10/11(水)の東京株式市場では、日経平均株価が7営業日連続高となり、前日比57円76銭高。終値は20,881円27銭となり、2015年6月24日に付けた当面の高値である20,868円03銭を上回りました。終値ベースとしては、1996年12月5日以来約21年ぶりの高値水準を回復したことになります。米国でNYダウが過去最高値更新の動きを続けていることや、この日発表されたコア機械受注が市場予想を大きく上回ったこと等が要因と考えられます。一時に比べ地政学的リスクが後退していることや、米国で税制改革に対する期待が強まっていることも追い風とみられます。
日経平均株価が1996年12月以来の高値水準を回復したということは、97年・98年の金融危機以前の株価水準を取り戻したということになります。日本経済はバブル崩壊後の金融危機やその後に訪れるリーマンショック(2008年9月)等の大きな危機を克服し、ようやく平時の状態に戻りつつあると考えることができます。
今後はどうなるのでしょうか。2015年6月24日の高値を超えると、大きな節目は1996年6月26日高値22,666円80銭まではあまりありませんので、上値余地は十分あるとみられます。10/2(月)に発表された日銀短観が強い内容であったため、10月下旬以降に発表が本格化する中間決算も上振れが予想されます。好調な企業業績が株価を押し上げる原動力になるかもしれません。
日経平均株価の予想EPSは10/10現在で1,420円と計算されています。過去2年間、日経平均株価の予想PERは15倍±10%の範囲内でおおむね推移してきましたので、
(予想EPS)1,420円×(予想PER)15倍=21,300円
(予想EPS)1,420円×(予想PER)16倍=22,700円
より、日経平均株価が1996年6月高値22,666円80銭を回復する可能性も十分あると考えられます。
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