25日移動平均線に支えられた上昇相場が継続 |
日経平均株価は、4月8日(水)に年初来高値を更新しました。3月23日高値19,778.60、24日高値19,770.64、25日高値19,775.45と、3月末に3日連続で抜け切れなかった19,800円を上抜けています。
1月16日安値16,592.57からスタートした上昇相場は、「押し目待ちに押し目なし」で3月23日高値19,778.60まで上昇しました。その後、投資家が待ちに待った「押し目」が入り、エイプリルフールの4月1日には、19,000円の大台を割り込み、18,927795円の安値をつけました。しかし、翌日には急反発、その後も上昇して、とうとう年初来高値を更新してしまいました。
図1:日経平均株価(日足 3ヶ月間)
- ※当社WEBを用いてSBI証券が作成。
上値メドは、終値ベースで下げ幅の倍返し |
日経平均株価は、年初来高値を更新しており、極端に上値メドが少なくなっています。20,000円の大台は大きな上値メドとはなりますが、すぐにも突破しそうです。現在は21世紀ですが、20世紀の最後の年である2000年まで遡らないと日経平均株価の2万円はありません。2000年4月高値20,833,21円がその時の高値です。
日経平均株価が20,000円の大台を突破すると、「株高に乗り遅れるな」とばかりに、更に上昇ピッチが上がり、急伸する可能性があります。今回は、上値のメドとして、終値ベースでの下げ幅の倍返しを想定してみました。
4月8日以前の直近の終値ベースでの高値
3月23日終値 19,754.36円
直近の終値ベースでの安値
4月1日終値 19,034.84円
下げ幅 19,754.36−19,034.84=719.52円
下げ幅の倍返しとなるのは、
19,754.36+719.52=20,473.88円です。
これを図示したものが、図2になります。
図2:日経平均日足チャート(1ヶ月)
- ※当社WEBを用いてSBI証券が作成。
上値メドから考える効率的な投資法はコレ!? |
上記のように日経平均株価に上値メドを20,473円とした場合、最も効率的な日経平均オプションの投資戦略を考えると、上値メドに最も近い権利行使価格のコールオプションをアウトライト(売り・買いを片一方だけ行う取引)で買う方法です。
5月限月の日経平均オプション権利行使価格20,500円のコールは、4月9日12:00現在180円です。
想定通り、来週に日経平均株価が急伸して、上値メドである20,474円を4月17日(金)に付けたと想定した場合の、損益シミュレーションを行ったものが、図3です。
日経平均株価が、10日のSQ(特別清算指数)算出後も20,000円を通過点として、大きく上抜けて来れば、この想定通りとなりますが、さてどうなるでしょうか?
図3:オプション投資戦略の損益線チャート
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