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2019-06-26 16:52:51

マーケット > レポート > 中国経済レポート > 中国:H株指数10,000ポイント割れ、影の銀行などの悪材料重なる

H株指数10,000ポイント割れ、影の銀行などの悪材料重なる

2014/1/29 SBIサーチナ株式会社

中国株はこのところ売りに押される展開となっている。右のチャートは、香港市場上場の本土銘柄で構成されたH株指数の日足チャートであるが、1月27日の終値ベースでは、10,000ポイントを割り込み、2013年の8月の水準まで下落している。中国本土を代表する上海総合指数も2,000ポイント付近まで下落している。香港株、本土株ともに調整は12月初旬ごろからはじまっており、調整期間はおよそ2カ月に及んでいる。

調整が続いている理由として、このところ発表された中国の経済統計の内容が悪かったことが挙げられる。13年7月ごろから持ち直してきた鉱工業生産は12月には9.7%増と、10%台を再度割り込んだ。また、HSBCが発表した1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.6と、好不況の分かれ目となる50を下回った。13年は年央にかけて当局主導で景気は持ち直したが、景気回復基調がしっかりしないうちに、当局が政策を徐々に中立化させており、その影響が出始めている。経済成長目標が発表されておらず、当局がどこまで改革を優先するか不透明な状況となっている。そうしたなかで、中国の炭鉱会社が資金調達のため信託会社を通じて発行した高利回りの投資商品でデフォルトの危機が浮上し、シャドーバンキング(影の銀行)に対する懸念が再燃していることも、調整要因となった。

中国は、劣後設備を多く抱えており、過剰生産設備の淘汰・整理の解決を推し進めなければならない状況となっている。当局は、劣後設備に対する銀行融資を監督しているが、銀行から融資を受けられない企業は、生き残りのために、利回りの高い資金に頼らざるを得ない状況が発生している。仮に、当局が景気に配慮せずに、改革を優先し、景気が悪化した場合、競争力のない企業がデフォルトする可能性が高まる。一方で、劣後設備を抱えた企業が延命することで、潜在的な不良債権リスクが高まることになる。当局にとってはどっちを向いても非常に困難な状況となっているが、社会的な混乱を避けるためにも、一定限度の経済成長を確保する現実的な政策を取らざるを得ないだろう。ただし、今後シャドーバンキングに対しては、一層の厳しい監督規制が取られる可能性はあるだろう。

明るい材料もある。市中の流動性がタイトになり、金利が上昇する局面では、当局が適度に資金を供給していることである。去年からこうした状況は何度も確認されており、当局の景気に対する一定の配慮と受け取ることができる。また、このところの調整により、上記の悪材料が織り込まれつつあり、株価に割安感も出てきていることも明るい材料だ。H株指数の予想PER(1月27日、ブルームバーグ)は6.48倍と、歴史的低水準となっている。上海総合指数の予想PER(1月27日、ブルームバーグ)も7.87倍と、低い水準となっている。三中全会後は政策期待が先行して、株価は急騰したが、三中全会開催前の水準まで戻ってきている。一方、三中全会で打ち出された方針に沿った具体的な政策がこれから打ち出されることになるだろう。こうした政策が景気下支えとなる可能性もある。

投資を検討するテーマとしても、政策の方向性に沿った分野は今後も有利になるだろう。当局による経済構造の改革を行っており、GDPに占める設備投資のウエイトの低下と消費のウエイトの拡大を進めている。そういうわけで、当局は過剰設備を淘汰したり、新規投資を監督したりする一方、所得向上政策を推進している。消費の分野では、カジノに注目したい。マカオ当局の発表によると、13年のカジノ収入は前年比18.6%増と、比較的高い伸びを見せた。本土の所得向上により、海外旅行客が増えたことが、売り上げ増につながった。今後も本土当局の所得向上支援により、海外旅行需要の拡大が予想される。今回は、香港に上場するマカオ銘柄のうち、時価総額上位銘柄をピックアップした。

銘柄名 金沙中国(サンズチャイナ)(01928/メインボード)

米ラスベガス・サンズ社傘下のカジノ事業者 1月27日終値:59.950香港ドル

 ・ 04年にマカオ初のラスベガス式カジノ「澳門金沙(サンズ・マカオ)」を開業。07年の「澳門威尼斯人(ベネチアン・マカオ)」、08年の「澳門百利宮(プラザマカオ)」に続き、12年にコタイ地区で「金沙城中心(サンズ・コタイセントラル)」をオープン。ホテル、ショッピングモール、レストラン、コンベンションセンター、劇場を併設する大型総合カジノ・リゾートを建設。13年6月末の売上構成は、カジノ事業が89.7%、ホテルが3.3%、ショッピングモールが2.9%、飲食が1.7%。

 ・ 13年6月中間決算は39.4%増収、113.9%増益。「金沙城中心」が12年9月に全面稼働し、大幅増収、増益に寄与した。15年にはカジノ・リゾート「澳門巴黎人(パリジャン)」が開業予定。

銘柄名 銀河娯楽(ギャラクシーエンター)(00027/メインボード)

香港系のカジノ事業者 1月27日終値:73.950香港ドル

 ・ 02年にマカオ政府がカジノライセンスを開放した際に新規参入。会長は香港の実業家である呂志和氏。06年に市中心部で「澳門星際酒店(スターワールド)」を開業。11年にコタイ地区で大型複合リゾート施設「澳門銀河(ギャラクシーマカオ)」を開業し、第3期、第4期の拡張も計画。13年にコタイ地区のカジノ併設ホテル「金都酒店(グランドワルド)」を買収。13年6月の売上構成は、カジノが93.7%、ホテルが2.9%で、建材の販売なども手がける。

 ・ 13年6月中間決算は8.8%増収、34.8%増益。「澳門銀河」が好調で大幅増益に寄与。主力のVIP部門の安定成長に加え、一般向けマス部門が2ケタ増と大きく伸びた。14年は15〜20%の増収が期待できるとし、台湾と日本のカジノ市場開拓にも意欲を見せる。

銘柄名 永利澳門(ウィンマカオ)(01128/メインボード)

米ウィン・リゾーツ社傘下のカジノ事業者 1月27日終値:33.400香港ドル

 ・ スティーブ・ウイン氏率いる米ナスダック上場のウィン・リゾーツ社が親会社。06年に市中心部に「永利澳門(ウィンマカオ)」を開業。「永利大楼(ウィンタワー)」と全室スイートの新館「萬利大楼(アンコールタワー)」の2棟から成る。24時間営業のカジノと高級ホテルにレストランやショッピングモール、スパなども附設し、フォーブス・トラベルガイドで5つ星を獲得。13年6月末の売上構成は、カジノが93.8%、ショッピングモールなどが5%。

 ・ 13年6月中間決算は3.4%増収、10.7%増益。ここ数年急増していたマカオ観光客数の伸び悩みや競争激化などを背景に、カジノ収入は3.2%増にとどまった。コタイ地区でも大型複合リゾート施設を開発中で、16年に開業の予定。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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