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2019-06-27 04:06:01

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“減税、日中との関係強化への期待から堅調な展開へ!”

2017/02/14
提供:フィリップ証券株式会社
リサーチ部:庵原 浩樹、袁 鳴

“減税、日中との関係強化への期待から堅調な展開へ!”

  • トランプ大統領による中東7ヵ国からの入国制限は、国内外で混乱をもたらしたが、マーケットは比較的底堅い展開となった。2/9にトランプ大統領は、税金面でこれから2、3週間内に驚異的なプランを発表すると述べ、株式市場の押し上げ要因となった。詳細が明らかになるのは数週間後となるが、法人・個人税制の抜本的な改革を発表する模様である。選挙公約に掲げた目玉政策への言及に市場の関心と期待が高まっており、NYダウは連日で最高値を更新した。
    日米首脳会談では安全保障と利益の共有などを確認し、中国には建設的な関係構築を期待しているとの書簡を送った。さらに、習近平国家主席と電話協議を行い「一つの中国」の原則の重要性を理解していると表明。アジアとの関係強化は米国の利益にかなうため、投資家のリスクを取る動きは強まろう。
  • 2/9-10の2営業日で、エネルギー、金融、資本財・サービスなどが高い。EIA(米エネルギー情報局)の週間在庫統計でガソリン在庫が予想に反し減少し、IEA(国際エネルギー機関)がOPECの減産順守率が過去最高の90%に達したと明らかにし原油価格は連日で上昇。米連邦控訴裁判所(高裁)が入国制限の大統領令の差し止めを支持したことで中東諸国との関係悪化に歯止めがかかるとの思惑も働き、エネルギーセクターが買われた。また、トランプ大統領の税制改革に関する発言を受けて、下落が続いていた10年国債利回りが反転上昇し、好業績が確認された金融セクターに買い戻しの動きが強まった。
    NYダウ採用銘柄では、昨年来の下落率が最も大きいナイキ(NKE)が大幅に上昇。また、米国の運輸システムは時代遅れと、トランプ大統領がインフラ改善に取り組む姿勢を示したことからキャタピラー(CAT)も買われた。この他、ゴールドマン・サックス(GS)イー・アイ・デュポン(DD)トラベラーズ(TRV)などが高い。インフラ関連や金融が再び選好される相場展開が予想されよう。ただ、トランプ大統領は、法人税率20%引き下げの税制改革案と同時に米企業の国内での所得と輸入に課税し、輸出と海外所得は課税対象外とする「国境調整」案を提示する可能性もある。国内で事業展開する企業にとっては不利な条件となり得るため、今後も大統領のメッセージに留意する必要がありそうだ。(庵原)
  • 2/14号ではアプライド・マテリアルズ(AMAT)バンク・オブ・アメリカ (BAC)キャタピラー(CAT)コーチ(COH)フェイスブック(FB)を取り上げた。

ウィークリーストラテジー

S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(2/10現在)

主要企業の決算発表予定

2月14日(火) TモバイルUSAIGグループ、クレディ・スイス
15日(水)アプライド・マテリアル ズシスコシステムズ
16日(木)ネスレ、レノボ・グループ
17日(金)ディアー、ムーディーズ、VF、アリアンツ

主要イベントの予定

2月14日(火)
  • 1月の生産者物価指数
  • イエレンFRB議長、上院銀行委員会で証言
  • 中国1月の消費者物価指数、生産者物価指数
15日(水)
  • イスラエル首脳会談
  • 2月のNY連銀製造業景況指数
  • 1月の小売売上高
  • 1月の鉱工業生産指数
16日(木)
  • 1月の住宅着工件数
  • ECB議事要旨
17日(金)
  • 1月の景気先行指標総合指数
  • ユーロ圏2016/12の経常収支
20日(月)
  • 1月の景気先行指標総合指数
  • 独1月の生産者物価指数
  • ※Bloombergをもとにフィリップ証券作成

