最近の日本株市場は保護主義的な姿勢を強める米国や移民問題に揺れる欧州など、外部環境の不透明性の高まりから相場全体を見ると軟調に推移しています。一方で、個別に見ていくと、相場全体が軟調に推移している中でも上昇している銘柄もあります。
上昇トレンドの個別株に順張りで投資するという戦略は、投資で利益を上げるうえで王道とも言えますが、買い付け後すぐにトレンドが転換してしまった場合や上値が限定的だった場合には、期待ほどの収益が上げられないこともあります。また、高値掴みをしてしまうかもしれないという懸念もあるかもしれません。一方、個別株を対象としたeワラントであれば、レバレッジが効いているので、上値が限定的で、順張りする期間が短期間であったとしても大きな収益が期待できますし、万が一高値掴みをしてしまっても信用取引ではありませんので最大損失は買付代金までに限定されています。
本レポートでは、上昇トレンドにあると思われる銘柄と上昇トレンドにある個別株にeワラントのコールで投資をする方法についてご紹介します。なお、2018年7月9日より、本文中にご紹介した個別株を対象としたコールを含め、613銘柄のeワラントが追加されます。この機会に是非、eワラントのお取引をご検討ください。
上昇トレンドにあると考えられる個別株例 |
下図は直近上昇トレンドにあると考えられる個別株式の一例です。データは2018年7月3日の前場引け時点(外国株は2018年7月2日終値時点)のもので、株価の傾向が分かりやすいように移動平均線(青:5日移動平均、オレンジ:25日移動平均)を記載しています。
○GMOペイメントゲートウェイ(3769)
多くの来日観光客が予想される2020年東京オリンピックに向けた政府の後押しもあり、利用拡大が見込まれるキャッシュレス決済の関連銘柄です。同社は特にECサイト向けのマルチペイメントサービスに強みを持っています。
○東京都競馬(9672)
競馬人気が回復に向かう中で同社の業績も上昇基調にあります。特にオンライン馬券投票システムのシェアが大きく伸びており、今後の更なる業績拡大が期待されます。
○ネットフリックス(NFLX)
4月に発表された1-3月期契約者数が予想を大きく上回ったことを受けて同社の株価は大きく上昇しましたが、その後も米系証券会社が目標株価を引き上げるなど、上昇傾向が続いています。7月16日に発表される4-6月期の決算にも注目が集まりそうです。
○スクエア(SQ)
専用のカードリーダーと無料のアプリですぐにクレジットカード決済が利用できるサービスを提供している同社は、小規模店舗などスモール・ビジネスを中心にビジネスを拡大しています。最近では取扱高の大きな大型店舗や商業施設などへのサービス提供も進んでいる模様です。
上昇トレンドの銘柄に乗る方法と新規追加銘柄のご紹介 |
上記でご紹介した銘柄の中には最低投資単位が100万円を超える銘柄もあり、これらの銘柄を現物株式で買おうとすると、ある程度まとまった資金が必要になります。信用取引を使えば投資元本は少なくすませることもできますが、既に高値圏にある可能性もあり、予想に反して株価が下落してしまった場合には追証が発生するリスクもあります。
そこで上昇トレンドにある銘柄を対象とするeワラントを買って代替するという手段もあります。eワラントなら小額で間接的にこれらの銘柄に投資できますので、多額の投資元本が無くても相場に参加することができます。また、eワラントにはレバレッジがかかっていますが、証拠金取引ではないため、予想が当たれば大きなリターンが期待できる半面、予想が外れた場合でも追証は無く、損失は投資元本までに限定されています。対象となっている現物株式に上昇トレンドが発生している場合は、コール型eワラントを選択します。可能であれば権利行使価格が低い銘柄で、トレンドが長期化する可能性も考慮に入れて満期日までの期間はなるべく長めの銘柄を選択します。対象となっている現物株式の上昇トレンドが終わったら含み益・含み損の発生状況にかかわらず売却することを検討しましょう。売却後、下落トレンドが長く続くと想定する場合にはプットを買ってみるのも一手かもしれません。
2018年7月9日より、613銘柄のeワラントが追加されます。この機会に是非、eワラントのお取引をご検討ください。新たに追加される銘柄には、上記でご紹介した個別株を対象とするeワラントも含まれています。また、以下の個別株を対象としたeワラントも新たに追加されます。
・スタートトゥデイ(3092)
・コーセー(4922)
・メタップス(6172)
・島精機製作所(6222)
今回のコールくん、プットくんの注目銘柄 |
コールくんが選ぶ〜注目銘柄
上のレポートで紹介している銘柄の他にも、電子部品関連の銘柄は相場全体が下げ基調のなかでも相対的に堅調な値動きをしているね。自動運転やIoTなど注目のテーマに大きく関わる業界でもあるので、上昇トレンドは今後も続くと見ているよ。
権利行使価格が低い銘柄を選んで時間経過による価値の減少を最低限に留めたいところだね。
権利行使価格が低い銘柄を選んで時間経過による価値の減少を最低限に留めたいところだね。
6円まで値上がりを期待しているよ。
- ※あくまでも現在の市場動向から推測した目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
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- ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。
プットくんが選ぶ〜注目銘柄
米国との貿易摩擦問題が緊張感を強める中、中国景気の減速観測も重なり、中国では人民元安&株安が進んでいるね。eワラントでは、香港取引所に上場している中国本土企業で構成されるハンセンH株指数が対象になっているものがあるよ。
さらに1〜2週間中国株の下落が続くと想定して選んだよ。
1〜2週間が目安だね。
H株指数が10,000香港ドルに近づくと想定して、4.2円を目標価格に設定するよ。
- ※あくまでも現在の市場動向から推測した目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
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ご注意事項
- SBI証券を通したマーケットメーカー(eワラント・インターナショナル)との相対取引になります。
- 配当や株主優待の権利は発生しません。
- 未成年口座のお客さまのeワラント取引のお申し込みは受付いたしておりません。
リスクについて
eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式・株価指数、投資証券(REIT)、預託証券、国債先物、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合があります)。
ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
トラッカーeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与える有価証券です。このため、投資元本の保証がなく、損失が生じる恐れがあります。トラッカーeワラントの価格は、eワラントに比べると一般に対象原資産の価格により近い動きをします(ただし、レバレッジトラッカーは同方向または逆方向に増幅されたような値動きとなります)が、任意の二時点間において対象原資産の価格に連動するものではありません。また、金利水準、満期日までの予想受取配当金及び対象原資産の貸株料等の変動によって、対象原資産に対する投資収益率の前提が変化した場合には、トラッカーeワラントの価格も影響を受けます。
さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。
お客様の購入価格と売却価格には価格差(売却スプレッド)があります。
詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。