SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-29 04:10:35

マーケット > レポート > 広瀬の外国株式・海外ETFデビュー講座 > 予想外の好景気で売られているディフェンシブ株に妙味

予想外の好景気で売られているディフェンシブ株に妙味

予想外の好景気で売られているディフェンシブ株に妙味

2023/9/27

米国経済の足腰は意外に強いです。9月20日に閉会した連邦公開市場委員会(FOMC)で19人の連邦準備制度メンバーへのアンケートを集計した経済予想サマリー(SEP)が示されたのですが、2023年末のGDP予想は6月の調査でのコンセンサス予想1%が今回は2.1%へジャンプしていました。つまり誰も予想してなかった好景気が続いているのです。

そもそもエコノミストたちが景気の息切れを予想した理由は米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レートが2022年以降グイグイ引き上げられたからです。

そうしなければいけなくなった理由は新型コロナが終息し、経済が再開した際、サプライチェーンのボトルネックが生じたことが原因です。それはインフレを招来しました。

2022年の6月にはインフレは前年比+9%にも達しました。幸い、度重なる利上げが功を奏して現在インフレは3%台に下がってきています。

しかしここへきてサウジアラビアが国有石油会社の株式をサウジ国内市場に売り出す計画を発表し、それをやりやすくするため原油の減産による原油高の演出が始まりました。

折角エネルギー価格の鎮静化でインフレが一旦は収まったにも関わらず、こうして再び原油価格が上昇し始めるのであればインフレに弱い長期債は売られます。債券価格が下落すると債券利回りは上昇します。ここへきて米国10年債利回りが上昇のピッチを速めているのはこのような理由によります。

とりわけ10年債利回りで4.5%という水準は心理的にひとつの節目であり、ここを超えて利回りが上昇するようであれば金利上昇に歯止めが効かなくなるという不安が出ます。

最近、株式市場が軟調なのはこれが原因です。

さて、これからどうする? ということですが、今はたまたま経済が一番強く、そして長期金利の上昇が一番手に負えない風に見えるピークだと思われます。

その理由として企業の求人数はかなり減ってきています。いままでは求職者の「売り手市場」だったのですが、採用する側、採用される側のバランスはかなり取れてきたと言えるでしょう。

それはとりもなおさず賃金上昇が一段落するのが目前であることを示唆しています。

いまハリウッドや自動車産業や液化天然ガスの工場の労働者などが相次いでストライキを敢行しているのですが、このような相次ぐストは好景気の最終局面で見られやすい現象です。

足下の景気がとても強いので、景気が強い局面でパフォーマンスが劣後しやすい日用品、製薬、薬局、公益などのセクターは投資家から敬遠されています。

今後は景気の暗転が予想されるのでそれらのアンダーパフォームしているセクターの相対パフォーマンスが良くなることが予想されます。

外国株式口座開設外国株式お取引

著者

広瀬 隆雄(ひろせたかお)

コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター

グローバル投資に精通している米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
1982年 慶応大学法学部政治学科卒業。 三洋証券、SGウォーバーグ証券(現UBS証券)を経て、2003年からハンブレクト&クィスト証券(現JPモルガン証券)に在籍。

広瀬 隆雄

免責事項・注意事項

  • 本レポートは、コンテクスチュアル・インベストメンツLLC社(以下、「CI」と称します)により作成されたものです。
  • 本レポートは、CI が信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、CIはその正確性、完全性を保証するものではありません。
  • ここに示したすべての内容は、CIで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。
  • CIは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
  • 本レポートは、お客様への情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品の売買あるいは特定の金融商品取引の勧誘を目的としたものではありません。
    また、本レポートによる情報提供は、投資等に関するアドバイスを含んでおりません。
  • 本レポートにおいて言及されている投資やサービスは、個々のお客様の特定の投資目的、財務状況、もしくは要望を考慮したものではありませんので、個々のお客様に適切なものであるとは限りません。
  • 本レポートで直接あるいは間接に取り上げられている金融商品は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより投資元本を割り込むリスクがありますが、CIは一切その責任を負いません。
  • CIは、レポートを提供している証券会社との契約に基づき対価を得ております。
  • CIは、本レポートの論旨と一致しないレポートを発行している場合があり、また今後そのようなレポートを発行する場合もあります。
  • CIは、本レポートに記載された金融商品について、ポジションを保有している場合があります。
  • 本レポートでインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、CI自身のアドレスが記載されている場合を除き、ウェブサイトの内容についてCI は一切責任を負いません。
  • 本レポートの利用に際しては、お客様ご自身でリスク等についてご判断くださいますようお願い申し上げます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

【FXデビュープログラム】FX口座の新規開設&お取引で最大700,000円キャッシュバック!

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 米株デビューコンテンツ(GWも取引できる!)

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.