「上がりそう」な株への買い注文に使える
ネット取引ならではの注文方法が「逆指値」注文です。通常の指値注文とは、文字通り「逆」の注文方法です。
例えば、指値注文で「500円で買い」と注文を出した場合、株価が500円「以下」になれば買い注文が成立する可能性があります。同じ500円の指値注文では注文順に成立します。このように、指値注文は「この値段まで下がったら買う」という注文方法です。
ところが、逆指値注文で「500円で買い」とした場合は、株価が500円「以上」になると買い注文が成立します。
逆指値注文は「この値段にまで上がったら買う」という方法なのです。
例えば、「この銘柄が有望だぞ。底値を打って上昇に転じたようなので、明日の取引で500円を越えたら買おう。」と思ったら、500円で買いの逆指値注文を出してみるのも良いでしょう。
損切りも自動で行ってくれる
逆指値の売り注文は、買い注文とは逆に500円「以下」になると売り注文が成立します。これは、いわゆる「損切り」に効果的です。
買った銘柄が、予想に反して一向に上昇せず、損が膨らんでしまいそうなときは、その銘柄をあきらめて売ることも必要です。損失を拡大させない為に、ある程度のところで見切りをつけるのです。
そんなときの売り注文に、この逆指値はピッタリです。
例えば、500円で買ったものの株価は上昇せず、460円に下がってしまいました。「450円にまで下がったらあきらめよう」と思ったら、逆指値で「450円で売り」の注文を出すのです。こうしておけば、みるみる株価が下がり、「気がついたら大きな損になっていた」、ということも防げます。
結構便利!?逆指値注文の使い方
実は初心者にとってありがたい方法
逆指値という耳慣れない言葉からは、なんとなく上級者向けのイメージを持ってしまいますが、実は初心者や取引時間の限られるサラリーマン・OLや主婦などの個人投資家にとってありがたい注文方法なのです。
- ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。