SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-29 16:40:54

マーケット > レポート > 広瀬の外国株式・海外ETFデビュー講座 > 引締め政策の出口戦略が次の連邦公開市場委員会で模索される

引締め政策の出口戦略が次の連邦公開市場委員会で模索される

引締め政策の出口戦略が
次の連邦公開市場委員会で模索される

2022/10/28

1引締め政策の幕引きが真剣に検討され始めた

いまアメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)は金融の引締めを行っています。

米国の政策金利はフェデラルファンズレートですが、これまで3回連続で0.75%という大幅な利上げを敢行しました。11月2日の連邦公開市場委員会(FOMC)でも今一度0.75%の利上げが行われることはほぼ確実です。

しかし「その後、どうする?」ということに今注目が集まっており11月2日のFOMCでも引締め政策の出口戦略が討議の中心になると思われます。

具体的には二つのシナリオが考えられます。

ひとつは「12月から利上げのペースを0.50%へ減速し、来年最初のFOMCでは0.25%に下げる」というものです。

これに対して「年内いっぱいは0.75%という大幅な利上げを続ける代わり、来年はもう利上げしない」という考えもあります。

どちらのシナリオも「利上げを前倒しするか、しないか?」の差でしかなく、結局のところ「着地点は4.5%あたり」という点では意見の一致を見ています。

言い換えればこれは手仕舞い方法に関する些細なポイントに過ぎず、大筋として「そろそろ終わりにする」という事に関してはコンセンサスが出来ているということです。

株式市場は「利上げ完了!」を歓迎すると思います。ここへきて俄かに米国株が元気になっているのはそのような事に対する期待が原因です。

1株式ストラテジー

利上げの打ち止めは株式にとりプラスです。12月の末までにS&P500が今年の高値から安値までの下げ幅の半値戻しの水準、つまり4,200くらいまで上昇するというのはじゅうぶんに考えられるシナリオです。

来年に入っても株式市場は引き続き堅調と予想します。

それではどのセクターを買う? ということですが、このところのドル高で輸出比率の高い企業の決算は悪いです。したがって今個別銘柄に投資することはリスクが高いです。

そこで安全なやり方は、株式市場をまるごと買うようなETFでお茶を濁すという手法だと思います。

いずれFRBが利上げの終了をシグナルすれば、その時点で為替はドル安に振れると考えるのが自然です。それは米国の輸出企業の業績にとって支援材料です。言い直せばこれまで逆風だった企業業績に順風が吹き始める時期は近いということです。

3まとめ

まとめるとFRBが引締め政策の出口戦略を打ち出せば1)金利面でも逆風がフォローの風に変わるし、2)業績面でも逆風がフォローの風に変わります。そのことは株式のバリュエーションにとって大変良いことです。

いま米国の株式市場は向こう12か月の利益に対して16倍程度で取引されており、割高感はありません。

じっくりと腰を落ち着けて株式投資に取り組んで行ける環境が、あと少しで到来しようとしているのです。

外国株式口座開設外国株式お取引

著者

広瀬 隆雄(ひろせたかお)

コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター

グローバル投資に精通している米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
1982年 慶応大学法学部政治学科卒業。 三洋証券、SGウォーバーグ証券(現UBS証券)を経て、2003年からハンブレクト&クィスト証券(現JPモルガン証券)に在籍。

広瀬 隆雄

免責事項・注意事項

  • 本レポートは、コンテクスチュアル・インベストメンツLLC社(以下、「CI」と称します)により作成されたものです。
  • 本レポートは、CI が信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、CIはその正確性、完全性を保証するものではありません。
  • ここに示したすべての内容は、CIで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。
  • CIは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
  • 本レポートは、お客様への情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品の売買あるいは特定の金融商品取引の勧誘を目的としたものではありません。
    また、本レポートによる情報提供は、投資等に関するアドバイスを含んでおりません。
  • 本レポートにおいて言及されている投資やサービスは、個々のお客様の特定の投資目的、財務状況、もしくは要望を考慮したものではありませんので、個々のお客様に適切なものであるとは限りません。
  • 本レポートで直接あるいは間接に取り上げられている金融商品は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより投資元本を割り込むリスクがありますが、CIは一切その責任を負いません。
  • CIは、レポートを提供している証券会社との契約に基づき対価を得ております。
  • CIは、本レポートの論旨と一致しないレポートを発行している場合があり、また今後そのようなレポートを発行する場合もあります。
  • CIは、本レポートに記載された金融商品について、ポジションを保有している場合があります。
  • 本レポートでインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、CI自身のアドレスが記載されている場合を除き、ウェブサイトの内容についてCI は一切責任を負いません。
  • 本レポートの利用に際しては、お客様ご自身でリスク等についてご判断くださいますようお願い申し上げます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

【FXデビュープログラム】FX口座の新規開設&お取引で最大700,000円キャッシュバック!

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 米株デビューコンテンツ(GWも取引できる!)

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.