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2024-04-29 15:15:09

金は米CPIの伸び鈍化が支援

2023/1/16
提供:ミンカブ・ジ・インフォノイド

金は米利上げペース減速の見方で1,900ドル台を回復

1月10日の週のニューヨーク金市場は、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペース減速の見方を受けて堅調となった。中心限月となる2月限は昨年4月以来の高値1,925.3ドルを付けた。12月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.5%上昇し、前月の7.1%から伸びが鈍化した。ただサービスのコア指数が前月比0.5%上昇と前月の0.4%上昇から加速した。しかし、1月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値で1年先の期待インフレ率は4.0%と前月の4.4%から低下し、2021年4月以来の低水準となっており、インフレ懸念は後退した。CMEのフェドウォッチでは、2月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)利上げの確率が93.7%となり、利上げペース減速を織り込んだ。ターミナルレート(政策金利の最終到達点)は3月に4.75〜5.00%となり、11月まで維持することが見込まれている。米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、米FRBはインフレ抑制に向け一段と利上げを行う必要があるものの、昨年と比べペースを大幅に減速させることが可能との認識を示した。米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、ここ3カ月のインフレデータは「正しい方向」に動いており、米FRBは「より慎重にかじを切る」ことができると述べた。
JPX金は円高が上値を抑える要因である。米連邦準備理事会(FRB)の利上げペース減速見通しなどを受けて円相場は半年ぶりとなる1ドル=127円台半ばの円高に振れた。また日銀は地域経済報告(さくらリポート)で、全9地域中、北陸・関東甲信越・近畿・九州沖縄の4地域について判断を引き上げた。17〜18日の日銀金融政策決定会合では展望リポートで、消費者物価指数(生鮮食品を除く)上昇率の見通しを上方修正するとみられている。賃上げの確信が得られず、緩和的な金融政策を維持する見通しだが、市場で金融政策の正常化の見方が強まると円高が進む可能性がある。
中国で21日から始まる春節を控えて出稼ぎ労働者などの帰省が本格化し、経済再開に対する期待感が強い。21憶人近くが移動するとみられている。一方、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が残るなか、中国政府はここ1カ月余りで新型コロナウイルスに感染して死亡した人が6万人近くになったと発表した。ただ実際にはもっと多いのではないかとの見方が強く、春節以降の感染状況を確認したい。
1月13日のニューヨークの金ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比4.63トン減の912.14トンとなった。昨年4月以来の高値を付けるなか、利食い売りが出た。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、1月10日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは15万0,535枚となり、前週の14万1,666枚から拡大した。今回は新規買いが1万2,765枚、新規売りが3,896枚入り、8,869枚買い越し幅を拡大した。

プラチナは昨年3月以来の高値も上げ一服

ニューヨーク・プラチナ4月限は、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペース減速の見方によるドル安を受けて堅調となり、昨年3月以来の高値1,117.0ドルを付けた。ただ世界銀行が2023年の世界の実質国内総生産(GDP)成長率予測を1.7%に下方修正するなか、景気後退懸念から利食い売りなどが出て上げ一服となった。中国経済の再開期待もあるが、当面は新型コロナウイルスの感染拡大の行方などを確認したい。
プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、12日のロンドンで13.69トン(前週末14.01トン)、13日のニューヨークで32.50トン(同32.93トン)、12日の南アで9.62トン(同9.62トン)となった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、1月10日時点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは3万0,702枚となり、前週の3万0,503枚から拡大した。新規買いが新規売りを上回った。

ニューヨーク金はドル安で1,900ドル台を回復

ニューヨーク金2月限は、米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペース減速の見方からドル安に振れたことを受けて堅調となり、昨年4月以来の高値1,925.3ドルを付けた。次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では25ベーシスポイント(bp)利上げが見込まれている。高値を更新し、テクニカル面で強気だが、RSIは買われ過ぎの水準に入った。

1月16日からの週の注目ポイント

16日 米国休場
企業物価指数(12月) ☆☆
17日 日銀金融政策決定会合1日目 ☆☆
中国国内総生産(10-12月期) ☆☆
中国小売売上高(12月) ☆☆
中国鉱工業生産(12月) ☆☆
英雇用統計(12月) ☆☆
独消費者物価指数(12月確報) ☆☆
独ZEW景況感指数(1月) ☆☆
米ニューヨーク連銀製造業景況指数(1月) ☆☆
18日 機械受注(11月) ☆☆
日銀政策金利発表 ☆☆☆
英消費者物価指数(12月) ☆☆
ユーロ圏消費者物価指数(12月確報) ☆☆☆
米小売売上高(12月) ☆☆☆
米生産者物価指数(12月) ☆☆
米鉱工業生産・設備稼働率(12月) ☆☆
米企業在庫(11月)
米地区連銀経済報告(ベージュブック) ☆☆
対米証券投資(11月) ☆☆
19日 貿易収支(12月速報) ☆☆
ユーロ圏国際収支(11月) ☆☆
米住宅着工・許可件数(12月) ☆☆
米新規失業保険申請件数 ☆☆
米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(1月) ☆☆
20日 消費者物価指数(12月) ☆☆☆
英小売売上高(12月) ☆☆
米中古住宅販売統計(12月) ☆☆

※重要度を3段階で表示

金(現物1oz.あたり)日足 6ヵ月

<参照>SBI証券>マーケットデータより

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