SBI証券(旧SBIイー・トレード証券:ネット証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2019-11-23 03:23:56

金は米景気見通し悪化なら押し目を買われる

2019/9/9
提供:ミンカブ・ジ・インフォノイド

金はECB理事会も確認

9月2日の週のニューヨーク金市場は、米中の貿易戦争激化による景気の先行き懸念を受けて期近12月限が一代高値1,566.2ドルを付けた。ただ米中が10月の通商協議開催で合意したことや好調な米経済指標によるドル高をきっかけに利食い売りなどが出て上げ一服となった。一方、8月の米雇用統計は事前予想を下回ったが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で景気後退は予想していないとの見方を示すと、大幅利下げ観測が後退した。ただ9月1日に米中の追加関税が発動しており、今後発表される経済指標が悪化すると、金の押し目は買われやすいとみられる。今週は12日に欧州中央銀行(ECB)理事会があり、包括的な刺激策が決定されるかどうかも確認したい。

8月の米ISM製造業景気指数が2016年8月以来で節目となる50を割り込み、景気後退に対する懸念が高まった。同指数は49.1と前月の51.2から低下した。米中の貿易戦争激化などが影響した。米中の通商協議に関して、日程で合意できずと伝えられたが、その後は10月に閣僚級の通商協議をワシントンで開催することが発表された。今後の協議の行方や関税の行方を確認したい。ただ米中のスタンスに変わりがなければ協議は難航するとみられる。米国は既に発動している2,500億ドルの中国製品の25%の関税率を10月1日から30%に引き上げ、12月15日に3,000億ドルの残り1,750億ドルの中国製品に対する15%の追加関税を発動する。一方、8月の米ISM非製造業総合指数(NMI)は56.4と前月の53.7や事前予想の54.0を上回ったが、米雇用統計は非農業部門雇用者数が13万人増と事前予想の15万8,000人増を下回った。今週は8月の米消費者物価指数(CPI)や米小売売上高などの発表があり、インフレと個人消費の動向を確認したい。CMEのフェドウォッチによると、6日の米短期金利先物市場で9月のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標水準の確率は1.75〜2.00%が91.2%(前週94.6%)、2.00〜2.25%に据え置きが8.8%(同5.4%)となった。17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが見込まれている。

香港行政長官は4日、逃亡犯条例改正案の撤回を表明した。香港でのデモが続くなか、香港市民の5大要求のひとつを受け入れることになった。ただ中国政府の支持や了解を得られていないとの見方も出ており、政府不信からデモが収束しなければ先行き懸念が残ることになりそうだ。一方、英下院は4日、欧州連合(EU)からの合意なき離脱を阻止するための離脱延期法案を可決した。また10月15日の総選挙実施を求めるジョンソン首相の提案を否決した。ただ英首相は5日、EU離脱延期はないとし、総選挙実施に対する意欲を示している。英上院が6日、EU離脱延期法案を可決しており、EU離脱の行方を引き続き確認したい。野党労働党のコービン党首は離脱延期法案が成立すれば総選挙実施を支持するとしている。

9月6日のニューヨークの金ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比11.45トン増の889.75トンとなった。米中の貿易戦争激化に対する懸念を受けて895.90トンまで増加したのち、通商協議開催で合意したことなどを受けて一部利食い売りが出た。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、9月3日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは30万0,547枚となり、前週の29万6,838枚から拡大し、2016年7月以来の高水準となった。今回は新規買いが2,776枚、買い戻しが933枚入り、3,709枚買い越し幅を拡大した。

プラチナは1,000ドル台を達成

ニューヨーク・プラチナ期近10月限は、他の貴金属急伸に対する出遅れ感などを受けて上値を試し、一代高値1,000.8ドルを付けたのち、上げ一服となった。米中の貿易戦争激化で米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測が強い。金反落やドル高を受けて上げ一服となったが、7月や4月の高値を突破し、テクニカル面で改善しており、押し目買いが入ると、引き続き上値を試す可能性がある。ただワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)の四半期報告では、2019年は10.7トンの供給過剰が予想された。前年の21.0トンから供給過剰幅を縮小する見通しだが、市場に現物が出てくると、上値を抑える要因になるとみられる。一方、2008年以来の高値4,700ドルを付けたロジウムが4,000ドルを割り込んでおり、ロジウムの動向も確認したい。

プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、5日のロンドンで14.43トン(30日13.22トン)、6日のニューヨークで23.47トン(同23.04トン)、南アで31.84トン(同31.96トン)となった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、9月3日時点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは3万3,159枚(前週2万2,987枚)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。

ニューヨーク金は一代高値更新が続く

ニューヨーク金12月限は一代高値1,566.2ドルを付けたのち、上げ一服となった。米中の追加関税発動や通商協議の日程で合意できなかったこと、米ISM製造業景気指数の50割れで先行き懸念が強いことが支援要因となった。ただ米中が10月の通商協議開催で合意したことや好調な米経済指標によるドル高を受けて利食い売りが出て上げ一服となった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は景気後退は予想していないとの見方を示したが、米中の貿易戦争が激化しており、経済指標が悪化すると、金の押し目は買われることになりそうだ。

9月9日からの週の注目ポイント

9日 国内総生産(4-6月期2次速報) ☆☆☆
国際収支・経常収支(7月)
独貿易収支(7月)
英貿易収支(7月)  ☆☆
英鉱工業生産指数(7月)
米消費者信用残高(7月)
10日 中国消費者物価指数(8月) ☆☆
中国生産者物価指数(8月) ☆☆
英雇用統計(8月) ☆☆
11日 米生産者物価指数(8月) ☆☆
米卸売在庫(7月) ☆☆
12日 機械受注(7月)  ☆☆
独消費者物価指数(8月確報) ☆☆
ユーロ圏鉱工業生産(7月) ☆☆
金融政策理事会(ECB) ☆☆☆
米消費者物価指数(8月) ☆☆☆
米財政収支(8月) ☆☆
13日 中国休場

※重要度を3段階で表示

金(現物1oz.あたり)日足 6ヵ月

https://a248.e.akamai.net/f/248/29350/7d/pict.sbisec.co.jp/sbisec/images/base/g_gold_guide_01_report_190909_01.gif

<参照>SBI証券>マーケットデータより

当コラムに関してご留意頂きたい事項

  • 当コラムは投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客さまご自身の判断でなさるようお願いいたします。
  • 当資料に示す意見等は、特に断りのない限り当資料作成日現在の(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドの見解です。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
  • 本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。

ご注意事項

  • 買付時の手数料は、売買代金の2.16%(税込)、売却時の手数料は無料です。
  • 本取引は金・プラチナの価格変動により、投資元本を割り込むことがあります。
  • 本取引は、政治・経済情勢の変化および各国政府の貴金属地金取引への規制等による影響を受けるリスクがあります。
    また、かかるリスクが顕在化した場合、当社の提供するサービスの全部、または一部が変更、停止されるリスクがあります。
  • 本取引は為替相場の変動により損失を被ることがあります。
  • 本取引は、システム機器、通信機器等の故障等、不測の事態による取引の制限が生じるリスクがあります。
  • 本取引は売値(Bid:お客さまが売ることの出来る値段)と買値(Ask:お客さまの買うことのできる値段)の差(スプレッド)があります。
  • スプレッドは固定されるものではなく、需給バランスや、政治・経済情勢の変化にともない、当社の任意で変更いたします。

お客様サイトへログイン

金・銀・プラチナの投資情報

商品・サービスのご案内

  • 森田氏が動画で解説。金・プラチナセミナー【求められる金投資〜その背景を探る〜】
  • 池水氏が動画で解説01。ゴールド・プラチナ投資【意義と目的】
  • 池水氏が動画で解説02。ゴールド・プラチナの【相場変動要因と見通し】

ページトップへ

入金・出金・振替

ご利用にあたって

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
SBI証券(旧SBIイー・トレード証券:ネット証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.