【今までの概念を覆す投資手法】今注目を集める『グローバル3倍3分法』の魅力に迫る!
2019/6/20
皆さまはバランスファンドに対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
「1本の投資信託を買うだけで手軽に分散投資ができる」、「リスク分散による安定的な運用が期待できる一方、高いリターンは望めない」といったイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。
こうしたイメージを覆し、投信業界をざわつかせているファンドが日興アセットマネジメントの「グローバル3倍3分法ファンド」です。
バランスファンドの安定性を維持しながら、株式並みのリターンを狙うことを特徴とするグローバル3倍3分法ファンド。一体、どうしたらそんな事が可能なのか。
当ファンド開発担当の日興アセットマネジメント株式会社 商品開発第一部長 有賀 潤一郎氏のコメントとともに、“開発秘話”と当ファンドの魅力に迫ります。
従来のバランスファンドでもブルベアファンドでもない〜その魅力と仕組み〜
株式ほど下がらず、株式のように上がる?
投資信託をお持ちのお客さまの中には、「高いリターンを狙うのは株式投資。その分リスクも大きい。」、「コツコツと長期投資するなら低コストのインデックスファンドに投資していれば良い。」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかにその考え方も間違いではありません。しかし、その概念を覆し、「増やすための分散投資」をテーマに開発されたのが「3倍3分法」です。
このファンドがめざすのは・・・
- ① 大きく下げない
- ② 上がるときにはしっかり上がる
- ③ それを淡々と繰り返す
ことです。
それが実現可能かどうか、早速パフォーマンスのシミュレーションで確認してみましょう。
各資産と「3倍3分法」のシミュレーションの推移
- ※シミュレーション期間:2003年3月末〜2018年9月※グラフ起点を100として指数化。
- ※上記図表で使用した指数は、ページ下部の「シミュレーションについて」をご参照ください。なお、使用した指数は、当ファンドのベンチマークではありません。
- ※上記は過去のものおよびシミュレーションの結果であり、将来の運用成果などを約束するものではありません。
- ※信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成。
- ※日興アセットマネジメント作成資料より抜粋。
ご覧いただいて分かるように、当ファンドは海外先進国株式の2倍以上のリターンを上げています。
全体の2/3の資産を債券に充てることで、①の「大きく下げない」の実現を図り、残りの1/3のうち60%を株式、40%をREITに充てることで、②の「上がるときにはしっかり上がる」を目指します。
この資産配分は固定とし、適宜リバランスを行うことで、効率的なポートフォリオを維持し、高いリターンを生み出しているのです。
15年の開発期間を経て実現した“3倍して3分法” 〜投信ならではのその仕組み〜
では、当ファンドは今までのバランスファンドと何が違うのでしょうか?
それは、開発に時間を要した“仕組み”に秘訣があります。
「3倍3分法」の最大の特徴は、先物取引を使って、効率的な分散状態のまま、その分散のポジションを3倍相当にすること。
つまり、100万円で300万円の投資を行っているのと同じといえます。
ポイント① 投機ではなく、仕組みのために先物を使う
先物取引と聞くと、「危なそう」・「リスクが高い」というイメージを持たれる方も多いと思います。
実際に先物取引を使った投資信託で、市場の値動きの2倍、3倍の値動きを目指すようなものもあります。しかし、これは株式の短期的な上昇・下落をうまく捉えてリターンをあげることを目的に投資されているケースが多くあります。
当ファンドでは、そういった目的ではなく、少ない資金で大きなエクスポージャーをとる(マーケットに投資した状態を作る)ことができる先物取引の特性を最大限に利用することを目的とし、先物を活用しています。
日本株投資の部分を、上場株式先物で担うことで余る現金を活用して・・・
(株式や国債の上場先物は、数パーセントの現金を預託することで大きな額の投資が可能)
国内外の債券を先物で200万円分投資します。
つまり
100万円の投資で300万円の投資を行っている状態を実現します。
- ※上記は当ファンドの運用手法を簡略化して説明するためのイメージです。
- ※上記は将来の運用成果等を約束するものではありません。
- ※日興アセットマネジメント作成資料より抜粋。
ポイント② たどり着いたのは債券先物を使うということ
理想的な分散ポートフォリオ作りを試行錯誤する中でたどり着いたのが、債券の先物取引の活用でした。
先物取引で外国債券に投資すると、為替変動リスクが極めて限定される特性があり、為替ヘッジ付き外国債券に投資しているのと同等の効果が期待できます。このことにより、株式やREITと逆相関(異なった動き)となることから、理想的な分散投資にベストな組み合わせとして当ファンドでの投資対象に選定されています。
シミュレーションデータによる相関係数
海外先進国REIT |
海外先進国株式 |
海外新興国株式 |
|
---|---|---|---|
海外先進REIT |
1.0 |
|
|
海外先進国株式 |
0.8 |
1.0 |
|
海外新興国株式 |
0.7 |
0.9 |
1.0 |
米国国債先物 |
-0.2 |
-0.4 |
-0.3 |
ドイツ国債先物 |
-0.2 |
-0.4 |
-0.4 |
イギリス国債先物 |
-0.1 |
-0.3 |
-0.3 |
豪州国債先物 |
-0.2 |
-0.5 |
-0.5 |
日本国債先物 |
-0.1 |
-0.2 |
-0.3 |
- ※上図の期間は2003年3月末〜2018年9月末、月次。
