今週はダイヤモンド・バックエナジー、オキシデンタル・ペトロリアムなどの中堅の資源開発企業にウォルト・ディズニーなど個人消費に左右される企業、ユニティ・ソフトウェアや個人投資家に人気のパランティアといった企業が決算発表を行います。米国は中間選挙を11/8に控え関心が分散される可能性もありますが、いずれも我が国の投資家に人気の銘柄ですのでしっかりと押さえておきたいところです。

これまでに決算発表を行ったS&P500指数構成銘柄430社の動向をみると、売上高が市場予想を上回った企業は248社（57.7%）、調整後EPS（1株当たり利益）が市場予想を上回った企業は300社（69.8%）となっています（11/4時点、Bloombergのデータより、SBI証券調べ）。

ダイヤモンド・バックエナジー（FANG）　11/7引け後　米株信用銘柄（売・買建て）

同社は独立系石油・天然ガス会社です。西テキサスのパーミアン盆地において非在来型のオンショア石油・天然ガス埋蔵量の取得・開発・探査・搾取に従事。パーミアン盆地はテキサス州西部とニューメキシコ州東部の一部をカバーします。同社の埋蔵量は、テキサス州西部のパーミアン盆地、特にクリアフォーク、スプラベリー、ウルフキャンプ、クライン、ストローン、アトカのフォーメーションにあります。7-9月期決算では天然ガスとNGLの産出量が前四半期と比較して変わらずないしは軟化が予想されております。インフレは設備投資額の増加要因となります。ただ資源価格は強調を維持しております。パーミアンでも屈指の優良業者とみられる同社、XOMやCVXも同地域の好調が好決算の原動力となりました。利益水準、株主還元などの注目が集まりそうです。

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オキシデンタル・ペトロリアム（OXY）　11/8　引け後　米株信用銘柄（売・買建て）

同社はエネルギー会社です。米国、中東、アフリカで石油とガスの探鉱・生産活動を行う。米国内では、テキサス、ニューメキシコ、コロラドで事業を展開するほか、メキシコ湾でオフショア事業を展開。事業セグメントには、石油およびガス、化学、ミッドストリームおよびマーケティングが含まれます。現在、同社の筆頭株主は約20%を保有するバフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイですが最大50%まで持ち株を引き上げるとしております。そちらの動向も気になるところです。

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ウォルト・ディズニー（DIS）　11/8　引け後　米株信用銘柄（売・買建て）

同社は世界的なエンターテインメント企業。メディアネットワーク、パークス・エクスペリエンス・プロダクツ、スタジオエンターテインメント、及びダイレクト・トゥ・コンシューマー（DTC）とインターナショナルの4つの事業セグメントで事業を展開します。直近はDTC事業のストリーミング・サービスの加入者動向が株価材料の一つとなっています。7-9月期決算では、インフレにより消費者の購買力低下が懸念されるところ、ストリーミング・サービスやパーク価格の値上げが売上に影響したか、上海ディズニーのロックダウンの影響。またスポーツ・ギャンブリングなど新事業への進出といったところが気になるところです。

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ユニティ・ソフトウェア（U）　11/9　引け後　米株信用銘柄（買建て）

同社はインタラクティブなリアルタイムの3次元コンテンツを作成・操作するためのプラットフォームを提供する企業。ゲーム・エンジンでは世界最大規模を誇ります。4-6月期決算では7-9月期と22/12期通期売上高の見通し中間値が市場予想を下回りました。しかしながら足元では事業のマネタイズと併せて苦戦が続いているようです。決算発表日の取引開始前にApplovin（APP）がユニティに対して1株当たり58.85ドルの買収提案を行っていると報じられました。株価は買収提案価格の58ドル近辺まで上昇しましたが、ユニティが提案を拒否。その後ダラダラとした右肩下がりが続いております。今回の決算発表では下期の回復を証明できるか、買収に代わる事業戦略なども注目されるところです。

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