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3Q（7-9月期）決算速報（現地11/8引け後発表）
●決算発表後の時間外取引（日本時間10:00時点）：74.38ドル（-0.60%）
●売上高：93.9億ドル（予想94.1億ドル）×市場予想をわずかに下回った
●調整後EPS：2.44ドル（予想2.49ドル）×市場予想をわずかに下回った
●10-12月期生産高見通し：1,200〜1,260百万石油換算バレル/日
売上高、調整後EPSとも、わずかですが市場予想予想を下回りました。決算発表を受けた引け後の取引で株価は小幅の上下はありましたがほぼ横ばいとなりました
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●資本的支出（CAPEX）：11億ドル（予想11.7億ドル）
●米国天然ガス実売価格：7.06ドル（千立方フィート）（予想7.04ドル）〇市場予想をわずかに上回った
●米国NGL実売価格：35.22ドル（バレル）（予想38.66ドル）×市場予想を下回った
●石油実売価格：94.89ドル（バレル）（予想94.16ドル）〇市場予想をわずかに上回った
経営陣の主なコメント
●良好な事業結果により潤沢なフリーキャッシュフローを獲得、3Qは36億ドルにのぼった
●株主への還元をすすめた、22年は計30億ドル、うち3Qは18億ドルに達した
●債務の削減を進め、目標の一つだった投資適格格付けを回復した
●3Q、デラウエア盆地、パーミアンで過去最高の生産高を達成
●当社ポリシーのもと低炭素化戦略を進めた
●DAC（直接空気回収技術）によるCo2の回収プラントは2035年までに従来見通しの70から100に増加する可能性がある
決算を受けたマーケットの反応
継続する資源価格の上昇を上手に捉えキャッシュフローを獲得。それを厚い株主還元、債務削減、DAC（直接空気改修技術）によるCo2の回収などの戦略分野への投資とバランスの良い経営を行っているようです。その結果当期には投資適格格付けも回復、財務体質の強化はより好循環を産みそうです。DAC投資が加速する可能性やバークシャーによる同社株の買い増し期待などを鑑みると、株価は過去最高値の2011年、113ドルを伺う展開も期待できそうです
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均：74.27ドル（11/8時点）
