【国内短期国債入札のマイナス金利も円売り材料に】
105円台下落後は反発傾向にあったドル円だが、23日の欧米市場で急速にドル上昇ペースを上げて108円台を回復。
(図1:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
23日の海外市場では、株、金利、ドル円が揃って上昇するリスクオンの展開。
(図2:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
何度か指摘しているように、今回の上昇過程では米金利が先行上昇、ドル円がそれに追随する展開が続いている。
(図3:ドル円・・・白、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
日米の金利差に強く影響を受けるドル円相場は、とりわけ米金利動向に敏感な反応を見せる。しかし、昨日は東京時間に実施された短期国債3ヵ月物入札が初めてマイナス金利となったことで、円金利の動きが強く意識された。
(図4:日本短期国債3ヵ月物入札金利 推移)
(出所:ブルームバーグ)