サラリーマンやOLのかたわら、わずかな時間でコツコツと売買している個人投資家も、大企業の経営に大きな影響を与える巨大なファンドを運用する機関投資家も同じ株式投資家です。
ここでは、世界に名を馳せる二人の大投資家を紹介しましょう。
1万ドルを400億ドルにした伝説の投資家
アメリカの伝説的な投資家で、事業家としても高名なのが、ウォーレン・バフェットです。
学生時代に貯めた1万ドルを元手に投資をはじめ、今やその資産は400億ドルとも500億ドルともいわれています。
株式投資ではこんなにも巨大な冨を生み出すとことが可能なのです。
投資対象の選び方はいたってシンプル。自分が理解できる事業内容で、長期的に好業績が見込める会社に「長期運用」で投資します。このため、経営者の能力も重視しました。
個人投資家もお手本にできそうな彼の投資スタイルから、ユニークな点を挙げるとするなら、分散投資は行わず、集中投資を行ってきた、という点でしょう。
13年で資産700倍!ナンバー1マネージャー
自身の運用するファンドの資産を13年間で700倍にしたというのが、全米ナンバー1ファンドマネージャーと言われるピーター・リンチです。
「自分の知っているものに投資する」という彼のスタンスはバフェットとも共通する部分です。
しかし、彼は集中投資を行わず、投資先は適度に分散させました。
ピーター・リンチのユニークな点は、損切りを非常に嫌ったというところです。
有望なビジネスを行っている会社であるなら、一時的な株価の下落で持っている株を売却してはならない、という考えによるものとされています。
運用する資金の額も、手に出来る情報の量や質も異なるであろう彼ら大投資家のスタイルは、そのまま真似られるものではありません。
ですが、彼らの考え方や投資対象との向き合い方などは、私たち個人投資家にも参考になる点があるはずです。
まだまだいる、株で成功した大投資家たち
- ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。