◆自動車事業

●自動車事業売上高：234.2億ドル、前四半期は199.6億ドル（予想219.8億ドル）〇市場予想を大きく上回った

●モデルS/X出荷台数：19,489台（予想15,921台）〇市場予想を上回った

●モデル3/Y出荷台数：460,211台（予想444,735台）前四半期は388,131台　〇市場予想を上回った

●世界出荷台数：479,700台（予想454,770台）前四半期は422,875台　〇市場予想を上回った

●上海工場はフル稼働、フリーモント工場も稼働良好。過去最高の生産数だった。

●米国のギガ・ファクトリーではモデルYの生産性向上に注力。サイバートラックの生産設備投資も継続。4680セルの歩留まりも向上。

●モデル3/Yを初めて購入する顧客向けに「Get To Know Your Tesla」 サービスを開始。これはユーザー向けにシートやミラー、ハンドル調整、電話キーの設定、回生ブレーキなどのトピックについてお知らせする。ソフトウェアのアップデートも通知。

◆サービス・その他事業

●同事業売上高：21.5億ドル、前四半期は18.4億ドル（予想18.9億ドル）〇市場予想を大幅に上回った

◆エネルギー事業（Energy Generation & Storage）

●同事業売上高：15.1億ドル、前四半期は15.3億ドル（予想16.0億ドル）×市場予想を下回った

●ストレージ（貯蔵）は前年比で222%増の3.7GWhを達成。カリフォルニア州ラスロップのメガパック工場稼働が貢献。フル稼働までの拡大余力はある。

●マスクCEO：2Qは生産、出荷そして売上高が過去最高を達成。モデルYはカローラをも上回り世界で最も売れたクルマとなった。

●年間納車台数は180 万台目標を維持。3Qは夏休みと工場のアップグレードのため生産高は若干減少すると予想している。一方で、当社が企画している未来車、「ロボ・タクシー」。大きな引合いがあると想定しており、その需要に応える画期的な生産体制を構築している。

●景気が悪化すればクルマの価格引下げは視野に入れている、利益率の低下より納車台数増に注力することは「Makes Sense」、理にかなう行動だ。

●オートパイロットとDojo（AI向け半導体チップ）に関してはトレーニング・データの蓄積が進んでいる。AI成功の鍵は分析するデータ量とコンピューティングのリソースであり、手ごたえを感じている。

●オースティンの工場ではサイバートラックの生産設備導入を進めている。同トラックはサイズ的にも画期的なもので20フィートのガレージに収まるものだ。年後半のリリースを楽しみにしている。

●当社のグローバル・スーパーチャージャー・ネットワークは現在 50,000カ所以上にある。これは他社製品も利用可能なオープンソース化したものでテスラの充電規格は現在、北米充電規格と呼ばれている。フォード、GM、メルセデス、その他多くのクルマ が当社のコネクタを使用可能。そして将来的にはオートパイロットの規格も、ライセンス供与出来ればと考えている。