連鎖のスタートをいち早くとらえる
株式市場に限らず、世の中は様々なつながりによって構成されています。
ある日、Aというニュースが発生すると、それがドミノ倒しのように世の中のあらゆるものに連鎖していきます。
株式投資では、いち早くこの連鎖のスタートをとらえることがなにより重要です。これは、1つのニュースに対して、いかに反応するかを競い合うような連想ゲームと言えるかもしれません。
とはいえ、「いうは易く行うは難し」。まずは、連想ゲームができるよう、日常で接する情報の受け取り方を意識してみましょう。
情報が出た直後に連想して動けるか
例えば、A社の商品が爆発的に売れると、その商品の重要パーツを作っているB社が儲かるという連鎖があります。
「A社の商品が売れている」、というニュースを耳にした段階でいち早くB社の業績を連想できるように、両社の関係を知っておくのが重要です。
こうした「好材料」となる情報は時間が経てば、誰かがこの関係の解説を行い、多くの投資家が知るようになります。しかし、材料が出た直後に連想を働かせて行動に移せるのは、ごく一部の投資家なのです。
こうした情報を、それぞれの関係性も含めてストックしておきましょう。ピンときたときに、検索して活用するのです。
1つ1つ読むのではなく、ストックしておく
ネット上や新聞・雑誌、更には無料・有料のメルマガなど、株式投資に関連した情報は豊富にあります。デジタルデータとして保存できるのも、最近では多くなりました。
こうした情報を1つ1つ読みこなして記憶できれば良いのですが、それではとても時間が足りません。1つ1つの情報をその都度読むのではなく、「Evernote」などのWEBサービスにストックしておくのです。
そして、気になるニュースを見つけたときに、ストックしてあるデータからキーワード検索などで関連しそうな情報を引き出すのです。Yahoo!やGoogleなどの検索サイトでは、株式市場に関係のない情報が多いですが、自分自身のデータベースだけで検索すれば、株式市場に関係することだけの中から、検索可能です。また当社の銘柄検索でキーワード検索を行うと、簡単に関連する銘柄へたどり着くことが可能です。
こうすると、A社とB社の関係など、株式投資に役立つ連想ゲームのヒントになる情報が見つけられるはずです。
- ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。