週比1.55ドル上昇しました。
今週は、18日に米FOMC議事録(4月26・27日分)が公表されるものの、「次回6月には利上げなし」という市場予想を覆すものとはならない見込みです。地区連銀総裁がタカ派的な発言をすれば一時的にドル高が進むであろうものの、早期利上げ懸念再燃までに至る可能性は低いとみられます。リスク選好的な相場展開となり、世界的に緩やかな株価の上昇が続く可能性が高いと考えられます。

◆日本:18日の1-3月期GDPで景気回復の足腰の弱さが意識された場合、景気対策として第二次補正予算が早期に編成されるとの期待が高まるでしょう。
◆中国:政策金利の低下や銀行融資急伸などが見られる中で不動産市場は回復中。18日の主要70都市新築住宅価格では、市場が過熱気味の沿海部の大都市で規制強化が図られる中でも、住宅市場が堅調に回復していることが確認されるでしょう。
◆インドネシア:18-19日の金融政策決定では金利据置きの見込みです。中銀は1-3月に行った3回連続での利下げの効果の浸透度合いを見極めており、8月に政策金利体系の変更も控える中で、当面は利下げを休止するとみられます。(入村)

今週・来週の主要経済指標と政治スケジュール

5/14(土)

(中)4月 鉱工業生産(前年比)
3月:+6.8%、4月:+6.0%
(中)4月 都市部固定資産投資(年初来累計、前年比)
3月:+10.7%、 4月:+10.5%
(中)4月 小売売上高(前年比)
3月:+10.5%、4月:+10.1%

5/16(月)

(米)カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 タウンホールミーティング
(米)5月 ニューヨーク連銀景気指数
4月:9.56
5月:(予)6.5
(米)5月 全米住宅建築業協会(NAHB)住宅市場指数
4月:58
5月:(予)59

5/17(火)

(米)ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀、ロックハート・アトランタ連銀
両総裁 イベント発言
(米)カプラン・ダラス連銀総裁 講演
4月 鉱工業生産(前月比)
3月:▲0.6%、4月:(予)+0.3%
(米)4月 住宅着工・許可件数(着工、年率)
3月:108.9万件、4月:(予)112.5万件
(米)大統領選 予備選挙(ケンタッキー州(民主党)、
オレゴン州(民主、共和党))
(豪)金融政策決定会合議事録(5月3日開催分)
(他)南アフリカ 金融政策決定会合(〜19日)
SARB政策金利:7.00% ⇒(予)7.00%

5/18(水)

(日)1-3月期 実質GDP(1次速報、前期比年率)
10-12月期:▲1.1%
1-3月期:(予)+0.3%
(米)FOMC議事録(4月26・27日分)
(中)4月 新築住宅価格
(主要70都市、前月比で上昇した都市数)
3月:62
4月:(予)NA
(他)インドネシア 金融政策決定会合(〜19日)
BI金利:7.25%⇒(予)7.25%

5/19(木)

(日)3月 機械受注
(船舶・電力除く民需、前月比)
2月:▲9.2%、3月:(予)▲1.9%
(米)ダドリー・ニューヨーク連銀総裁 講演
(米)5月 フィラデルフィア連銀景気指数
4月:▲1.6
5月:(予)+3.0
(欧)ECB議事要旨(4月21日分)
(他)G7 歓迎夕食会
(他)マレーシア 金融政策決定会合
翌日物政策金利:3.25% ⇒(予)3.25%

5/20(金)

(米)4月 中古住宅販売件数(年率)
3月:533万件
4月:(予)540万件
(他)G7 財務相・中央銀行総裁会議(〜21日)
(他)台湾 新総統就任
(他)メキシコ 1-3月期実質GDP(前年比)
10-12月期:+2.7%
1-3月期:(予)+2.6%

注)上記の日程及び内容は変更される可能性があります。

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