株式市場において、会社の価値を示すもの、いわゆる通信簿が「時価総額」です。株価に発行済み株式数を掛けたものが、「時価総額」です。その会社を丸ごと買える金額と考えてもらえば、わかりやすいかも知れません。

• 出所：BloombergデータよりSBI証券投資調査部作成。
  「株価、時価総額、配当利回り」は、2013年8月27日終値を基に算出。

表1が東京市場の時価総額TOP10ですが、日本を代表する名だたる大企業が並びます。時価総額の大きい企業は、株式市場の優等生（いい会社）といえます。

株価と発行済み株式数で算出される時価総額は、株価の変動につれて、日々刻々と変化します。このリアルタイム感が時価総額に注目する大きな理由です。
例えば、売上高や営業利益なども銘柄選びの参考となる重要なデータですが、決算期や四半期ごとに発表されるため、かなりのタイムラグが生じます。その点、「時価総額」は「今」の評価が反映されます。

時価総額で比較すれば、業界内の順位などがわかりやすくなります。
2013年5月13日に、スマホゲーム『パズル＆ドラゴンズ』のガンホー・オンライン・エンターテイメント（3765）の時価総額が、ゲーム業界の巨人の任天堂（7974）を超えたとの記事がありました。（2013/8/27現在は再逆転）このように急成長している企業の時価総額が老舗優良企業の額に並んだということから、その企業の勢いを確認することもできます。

このように、時価総額はリアルタイムに反映される企業の通信簿と言えます。
銘柄選びの際には株価だけでなく、是非、時価総額もチェックしてください。

当社WEBサイトでは、情報表示で詳細を選択し、右下の銘柄基本情報に時価総額が掲載されています。

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