●Family of Apps（フェイスブック、インスタグラム、メッセンジャー、ワッツアップ、その他サービス）売上：314.4億ドル、前四半期は274.3億ドル（予想308.1億ドル）〇市場予想を上回った

●その他収入：1.84億ドル（予想1.88億ドル）×市場予想を下回った

●Reality Labs（VRサービス）売上：7.3億ドル（予想6.5億ドル）〇市場予想を上回った

●Family of Appsユーザー当り平均収益：8.63ドル、前四半期は7.53ドル（予想8.19ドル）〇市場予想を上回った

●広告インプレッション回数（広告表示回数）前年比：23.0％（予想13.5％）〇市場予想を大きく上回った

Facebookの会員動向

●デイリーアクティブユーザー（DAU）：20.0億人（予想19.8億人）〇市場予想を上回った

●マンスリーアクティブユーザー数（MAU）：29.6億人（予想29.8億人）△市場予想とほぼ一致した

財務等

●自社株買いを新たに400億ドル承認

●フリーキャッシュフロー：52.9億ドル、前四半期は1.7億ドル

●22年は困難な年だった。我々は効率性の追求に軸足を置き、主要課題に手を打ち本年を終えた。3Qの決算発表で業績改善の手ごたえを感じていると述べたが、直近ではさらに良くなっている。フェイスブックのデイリー・アクティブ・ユーザーは20億人に達し、同月間では30億人。フェイスブック、インスタグラム、ワッツアップのデイリー・ユーザーは過去最高水準にある

●当社はよりフラットで機動的な組織を目指し組織変更に取り組んでいる。中間管理職の階層を削減、昨年 11,000 人のリストラを実行したが改革は継続している。生産性、スピード、コスト構造の改善課題はまだまだある。これらを克服し収益性を高めることができよう

●当社の戦略における最重点事項はAIとメタバース。それは昨年から変わっていない

●リール（ショート動画）にあるボトルネック改善に取り組んでいる。視聴ニーズは高いがマネタイズが弱い。当社のノウハウを活用して機会損失をすることなく視聴を増やしていく

●メタバースに関しては、昨年末に「Quest Pro」を出荷した。VRデバイスとしては世界最新で、スタンダードになりうると自負している。医薬品開発やインテリア・建築デザイン、ゲーミングなど、様々な使用者により活用範囲が拡大している

●4Q、69億ドルの自社株式を買戻し、22年は計279億ドルに達した。年末時点で109億ドルの自社株買いの残枠があるが、追加で400億ドルを承認した

●景気の先行き不透明感からデジタル広告は減速している。金融、テクノロジー向けがマイナス要因。最大の広告主であるEコマースの成長率もマイナスだが減少幅は縮小している。ツーリズムやヘルスケア向けはプラス成長となっている