「好きな会社」ではなく「儲かる会社」を探す
株式投資での銘柄選びでもっとも大切なことは、「儲かる会社を探す」ということです。
ところが投資の初心者が陥りがちなのは、銘柄探しをしているうちに「儲かる銘柄」と別の理由で銘柄の取捨選択をしてしまっていることです。
「この会社はいまいちマイナーなので見送り」、「あの製品を作っているこの会社が好きなので、買い」という考え方をしていることが多いのです。
安く買えて高く売れる会社を探せ!
それでは、儲かる銘柄とはどんな銘柄でしょうか?
それは「安く買えて高く売れる」会社です。あたり前の話に聞こえますが、個人投資家の多くはこの基本を忘れていることが多いのです。「自分が買って儲かる会社」と「儲かっている会社」とは違うのです。
個人投資家の多くは、以下の視点で銘柄を探そうとします。
- 「儲かっている会社」
- 「今後儲かりそうな会社」
しかし、既に多くの投資家がそのように思っている会社は、既に株価が高くなっているのです。
一番重要なのは、多くの投資家がまだ「儲かっている会社」「今後儲かりそうな会社」と思っていない会社で、自分だけが「儲かっている会社」「今後儲かりそうな会社」と思う会社を株価が安いうちに、買っておくということです。
バブル崩壊以後、日本の株式市場は何度か上昇局面に入って賑わったことがありました。しかし、多くの個人投資家は、株価の「高くなった銘柄」を天井付近で買っていたのです。
これでは、たいして儲からないどころか。天井をつけて下落すると損してしまうこともあります。
では、安く買えて高く売れる銘柄はどうやって探すのでしょうか?
銘柄探し4つの着眼点
銘柄探しの着眼点は、大きくわけて4つあります。
(1)会社の業績(見通し)
(2)財務状況
(3)株価の動き
(4)景気動向
この4つのうち、「株価の動き」を分析することを「テクニカル分析」といい、残りの3つを「ファンダメンタル分析」といいます。
なんだか、カタカナで難しそうな言葉が並んでしまいましたが、あくまでこれらは儲かる銘柄を探すための手段です。
その専門家になる必要はなく、儲かるための銘柄を探すための基本情報として、その見方を勉強しましょう。
- ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。