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2019-06-18 10:19:47

マーケット > レポート > 中国経済レポート > 中国:H株指数は10,000ポイントを回復、バリュエーションは依然として低水準

H株指数は10,000ポイントを回復、バリュエーションは依然として低水準

2014/4/10 SBIサーチナ株式会社

このところ、香港市場の株式相場は持ち直しの動きが見られる。右のチャートは、香港市場上場の中国本土銘柄で構成されたH株指数の日足チャート。3月の中旬には9,200ポイント近辺まで調整していたが、8日のH株指数終値は10,321ポイントとなり、年初の水準まで回復した。年初からの調整で、辛抱強く押し目を拾ってきた投資家にとっては、辛抱が報われる結果となった。

反騰の要因としては、このところの当局が景気にも配慮した政策を打ち出していることが挙げられる。4月3日のリポートでも書いた通り、李克強首相は3月に遼寧省で主催した経済情勢座談会で、重点投資プロジェクトの推進を加速し、早急に予算を割り当てると発言した。その後、経済成長を促進するために、鉄道向け投資の拡大や居住環境改善の加速、小規模・零細企業の税金減免など一連の措置を講じる方針を示した。

李克強首相が示した方針に合わせて、景気テコ入れの具体的な動きも見られた。国務院常務会議で、鉄道建設を加速する必要性が示され、年間2,000‐3,000億元規模(日本円で約3‐5兆円規模)に達する鉄道発展ファンドの設立が決まった。資金問題で滞っているプロジェクトの円滑な推進がファンド設立の目的であるが、同時に景気浮揚を視野に入れた措置とみていいだろう。

このように当局が景気にも配慮する政策を取ったことが、市場ではポジティブに受け止められている。また、長期の調整で株価に割安感があったこともあり、買戻しの展開につながった。さらに、今後もしばらく、買戻しの動きが継続する展開となる可能性もある。H株指数の調整は昨年の11月ごろからはじまっており、その時のH株指数の水準は11,600ポイントだった。そこから起算した場合、H株指数の戻りは半分程度にとどまる。ブルームバーグがまとめた4月8日のPER(実績ベース)は約7.6倍で、10倍を大きく下回り、依然として歴史的な低水準となっている。当局が追加の具体的な景気対策を発表した場合、さらに水準訂正が進んでもおかしくない。

こうした局面では、バリュエーションが割安で、ハンセン指数などの指数採用される時価総額の大きな銘柄に注目したい。中でも、銀行は4大銀行のPER(ブルームバーグ、実績値)は5倍台で、他の業種と比較して低水準となっている。しかも、13年は経済成長率が減速するなど、厳しい経営状況だったにもかかわらず、4大銀行をはじめ多くの銀行が13年12月の本決算で、10%前後の増収増益を記録している。不良債権比率も大きな悪化が見られなかった。そういうわけで、今回は香港上場の本土銀行銘柄のうち時価総額上位銘柄を取り上げた。

銘柄名 中国工商銀行(01398/メインボード)

中国最大規模の国有商業銀行 4月8日終値:4.900香港ドル

 ・ 中国人民銀行(中央銀行)の商業銀行業務を引き継ぎ、84年に設立。先進製造業、現代サービス業、戦略的新興産業を中心とした国家プロジェクトなど企業向け融資に強みを持つ。零細企業向けの金融サービスも手がけ、個人向け融資も拡大する方針。14年1月に南アフリカ共和国のスタンダード・バンク・グループ英国部門の株式60%を取得することで合意するなど、海外進出にも積極的。

 ・ 13年12月本決算は10.1%増益。資金運用収支は前年比6.10%増。不良債権比率は0.09ポイント上昇の0.94%。13年1月1日から適用された中国本土の新たな銀行自己資本比率規制に基づく自己資本比率は13.12%だった。

銘柄名 中国建設銀行(00939/メインボード)

インフラ分野に強みを持つ大手国有商業銀行 4月8日終値:5.560香港ドル

 ・ 政府のインフラ建設資金の管理を目的に、1954年に設立された中国人民建設銀行が前身。法人および個人向け銀行業務を幅広く手がけるが、低所得者向け保障性住宅など国家プロジェクトのインフラ建設向け融資に強みを持つ。自己居住目的の住宅需要を支援し、個人住宅ローン事業では13年もトップシェアを維持。都市化政策に対応して中小零細企業向け融資も手がける。13年12月末の拠点数は国内14,650カ所、海外13カ所。

 ・ 13年12月本決算は11.1%増益。資金運用収支は前年比10.3%増。不良債権比率は0.99%と12年末の水準を維持。13年1月1日から適用された中国本土の新たな銀行自己資本比率規制に基づく自己資本比率は13.34%だった。

銘柄名 中国銀行(03988/メインボード)

為替業務に強みを持つ国有商業銀行 4月8日終値:3.480香港ドル

 ・ 中央銀行として1912年に設立、国際兌換銀行、国際貿易専業銀行としての役割も果たし、49年からは国家外匯外貿専業銀行として外国為替、国際貿易決済業務などを実施。94年に国有独資商業銀行となり、中国本土、香港、マカオ、台湾のほか37の国で金融サービスを展開。法人・個人向け金融、資産運用のほか、投資銀行業務や、保険、ファンド管理、航空機リースなども手がけ、人民元国際化業務では主導的地位を維持する。

 ・ 13年12月本決算は12.4%増益。資金運用収支は前年比10.36%増。不良債権比率は0.01ポイント上昇の0.96%。13年1月1日から適用された新たな銀行自己資本比率規制に基づく自己資本比率は12.46%だった。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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