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1Q（1-3月期）決算速報（現地4/25寄り前発表）
●決算発表当日の株価：37.30ドル（+0.54%）
●売上高：329.0億ドル（予想336.4億ドル）×市場予想を下回った
●調整後EPS：1.20ドル（予想1.19ドル）〇市場予想をわずかに上回った
●1-12月期通期調整後EPS見通し：4.55〜4.85ドルを据え置いた（予想4.67ドル）〇中間値が市場予想をわずかに上回った
インパクトに欠ける決算発表でした。ただし株価は前週から既に4〜5％調整しており、決算発表当日は小動きとなりました。
決算発表当日のチャート
決算のポイント
●ワイヤレス後払い契約純増数：+63.3万件（予想+28.9万件）〇市場予想を大きく上回った
●後払い携帯電話純増数：-12.7万件（予想-11.6万件）×市場予想を下回った
●ワイヤレス小売り後払い契約携帯電話月間解約率：1.69％（予想1.53％）×市場予想より悪かった
●23/12月期通期資本的支出見通し（CAPEX）：182.5〜192.5億ドルで据え置いた（予想189.2億ドル）市場予想より少なかった
経営陣の主なコメント
●営業活動によるキャッシュ フローは 前年同期比で15 億ドル増の83 億ドルだった。フリーキャッシュフローは前年同期の10億ドルに対して23億ドルを創出した。
●ブロードバンド事業は消費者向け、企業向けともに主要な成長分野。1-3月期は10 年以上で最高の純増を達成した。
●100億ドルに上るCバンド向け設備投資計画はほぼすべてが終了。今後は収益増、コスト管理、および設備投資効率化により、キャッシュフロー増加を見込む。当社は業界最長の16年連続増配中。
決算を受けたマーケットの反応
●インパクトに欠ける決算発表でした。ただし株価は前週から既に4〜5％調整しており、決算発表当日は小動きとなりました。
●携帯事業はAT＆Tなどライバルとの競争が厳しく苦戦しておりますがブロードバンド加入者数が市場予想を大きく上回ったことは好材料と言えそうです。投資家が注目する配当に関しては、経営陣は設備投資計画の一巡、フリーキャッシュフローの増加などを背景に増配継続に自信を示しております。同社の※配当利回りは4/25現在で7.0％、S＆P配当貴族指数の利回りは3.83％です。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均：43.78ドル、アナリスト・レーティングは5段階評価の3.39、（4/25時点）
※配当利回りは、配当頻度を基に算定した過去12ヵ月間の配当落ち後の1株当たり配当額の合計を直近の株価で割った値。
