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2019-10-17 19:33:06

金は高値で逃避買いが入るかどうかも確認

提供:ミンカブ・ジ・インフォノイド

【金は高値で逃避買いが入るかどうかも確認】

5月27日の週のニューヨーク金市場は、貿易摩擦に対する懸念や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測などを受けて急伸した。期近8月限は4月11日以来の高値1,311.9ドルを付けた。中国共産党系メディアである環球時報が、中国はレアアース(希土類)の対米輸出規制を「真剣に検討」していると明らかにすると、米中の対立が長期化するとの懸念が高まった。習近平国家主席が、レアアース工場を視察しており、貿易問題で対立する米国に対抗するカードに使うとの観測が広がった。米地質調査所(USGS)の調べによると、中国には世界の埋蔵レアアースの3割程度があり、2017年時点で中国産が産出量の8割を占める。米国防総省は、レアアースに関する報告書を議会に説明したことを明らかにした。詳しい内容は不明だが、中国依存の軽減や経済的なインセンティブを通じた国内生産能力の押し上げに関するものだという。また中国は、国内企業の利益を害すると判断した企業を標的とするため、「信頼できない」企業のリストを作成する。華為技術(ファーウェイ)に対する米国の措置に対抗するもので、数千社の外国企業に影響する可能性がある。6月28〜29日に大阪で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて米中首脳会談がカ開催される予定であり、それまでの米中の対立の行方を確認したい。一方、トランプ米大統領はメキシコが米国への不法移民流入を止めるまで米国はメキシコからの輸入品に関税を課すと表明した。6月10日に5%の関税を課し、問題が解決しなければ10月1日に最高25%まで引き上げるとした。貿易摩擦が激化すると、リスク回避の動きが広がり、金に逃避買いが入ることになりそうだ。

1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)改定値は前期比3.1%増と、速報値の3.2%増から小幅下方改定された。また米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目するコア個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比1.0%上昇と速報の1.3%上昇から鈍化した。クラリダ米FRB副議長は、米経済は「良好な状況」としつつ、インフレ低迷が根付く兆候や経済へのリスクが顕在化すれば、FRBは政策を調整する用意があるとの見解を示した。その後に発表された4月の米PCE価格指数は前月比0.3%上昇と、2018年1月以来15カ月ぶりの大幅な伸びとなったが、5月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)が49.4と活動拡大・縮小の節目となる50を再び下回り、景気減速懸念が強い。米株価が急落するなか、米10年債利回りは2.126%と2017年9月以来の低水準となった。またCMEのフェドウォッチによると、9月のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標水準は2.00〜2.25%への利下げ確率が46.6%(前週41.2%)に上昇、据え置きの確率は26.1%(同51.6%)に低下した。年2回利下げの見方も出ており、ドル高が一服し、金価格を押し上げる要因になった。今週は7日に5月の米雇用統計の発表があり、労働市場に対する見方も確認したい。

英国のメイ首相は6月7日に保守党党首を辞任すると表明した。メイ氏の有力な後任候補と目されているボリス・ジョンソン前外相はいち早く、英国は条件などで合意がないままEUから離脱する用意を整えておく必要があるとの考えを表明した。欧州連合(EU)諸国からより有利な条件を引き出せる公算はゼロに近く、「合意なき離脱」が懸念される。今週はトランプ米大統領が3〜6日にかけて英国、アイルランド、フランスを訪問予定で、貿易問題が協議されるかどうかを確認したい。ただこれまでに米大統領が輸入車に対する追加関税導入の判断を最大6カ月先送りする見通しだと伝えられた。また日米首脳会談で米大統領は「我々は通商に関し、おそらく8月に何らかの発表をする見通し」と述べており、踏み込んだ発言は出ないとみられる。

5月31日のニューヨークの金ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比4.40トン増の743.21トンとなった。貿易摩擦に対する懸念や米長期金利低下などを受けて投資資金が流入した。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、5月28日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは8万6,688枚となり、前週の8万8,805枚から縮小した。今回は手じまい売りが9,165枚、買い戻しが7,048枚入り、2,117枚買い越し幅を縮小した。

プラチナは800ドル割れも一段安に対する警戒感が残る

ニューヨーク・プラチナ期近7月限は、貿易摩擦に対する懸念やリスク回避の動きを受けて軟調となり、2月14日以来の安値788.3ドルを付けた。これまで800ドル割れの水準が強固な支持帯となっており、一代安値783.0ドルを維持できるかどうかがテクニカル面の焦点である。ニューヨークの指定倉庫在庫が減少し、実需筋の買い戻しが入っていることが下支え要因だが、中国が1日に600億ドル相当の米輸入品の追加関税を最大25%に引き上げる措置を発動した。中国の景気減速懸念も強く、実需筋が安値拾いの買いを見送ると一段安の可能性が残る。またGFMSは「プラチナ&パラジウム・サーベイ2019」を発表し、今年のプラチナの現物需給は7.4トンの供給過剰と2018年の4.9トンから拡大すると予想した。宝飾需要は引き続き弱いとしている。

プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、5月29日のロンドンで10.83トン(前週末10.92トン)に減少、31日のニューヨークで20.73トン(同20.58トン)に増加、南アで31.57トン(同31.57トン)と変わらずとなった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、5月28日時点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは7,891枚(前週1万5,490枚)に縮小した。新規売りが新規買いを上回った。

ニューヨーク金は5月の戻り高値を更新

ニューヨーク金8月限は、貿易摩擦に対する懸念や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を受けて急伸し、4月11日以来の高値1,311.9ドルを付けた。テクニカル面で改善したが、5月の戻り高値1,310.1ドルから上放れるかどうかが当面の焦点である。米中の対立長期化の見方に加え、米大統領がメキシコ製品に対する関税を発表しており、貿易摩擦激化でリスク回避の動きが続くと、金の支援要因になるとみられる。

6月3日からの週の注目ポイント

3日

ニュージーランド休場

中国財新製造業購買担当者景況指数(5月)

☆☆

ユーロ圏製造業購買担当者景況指数(5月確報)

☆☆

米ISM製造業景況指数(5月)

☆☆☆

4日

オーストラリア準備銀行政策金利発表

☆☆

ユーロ圏消費者物価指数(5月速報)

☆☆☆

ユーロ圏雇用統計(4月)

☆☆

米製造業新規受注(4月)

☆☆

5日

中国財新サービス業購買担当者景況指数(5月)

☆☆

ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数(5月確報)

☆☆

ユーロ圏小売売上高(4月)

☆☆

ユーロ圏生産者物価指数(4月)

☆☆

全米雇用報告(5月)

☆☆☆

米ISM非製造業景況指数(5月)

☆☆☆

米地区連銀経済報告(ベージュブック)

☆☆

6日

独製造業受注(4月)

☆☆

欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 

☆☆☆

※重要度を3段階で表示

金(現物1oz.あたり)日足 6ヵ月

<参照>SBI証券>マーケットデータより

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