アメリカ経済と株式市場
為替の動向と同様に、この数年ですっかり身近になったのが、ニューヨーク市場やNASDAQ(ナスダック)といったアメリカの株式市場ではないでしょうか?アップルやマイクロソフト、グーグル、GM、キャタピラーといった日本でも有名な企業が数多く上場している市場です。
今や世界の経済はつながっていますから、各国が相互に影響を受けたり与えたりしています。特に日米の経済的つながりは密接ですから、アメリカの景気動向が日本の企業に大きな影響を与えます。
アメリカ市場が下げると日本も下げる
さらに、より短いサイクルでの影響も存在します。
アメリカの株式市場は、日本時間の夜にスタートして朝に終了します。アメリカの株式市場が下げると、その後の日本株式市場が大きな影響を受けます。
これは、日本の株式市場の主役が外国人投資家だからです。アメリカの株式が下げたということは、リスク選好からリスク回避の流れになっており、当然日本株も売られる可能性が高いからです。
日経平均株価とダウ平均株価の推移
中国や欧州の影響力も増加中!
もちろん、日本の株式市場が影響を受けるのは、アメリカの経済だけではありません。
近年は、貿易相手国としてアメリカ以上の存在感を放つ中国経済はその成長率も含めて、年々影響力を強めています。企業によっては、アメリカ以上に中国経済の影響を大きく受けるところも増えてきました。
中国の場合は、東京市場と取引時間が重なる株価動向はもちろんのこと、経済政策や様々な経済指標発表といったファンダメンタルズ面により注目すると良いでしょう。
また、ギリシャ危機以降、ヨーロッパの経済動向も日本の株式市場への影響力が増してきました。
このように、世界経済のつながりは今後もより密接になっていき、株式市場への影響も大きくなっていくでしょう。
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