米国の中央銀行に当たるFRB(米連邦準備制度理事会)は、12/17(日本時間)(木)まで開催されていたFOMC(米連邦公開市場委員会)で、政策金利であるFF金利の誘導目標を現在の0.00〜0.25%から0.25〜0.50%に引き上げることを決定しました。利上げとしては2006/9/29(金)以来9年半ぶりのことになります。市場は今回の利上げを時期の面でも、利上げ幅の面でも織り込み済みで、その面ではサプライズはありませんでした。
今回のFOMCとその前後の市場の動きについて、注目されるのは以下の4点です。
(1)2016年の利上げペースについては、四半期に0.25%ずつ年4回程度の利上げ(従来見通し通り)が改めて示唆されたこと。
(2)NY株は続伸となり、株式市場はFOMCの結果を歓迎した形になったこと。ただし、「下落後のリバウンド相場」の範囲内にとどまること。
(3)外為市場ではドルが上昇したものの、株式市場同様「下落後のリバウンド局面」とみられること。
(4)原油相場は依然軟調で、水準的には「底割れ」も懸念される状態が続いていること。
すなわち、FOMCを経過し、市場の過度なリスク回避姿勢が後退したことが、株価反発の主因とみられます。18日(金)の米先物・オプション最終売買日が過ぎ、さらにリスク選好姿勢が強まるとみられ、株価は今後も当面は反発力を試す展開になりそうです。日経平均株価についても、短期的には25日移動平均の回復がメドとみられます。ただし、何か新しいトレンドが出た訳ではないことに注意が必要です。今後の為替市場や原油価格の動きには、引き続き「注視すること」が必要とみられます。
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