●営業利益率：21.0%、前年同期25.1%（予想20.2%）〇市場予想を上回った　

●フリーキャッシュフロー：21.2億ドル、前年同期は8.02億ドル（予想9.24億ドル）〇市場予想を大きく上回った

●総契約者数：2.325億人、（予想2.330億人）、前四半期2.31億人、×市場予想をわずかに下回った

◆地域別有料契約者動向

●北米：10万人増（予想25.8万人増）×市場予想を大きく下回った

●欧州中東アフリカ：64万人増（予想83.1万人増）×市場予想を大きく下回った

●南米：45万人減（予想52.5万人増）×市場予想を大きく下回った

●アジア太平洋：146万人増（予想98.7万人増）〇市場予想を大きく上回った

●ムーディーズの投資格付け引上げにより、当社格付けは投資適格となった。

●新たに政治をテーマにした「ナイト・エージェント」がヒット、3作目に入った「アウター・バンクス」などが好調だった。

●アカウントの使い回し防止策は当初の1-3月から4-6月に延期。南米での解約増加を警戒。

●広告収入が増加。マイクロソフトのプラットフォームを使用し個人向け広告プログラムを提供予定。

●前四半期に昇格したテッド・サランドス共同CEOが初めてのカンファレンスコールを務めた。15年の同社経験値を糧に今後も信頼を築き、お互いを尊敬していく。1-3月期はまずまずの業績だった。

●116 か国で値下げを実施した。過去21年に実施したインドの値下げ（20〜60％）ではエンゲージメント（加入）は3割増加、有料広告も増え収益改善となった成功例がある。

●アカウントの使い回し防止策は重要な施策と認識、慎重に取り組んでいる。値上げと同様のインパクトを与えると予想しており、解約に繋がる。アカウントとデバイスの管理、分析を行いスムーズな移行を目指す。4-6月に米国からローンチを開始。長期的に収益改善に繋がると見込んでいる。

●広告事業に関しては、マイクロソフトとのパートナーシップにより、サービス提供と販売力が向上している。

●広告事業に関しては始まったばかりだが、順調である。世界には10 億以上のブロードバンド世帯、4.5〜5 億人のケーブルTVの契約者がおり、当社の有料会員は現在2.3億人である。今後の成長ポテンシャルは非常に大きいと感じている。