- ※使用した指数は、ページ下部の「シミュレーションについて」をご参照ください。なお、使用した指数は、当ファンドのベンチマークではありません。
- ※信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
- ※日興アセットマネジメント作成資料より抜粋。
積立にもおすすめ〜効率的なポートフォリオで骨太な長期投資を〜
当ファンドのそれぞれの投資資産は全てインデックス投資でシンプルです。また、株・REIT・債券への投資配分は基本的に固定されており、株式やREITが値下がりして投資比率が下がった時は株式やREITを買い、逆に上がったときは値上がりした資産を売り、元の比率に戻します。これを繰り返し行うことで、株式やREITといった値上がり期待が高い資産をしっかりと保有し続けることができるのです。
そこでおすすめしたいのが積立投資での当ファンドの活用です。
効率的なポートフォリオとはいえ、株式並みのリターンを目指すファンドであり、値動きはそれなりに起こります。
積立投資では、価格が高い時には少なく、低い時は多く購入できるので、平均購入単価の引下げ効果が期待できることから有効な長期投資の手段といえます。
資産の分散は「3倍3分法」で効率的に、時間の分散は「積立投資」を活用し、長期での資産形成に当ファンドを取り入れてみてはいかかでしょうか。
開発担当 有賀 潤一郎氏へのオリジナルインタビュー
3倍3分法にかける想いを教えてください。
分散型のレバレッジ・バランス・ファンドの検討を始めてからグローバル3倍3分法ファンドを設定するまでに約15年の歳月を要しました。昨年10月に設定して約8ヵ月を過ぎたところですが、既に多くの投資家の皆様にご投資いただいており、大変ありがたく思っております。
リスク、リターン、コストの観点から非常に優れた商品であること、類似する投資信託がないことから、更に多くの投資家の皆様に新しい投資機会を提供すべく、普及に努めていきたいです。
日興アセットマネジメント株式会社
商品開発第一部長 有賀 潤一郎氏
3倍3分法を商品化する上で大変だった点や秘話を教えてください。
当ファンドに類似する商品が業界全体を見渡しても存在していないため、この商品の良さを証明することについては苦労しました。
先物のバイ・アンド・ホールドを継続した場合のパフォーマンスを証明するツール(指数等)が出揃った2018年には、商品の良さを説明できるという確信が高まりました。それまでは企画書を作成しても、うまくアピールできずに途中であきらめることを繰り返していました。
透明性と流動性の高い上場先物を活用しているのですが、ファンドにおいて債券先物をバイ・アンド・ホールドするケースは珍しいので債券先物を利用する効果を説明するための資料の開発には時間を要しました。
最後にお客さまへメッセージをお願いいたします。
「3倍」して「3分法」することでコストも勘案した投資の効率性を高めたいとお考えのお客さまに役立つ商品だと思っております。また、中長期での資産形成を考えられているお客さまにも良いのではないでしょうか。必ずしも値動きは小さくないため、1年決算型のコースは積立投資に適していると考えます。
一方で隔月分配型もありますので、定期的な分配を受け取っていただくことも可能です。初回の分配金支払から1回あたり1%程度(決算日の直前の基準価額に対して)の分配を実施してきました。2つのコースからご選択いただくことで、様々な形でご活用いただけると思います。
シミュレーションについて
- ※「3倍3分法(3倍バランス)のシミュレーション」および「3分法(1倍バランス)のシミュレーション」で使用した指数は次のとおりです。日本株式:東証株価指数(TOPIX、配当込)、海外先進国株式:MSCI KOKUSAI指数(配当込、為替ヘッジなし、円ベース)、海外新興国株式:MSCIエマージング・マーケット指数(配当込、為替ヘッジなし、米ドルベース)を日興アセットマネジメントが円換算、日本REIT:東証REIT指数(配当込)、海外先進国REIT:S&P先進国REIT指数(除く日本、配当込、円ベース)、国債(日本、米国、ユーロ、豪州、イギリス):S&Pの各国10年国債先物指数(エクセスリターンベース)
- ※参考として掲載している各資産で使用した指数は、次のとおりです。世界国債:FTSE世界国債インデックス(為替ヘッジあり、円ベース)、世界国債以外の資産:シミュレーションで使用した各指数。
- ※「3倍3分法」とは、投資者の皆様に当ファンドの運用についてご理解いただくために、当ファンドが投資する各市場の代表的な指数を2018年9月末時点で想定される資産配分比率で合成し、月次リバランスをした結果であり、実在するポートフォリオの推移ではありません。また、「3分法」は「3倍3分法」のシミュレーションと同じ指数を用いて「3倍3分法」の各資産比率を1/3にした比率で合成し月次リバランスをした結果であり、実在するポートフォリオの推移ではありません。
- ※過去のものおよびシミュレーションの結果であり、将来の運用成果などを約束するものではありません。当ファンドの実際の運用においては、売買コストや信託報酬、運用資産の規模、設定解約に伴なう資金流出入、実際に行なうリバランスのタイミングなどによる影響が生じます。そのため、当ファンドの運用成果が、上記シミュレーションと同様のリターンまたはリスクになることを約束するものではありません。
- ※日興アセットマネジメント作成資料より抜粋。
ご注意事項
- 「毎月分配型」「隔月分配型」の投資信託については、お取引の前に必ず「毎月または隔月分配型投信の収益分配金およびNISAでのご注意事項、ならびに通貨選択型投信に関するご注意事項」の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
- ご投資にあたっては、商品概要や目論見書(目論見書補完書面)をよくお読みください。