米国時間3/21(水)(日本時間では3/22未明)に、米国の金融政策を決めるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表され、パウエル新FRB(米連邦準備制度理事会)議長が記者会見を行いました。おもなポイントは以下の通りです。
(1)米政策金利の上限について、現状の1.5%から1.75%へ引き上げを決定
(2)2018年は今回も含め計3回の利上げを想定
(3)2018年の米経済成長率見通し(中央値)を2.5%から2.7%に上方修正
市場が直前に想定していた利上げ確率は99%に達していたので、利上げ自体は市場の予想通りでした。FRBによる経済見通しが上方修正されたことは確かですが、市場では2018年の利上げ回数を4回とみる確率は若干減少し、3回とみる確率が40%台まで上昇しました。その意味では、2018年の利上げ見通しを3回とする見方がコンセンサスになりつつあることを示しています。
市場の評価としてはまず、債券市場が注目されます。10年国債利回りは3/14(水)の2.817%から3/20(火)には2.896%まで上昇していましたが、3/21(水)は2.882%と低下しました。これを受け、一時1ドル106円台半ばまで進んでいたドル・円相場ですが、現在は再び同105
円台後半の円高・ドル安水準へ振り戻されています。パウエル議長率いるFRBを「タカ派的」とみる見方はやや後退したと言えそうです。
FOMCの結果を反映した3/21(水)のNYダウは44.96ドル安でしたが、前日に116.36ドル高上昇しているので、その反動とみられます。FOMCの結果は東京株式市場にとっては「中立」であるとみられます。3/22(木)の東京株式市場では、日経平均株価が小動きで取引を開始しています。FOMCの終了で「重要イベント通過」となりますが、3/27(火)に佐川前国税庁長官の証人喚問を行うことが与野党で合意され、それまでは「森友学園」問題が市場の重石になりそうです。株式市場では当面、一進一退の展開が予想されます。
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