SBI証券(旧SBIイー・トレード証券:ネット証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2017-10-19 23:46:38

マーケット > レポート > 米国ウィークリー・マンスリー >  “短期は様子見、中期で期待高まる?”

“短期は様子見、中期で期待高まる?”

2017/10/11
提供:フィリップ証券株式会社
リサーチ部:庵原 浩樹、袁 鳴

“短期は様子見、中期で期待高まる?”

  • 9月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比3.3万人減と7年ぶりのマイナスになった。市場予想の同8.0万人増を大きく下回ったが、8月下旬から9月に相次いだ大型ハリケーンによる一時的な影響と見られているため、市場の年内追加利上げの見方は変わっていない。失業率は低下し4.2%とFRBが完全雇用とみなす水準を下回っている。平均時給は前年同月比2.9%上昇と市場予想の同2.6%増を上回り昨年12月以来の高水準に高まった。FF金利先物から見た12月利上げ確率は、9月FOMC直前の53.2%から10/9時点で80%台に上昇。就業率(全人口に対する就業者比率)や労働参加率(就業者と求職者の生産年齢人口に対する割合)は改善も、労働市場は改善の余地があり、イエレンFRB議長が「謎」とした上がらないインフレ率が改善に向かう可能性もあろう。
  • 中期的な注目ポイントは、インフレ率のほか、税制改革、次期FRB議長の人事、企業業績などが挙げられよう。米議会下院は10/5、2018会計年度の予算決議案を承認。税制改革実現へ前進した。しかし、トランプ大統領とコーカー上院議員(共和党)の対立が表面化し、先行きに暗雲が漂っている。共和党は上院で過半数の議席を握るが民主党との差は僅かで、共和党に造反議員が出れば税制改革の上院通過が困難になる可能性がある。動向を注視したい。
    10月中にも決定される見通しの次期FRB議長人事では、トランプ大統領がイエレン現FRB議長、パウエルFRB理事、コーンNEC委員長、ウォーシュ元FRB理事の4人の候補者と面談を行った模様である。ムニューシン財務長官が支持するパウエル理事は、現FRB理事唯一の共和党員であり、FRBの緩やかな利上げを支持しているため現状の政策継続が強みと言えそうだ。金融規制緩和の推進派とも見られ、講演での発言内容に注目したい。2017/12期3Q(7-9月)決算は、10/12のJPモルガン(JPM)シティグループ(C)の金融大手などから本格スタートとなる。10/6現在、S&P500構成企業の3Q増益率は、前年同期比3.55%増と1Q及び2Qの2桁増益から鈍化の見通し。ハリケーンの影響、FRBのバランスシート縮小開始や年内追加利上げなどを企業側がどの程度織り込んでいるか見通しなどに注目したい。短期的に株式相場は底堅い展開を見込むが、決算を控え様子見ムードが強まり、小幅なレンジ相場を予想する。(庵原)
  • 10/11号ではアマゾン・ドット・コム(AMZN)フォード(F)ゴールドマン・サックス(GS)ゼネラル・エレクトリック(GE)エヌビディア(NVDA)ビザ(V)を取り上げた。

ウィークリーストラテジー

S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(10/9現在)

主要企業の決算発表予定

11日(水)ブラックロック
12日(木)JPモルガン、シティ
13日(金)バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、サムスン電子

主要イベントの予定

10月11日(水)
  • 8月の求人件数
  • FOMC議事録
  • シカゴ連銀総裁、米サンフランシスコ連銀総裁の講演
  • OPEC月報
  • 中国共産党第18期中央委員会第7回総会
  • 北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第4回協議(15日まで、ワシントン)
12日(木)
  • 9月の生産者物価指数(PPI)
  • 週間新規失業保険申請件数(10/7終了週)
  • ブレイナードFRB理事、ドラギECB総裁がパネルディスカッション(ワシントン)
  • パウエルFRB理事の講演
  • G20財務相・中央銀行総裁会議(13日まで)
  • 8月のユーロ圏鉱工業生産
  • IEA月報
13日(金)
  • 9月の消費者物価指数(CPI)
  • 9月の小売売上高
  • 10月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)
  • 8月の企業在庫
  • シカゴ連銀総裁、ダラス連銀総裁、パウエルFRB理事の講演
  • IMF・世界銀行の年次総会(15日まで、ワシントン)
  • 独9月の消費者物価指数(改定値)
  • 中国9月の貿易統計
15日(日)
  • 財務省、半年次為替報告書の議会への提出期限
  • ※Bloombergをもとにフィリップ証券作成

銘柄ピックアップ

アマゾン・ドット・コム(AMZN) ・・・2017/10/26に2017/12期3Q(7-9月)決算発表を予定

  • 1994年設立のオンライン販売会社。書籍、音楽関連、PC、電子機器、家庭や庭園向け雑貨、食品、ファッション関連などを販売。2007年よりキンドル(電子書籍端末)を発売している。
  • 2017/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比24.8%増の379.55億USD、純利益が同77.0%減の1.97億USD、調整後EPSは0.40 USDと市場予想の1.42 USDを下回った。プライム会員向けセールは寄与も、動画コンテンツやインドなどへの積極投資が利益を圧迫した。
  • 2017/12期3Q(7-9月)の会社計画は、為替による影響を含め、売上高が392.5-417.5億USD、営業利益が▲4-3億USDを見込んでいる。2017/12通期の市場予想は、売上高が前期比25.4%増の1,704.79億USD、当期利益が18.8%減の19.25億USDである。同社は、新たな配送サービスを米国内で試験中との報道があり、配送分野への進出も注目される。(増渕)

