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2024-03-29 07:56:04

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2017年セクター見通し

当社専属アナリストが、注目の業界を展望!

2017年重要セクター見通し
「バイオセクター」

2017年重要セクター見通し : バイオ セクター │ 自動車、AI・ロボット セクター │ 小売、レジャー・アミューズメント セクター

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2017年のバイオセクターの展望は?

2017年は近代医薬品の誕生から120年目となる記念すべき年ですが、17年のバイオセクターは2020年代に活躍する次世代バイオ薬の主役がみえてくる年と予想しています。バイオセクター全体的には株価は追い風の環境とはいえません。17年は18年4月に実施される「薬価制度の抜本改革」に向けた議論が本格化し、医薬品セクターが株価の頭を押さえられる動きになると予想され、バイオ株もその影響を受ける可能性があるからです。しかし、20年代に活躍する次世代バイオ薬の主役とみなされた企業の株価は大幅な上昇が見込まれると予想しています。では20年代の主役となる新しい医薬品とは、どのような条件を兼ね備えた薬かというと、安全性が高く、これまでの医薬品では治すことができなかった疾患を治すことができること、しかも医療経済を圧迫しない、薬価がそんなに高くならないことが条件といえます。そのような技術を日本のバイオ企業が持っているのかというと私は複数社がもっているとみています。

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具体的にはどのような会社が候補となる?

代表的な5社を紹介します。1つ目は独自の創薬開発プラットフォーム「PDPS」を保有するペプチドリーム(東証1部4587)です。PDPSから得られた「特殊ペプチド」を用いて開発した医薬品は高額なバイオ医薬品の代表である抗体医薬とほぼ同等な特異性をもちながら1人当たり薬剤費は抗体医薬の10分の1程度で開発できることが予想され、20年代の次世代バイオ薬の主役の最有力候補と考えられます。2つ目は、20年代の次世代バイオ薬の主役の一角を占めると予想される「核酸医薬」の関連企業である新日本科学(東証1部2395)です。核酸医薬は遺伝子の情報の伝達物質である核酸を標的分子とした医薬品です。特異性が高く、化学合成できるので薬価も安くできると考えられます。新日本科学は核酸医薬の安全性と精度を高めるプラットフォーム技術を保有している米ナスダック上場企業であるWAVE Life Sciencesを創設し、現在は21.5%の株主となっています。3つ目はジーンテクノサイエンス(東証マザーズ4584)です。バイオ医薬品の特許切れ後に約7割の薬価で発売されるバイオシミラーは医療費抑制の切り札と期待されており、同社はバイオシミラーで10品目以上の開発パイプラインをもっており、製薬企業4社と提携して開発を進めています。4つ目のJCRファーマ(東証1部4552)もバイオシミラーの開発で実績のある会社です。現在は患者の少ない希少疾患で薬価の高いライソゾーム病のバイオシミラーの開発を進めています。5つ目はバイオ企業ではないのですが、医療用漢方製剤のトップ企業であるツムラ(東証1部4540)です。医療用漢方製剤は1日薬価が100円強とジェネリック医薬品とほぼ同等の安さでありながら、既存薬に有効な治療薬がない領域で効果を発揮する医薬品であり、「費用対効果の高い薬」の代表格になると予想しています。

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注目している新薬候補物質は?

ファーマフーズ(東証2部2929)が国立がん研究センター研究所の工藤千恵氏と共同研究開発している新規がん治療薬「抗FSTL1(エフエスティエルワン)抗体」です。現在、世界的に注目度の高い医薬品は「オプジーボ」等の“免疫チェックポイント阻害剤”ですが、「抗FSTL1抗体」はがん細胞が免疫細胞からの攻撃から逃れる能力を獲得する際に中心となって働くFSTL1分子を攻撃するもので、現在の“免疫チェックポイント阻害剤”が標的としている分子の上流に存在する、より重要な標的分子を攻撃するものです。次世代の免疫チェックポイント阻害剤といえます。現在、複数の製薬企業と提携交渉が続けられており、注目しています。

岩田 俊幸

岩田 俊幸 (いわた としゆき)
SBI証券 投資調査部(バイオテクノロジー担当 シニアアナリスト)

山口県出身。1983年京都大学農学部食品工業科卒業、自民党国会議員秘書を経て、87年立花証券入社、2001年3月に新光証券に移籍し証券界初のバイオ専門の企業投資調査チームを立ち上げ、バイオチームヘッドとして活動、09年5月に合併によりみずほ証券でバイオ担当アナリスト。2014年日経アナリストランキングのヘルスケア部門9位。14年10月にiPS細胞の事業化を推進するバイオベンチャー・ヘリオスを経て、2016年4月1日からSBI証券で再びバイオ関連担当アナリスト。幅広いバイオ人脈の中で培った専門知識を生かしたレポートは金融・証券界で注目されている。

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