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2019-11-21 12:51:56

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中国:自由貿易加速へ!!

2015/1/19 モーニングスター株式会社

2014年の輸出は前半弱く後半回復、輸入は年間を通して大きく変動、貿易収支は1,2月を除き高水準を記録した。輸出は回復基調だが、輸入は弱く、その結果、貿易収支は大きく伸びているといった状態であった。

輸出の伸びは堅調な外需に支えられたといった面もある。しかし、それだけではない。

国別の輸出伸び率(ドルベース)をみると、中継貿易で見かけ上の輸出が多く表示される香港を除くと、トップはアメリカで7.5%増、第2位はEUで9.4%増、第3位はASEANで11.5%増である。全体の伸び率が6.1%増なので、これらの地域への輸出はいずれも平均以上に伸びている。習近平国家主席、李克強首相は昨年、各国を積極的に訪問した。また、各国トップが頻繁に中国を訪れるなど、トップダウンの外交が輸出拡大を促している。

戦略面では、ASEANと自由貿易協定を結んでおり、2002年以来、相互開放が着実に進んでいる。WTOの活動が事実上停滞している中で、中国は2国間の貿易振興を外交戦略の柱の一つとしており、EU各国に対しても積極的な相互交流を進めている。

一方輸入については全体で0.4%増に留まっている。昨年は、習近平体制が実質的に始動した年であり、腐敗・汚職撲滅運動が強化され、また、経済・社会の非効率、不合理を徹底的に改善するための全面深化改革が始まった。4年以上続いた不動産コントロール政策がようやく効果を表した年でもあった。景気はこうした背景の中で減速、内需の弱さにより低い伸び率に留まった。

今年の貿易はどうなるだろうか?

陸のシルクロード経済ベルトと21世紀海のシルクロードを関連各国と協力して発展させようといった内容の“一帯一路”政策を中国は国家戦略として大きく進展させようとしている。国内に限れば、13年9月に上海自由貿易試験区が設立され、今年は広州、福建、天津でも自由貿易試験区が設立される。決して短期間で効果の出る政策ではないが、構造的な変化であり、貿易は今年も安定成長が期待できるだろう。

一方、輸入については、全面深化改革の進展などがあり、引き続き低い伸びが続きそうである。ただ、内需の質は着実に高まっている。輸入の伸びが低いことをそれほど懸念する必要はないだろう。

今回は貿易構造の質的改善に着目し、以下の3銘柄をピックアップした。

銘柄名  招商局国際(00144/メインボード)

招商局集団傘下の港湾事業会社
1月14日終値:26.65香港ドル

 ・ 香港を拠点にインフラ設備建設、物流、貿易、金融、不動産開発などを行う国策企業グループである招商局集団の子会社。

 ・ 主要業務は、珠江デルタ地区(深セン)、長江デルタ地区(上海、寧波)、その他国内(湛江、ショウ州、厦門、青島、天津)、海外(香港、台湾、コロンボ、スリランカなど)での港湾業務が中心。14年6月中間期における売上比率は90.7%。物流サービスが8.7%。その他賃貸収入などが0.6%を占める。また、関連会社として、コンテナ製造で世界最大規模の中国国際コンテナ(02039)を持ち、利益貢献がある。

 ・ 14年6月中間期業績は4.8%増収、11.1%増益。また、EBITDAは7.3%増益。主力の港湾業務EBITDAが9.3%増益と好調。ばら積み貨物の取扱量は2.6%増に留まったものの、コンテナの取扱量は、香港・台湾、その他海外が拡大したことで18.1%増となり、業績を牽引した。

 ・ 今期は海外部門の拡大から業績好調見通し。

銘柄名  中外運(00598/メインボード)

貨物運送代理業では国内最大の総合物流会社
1月14日終値:5.88香港ドル

 ・ 香港、広東、福建、上海、浙江、江蘇、湖北、連雲港、重慶、広西、安徽、山東、天津、遼寧など経済発展の早い沿岸、川沿いなどに営業基盤を持つ。海、陸、空に関する貨物輸送や倉庫、港湾埠頭サービス、国際速達荷物便などを手掛けている。船舶業務代理や貨物輸送代理を一体化させたビジネスを展開しており、広範囲の顧客に総合的な物流サービスを提供している。

 ・ 業務の中核は貨物代理業務。14年6月中間期の売上構成は77.3%。メーカーなどの顧客に対して提供する総合的な物流サービスは14.3%。倉庫・埠頭サービスは4.3%、その他は4.1%。

 ・ 14年1-9月期業績は7.2%減収、42.6%増益。主力の貨物代理業務に関する税務会計処理の変更などにより減収となったものの、営業段階では4.9%減益に留まった。持ち分法適用会社の業績改善により42.6%増益となった。

 ・ 今期は、(1)電子商取引の発達に伴って総合物流業務が大きく伸びる可能性があること、(2)親会社と共に中央系国有企業改革が行われ、有望な資産が同社に注入され、グループ全体で収益性が高まると見られることなどから、業績好転見通し。

銘柄名  嘉里物流(00636/メインボード)

香港を拠点とする総合物流会社
1月14日終値:12.12香港ドル

 ・ マレーシア華人系コンゴロマリット企業であるケリー・プロパティーズ(00683)の傘下企業。企業の中には、生産に集中し、倉庫やトラック、輸送に関するシステムやソフトウエア、人材などを全て他社に依存するところがある。そうした企業に対して3PL(サードパーティーロジスティックス)を提供している。

 ・ 14年6月中間期における部門別売上高は総合物流が43.6%、香港での倉庫業務が2.4%、国際貨物輸送代理が54.0%。地域別売上高は、香港が15.3%、本土が40.9%、台湾が10.6%、南アジア・東南アジアが14.9%、欧州が14.6%、その他が3.7%。

 ・ 14年6月中間期業績は4.9%増収、29.8%減益。国際貨物輸送代理は伸び悩んだものの、主力の総合物流の売上高は11.2%増と業績を牽引。前期は投資物件評価収益や九龍湾倉庫の売却益が発生したが、今期はその反動で減益となった。ただし、コア利益は8%増益と安定成長であった。

 ・ ASEAN、中国などの経済発展は今後も続き、両地域の経済協力は更に進むだろう。また、企業経営の分業化が進み、3PL業務は拡大するだろう。同社のビジネスチャンスは更に広がると予想。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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