フォード・モーター(F) ・・・2017/10/26に2017/12期3Q(7-9月)決算発表を予定

  • 1903年に「世界の自動車王」と称されるヘンリー・フォードにより創業された名門自動車会社。乗用車・トラックの設計・製造を行うほか、自動車関連の金融、リースなども提供している。
  • 2017/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比0.9%増の398.53億USD、純利益が同3.7%増の20.42億USD、調整後EPSは0.53USDと市場予想の0.43 USDを上回った。税率低下と米国市場での利益率の高い小型トラックの販売増加などから、予想を上回る利益を達成した。
  • 2017/12通期会社計画は、調整後EPSが1.65‐1.85USD。通期市場予想は、売上高が前期比5.7%減の1,430.74億USD、当期利益が47.7%増の67.86億USD。ジム・ハケットCEOの下、経費を140億ドル(約1兆5,800億円)削減するとともに、乗用車の一部モデルを廃止する方針を打ち出している。足元ではハリケーン後の買い替え需要で販売が増加している。(増渕)

ゼネラル・エレクトリック(GE) ・・・2017/10/20に2017/12期3Q(7-9月)決算発表を予定

  • 創業は1892年、世界100ヵ国以上に展開する大手コングロマリットで従業員数は約30万人を超える。航空機エンジン、発電所、水処理、医療、金融、産業用製品などを幅広く手掛ける。
  • 2017/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比3.5%減の292.61億USD、純利益が同52.9%減の13.67億USD、調整後EPSは0.28USDと市場予想の0.25USDを上回った。
  • 2017/12期通期市場予想は、売上高が前期比5.3%増の1,260.38億USD、当期利益は同30.1%増の114.86億USD。同社はアクティビスト(物言う株主)、トライアン・ファンド・マネジメントのガーデンCIOの取締役就任を発表。背景は経営立て直しと低迷した株価対策。(増渕)

エヌビディア(NVDA) ・・・2017/11/9に2018/1期3Q(8-10月)決算発表を予定

  • 1993年設立の半導体大手。画像処理(GPU)半導体、コンピュータのグラフィックス処理や演算処理を高速化するグラフィックスプロセッサーと関連ソフトウェアの設計・開発・販売を行う。
  • 2018/1期2Q(5-7月)は、売上高が前年同期比56.2%増の22.30億USD、純利益が同2.3倍の5.83億USD となった。調整後EPS は1.01USD と市場予想の0.81USD を上回った。主力のゲーム、データセンター、AI 向けに加え、仮想通貨のデータ処理向けも好調。クラウドコンピューティングの普及で需要が高まっているデータセンター向けの売上高が同2.9倍と拡大した。
  • 2018/1期3Q(8-10月)会社計画は、自動運転タクシー向け需要の本格拡大を見込み売上高で最大前年同期比20%増。通期市場予想は、売上高が前期比30.0%増の89.86億USD、当期利益が同37.9%増の22.97億USDである。同社は、ノーベル物理学賞受賞の重力波の初観測に、GPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)が寄与したことを発表している。(増渕)

ゴールドマン・サックス・グループ(GS) ・・・2017/10/17に2017/12期3Q(7-9月)決算発表を予定

  • 1869年に設立した投資銀行および証券業務を中心とする大手金融グループである。また、資産管理、富裕層へのプライベート・バンキング、保険業務などを提供している。
  • 2017/12期2Q(4-6月)は、手数料収入にあたる純営業収益が前年同期比0.6%減の78.87億USD、純利益が同0.5%増の18.31億USD、EPSは3.95USDと市場予想の3.42USDを上回った。株式を中心に投融資部門の収益が拡大し、コスト削減も奏功した一方、主力のトレーディング部門の収入が大幅減となり、M&Aの助言や株式引受など投資銀行部門は苦戦した。
  • 2017/12期通期市場予想は、純営業収益が前年同期比1.4%増の310.41億USD、当期利益が同0.2%増の74.11億USD。同社は、ビットコインなど仮想通貨の関連業務への参入を検討しており、ヘッジファンドなどに仲介サービスや投資情報の提供をする可能性がある。(増渕)

ビザ(V) ・・・2017/10/25に2017/9期4Q(7-9月)決算発表を予定

  • 1958年創業。決済システム、電子支払ネットワークを運営する世界最大手のカード会社。商店、金融、企業などの相互決済やデータ転送など商取引サービスを提供している。
  • 2017/9期3Q(4-6月)は、純営業収益が前年同期比25.8%増の45.65億USD、純利益が同5.0倍の20.59億USDとなった。調整後EPSは0.86USDと市場予想の0.81USDを上回った。
  • 2017/9通期会社計画は、調整後EPSが前期比約20%増と従来予想を上方修正。通期市場予想は、純営業収益が同20.2%増の181.32億USD、当期利益が同9.4%増の65.54億USD。今年のクリスマス商戦は前年同期比3.6-4.0%増の見通しで同社収益に期待したい。(増渕)
フィリップ証券株式会社

今すぐ外国株式口座開設

今すぐお取引

免責事項・注意事項

  • 当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。フィリップ証券は、レポートを提供している証券会社との契約に基づき対価を得ております。当資料に記載されている内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利はフィリップ証券株式会社に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。

    <日本証券業協会自主規制規則「アナリスト・レポートの取扱い等に関する規則平14.1.25」に基づく告知事項>
    本レポートの作成者であるアナリストと対象会社との間に重大な利益相反関係はありません。

お客様サイトへログイン

SBIアナリストレポート

アナリストによる投資情報を配信

商品・サービスのご案内

  • 400万口座キャンペーン
  • S株NOW!
  • 米ドル建社債
  • 成績表

PR


ページトップへ

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
SBI証券(旧SBIイー・トレード証券:ネット証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.