銘柄ピックアップ

  • 1967年に設立した半導体製造装置のトップメーカー。半導体ウエハ製造装置と関連部品の製造・販売を行っているほか、太陽電池の製造装置分野の事業も展開している。
  • 2016/10期4Q(8-10月)は売上高が前年同期比39.2%増の32.97億USD、純利益が同81.5%増の6.10億USDとなった。調整後EPSは0.660USD と市場予想の0.654USDを上回った。半導体受託生産会社などからの需要が堅調で半導体関連事業を中心に売上高が順調に拡大した。主力の半導体装置の需要が伸び、新規受注額が同25.0%増の30.3億USDだった。
  • 2017/10期1Q(11-1月)の会社計画は売上高の中央値が32.70億USDと前年同期比の22.57億USDを上回った。調整後EPSを0.62-0.70USDとの見通し。2017/10通期の市場予想は売上高が前期比17.1%増の126.46億USD、純利益が同48.3%増の29.86億USDである。(袁)
  • 1928年に設立した金融持株会社。銀行、投資、資産管理、リスク管理商品とサービスなどを提供している。子会社にはモーゲージ貸付会社、投資銀行、証券ブローカーなどがある。
  • 2016/12期4Q(10-12月)は総収入が前年同期比2.4%増の199.90億USD、純利益が同40.8%増の46.96億USDとなった。調整後EPSは0.372USDと市場予想の0.378USDを下回った。「トランプ相場」がトレーディング収入を押し上げた。主力の純金利収入は同6.3%増の102.90億USD、トレーディング収入が同11.0%増の29.10と好調だった。また、人員削減や支店網の縮小が功を奏しており、全体の費用は同6.1%減の131.60億USDに留まった。
  • 同社は2017/1-6期に実施する自社株買いの規模を25億USDから43億USDへ拡大すると明らかにし、株主還元の強化で株価動向に注目したい。通期の市場予想は総収入が前期比5.5%増の882.87億USD、純利益が同7.0%増の191.61億USDである。(袁)

  • 1925年に設立。産業用ガスタービンエンジン分野で世界最大手のメーカー。建設、鉱業、農業、林業向け機械の設計・製造・販売を行うほか、エンジンや部品も製造する。
  • 2016/12期4Q(10-12月)は売上高が前年同期比13.2%減の95.74億USD、純利益が同▲11.71億USDと前年同期の▲8,700万USDとなった。ただ、調整後EPS(リストラ経費を除く)は0.830USDと市場予0.660USDを大幅に上回った。資源安や公共工事需要の低迷で資源、建設、建機用エンジンの主要部門が全て減収だった。2016/12通期の最終損益も赤字だった。
  • 2016/12通期の売上高が385億USDだった。ただ、ドル高の影響で同社は2017/12通期の収益が360-390億USDと伸び悩むと予想している。一方、トランプ大統領によるインフラ支出の拡大と大型減税などの恩恵から中長期的に業績が改善することが期待される。(袁)
  • 1941年にNYで創業された高級皮革製品メーカーである。バッグ、カバン、アクセサリー、 レザー上着、手袋などのほか、時計、靴、香水、眼鏡なども手掛けている。
  • 2017/6期2Q(10-12月)は売上高が前年同期比3.8%増の13.21億USD、純利益が同17.1%増の1.99億USDだった。調整後EPS は0.750USD と市場予想の0.742USDを上回った。主力の北米の既存店売上高は同3%増と堅調に推移した。地域別の売上高では、北米が同2%増。中国はドル高の影響で横ばいだったが、為替変動の影響を除けば同6%増だった。日本や欧州の売上高が引き続き堅調に伸びた。本業の「COACH」ブランドは同2.0%増収の12億USDとなり、傘下の高級靴「Stuart Weitzman」は同25.5%増収の1.18億USDと寄与した。
  • 2017/6通期の会社計画はドル高の影響で海外売上高が目減りすると見ているため、売上高成長率を従来予想の「1桁台前半から半ば」から「1桁台前半」に修正した。通期の市場予想は売上高が前期比1.2%増の45.43億USD、純利益が同29.1%増の5.94億USDである。(袁)
  • 2004年にマーク・ザッカーバーグCEO ら当時ハーバード大学の学生がサービスを開始。無料の登録制SNSで、13歳以上が登録できる。ソーシャルネットワーク・ウェブサイトを運営し、スマホやPCによりユーザー間で情報、写真、ビデオなどを共有できるサービスを提供。
  • 2016/12期4Q(10-12月)は売上高が前年同期比50.8%増の88.09億USD、純利益が同2.3倍の35.68億USD。調整後EPSは1.410USDと市場予想の1.313USDを上回った。主力の広告収入は同53.1%増の86.29億USDと好調。モバイル広告の全体に占める比率は84%と前年同期の80%から拡大。また、2016/12末の月間利用者数は前年比17.0%増の18.6億人と好調。
  • 同社は企業が使用するイントラネットやメールボックスなどの内部コミュニケーションツールを置き換える新製品「Workplace」の提供を開始、マイクロソフト(MSFT)の「Yammer」、セールスフォース(CRM)の「Chatter」など同類製品に対抗する模様。2017/12通期の市場予想は売上高が前期比36.4%増の377.01億USD、純利益が同27.7%増の130.07億USDである。(袁)
フィリップ証券株式会社

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