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2024-05-11 10:56:38

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年8月18日

週間マーケット展望  2014年8月18日

先週の振返り

先週は、序盤はやや取引材料に乏しい中、ドル円・クロス円は小動きながら堅調な動きとなった。その中で、各国の主要な経済指標の結果を受けて、まちまちの動きも見られた。豪ドルは、豪州の経済指標の改善を好感して堅調な動きとなった。一方、英ポンドは、雇用が改善したものの、英中銀総裁が賃金の伸び悩みを指摘し、利上げを急がない方針を示したことを嫌気して、主要16通貨すべてに対して下落する動きとなった。また、ユーロは、ユーロ圏や主要国の成長率が低下したことを受けて、上値の重い展開が続いた。そして、週末には、再びウクライナ情勢の緊張が高まったことから、投資家のリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軒並み下落する動きとなった。

今週の展望

今週は、上値の重い動きが予想される。引き続きウクライナ情勢や、イラクやパレスチナ情勢など、緊張が高まる場合にはリスク回避の動きが強まる可能性があるため注意したい。また、先週は、主要国の経済指標が予想を下回るケースが目立っていたことから、今週の指標結果にも注目したい。そして、22日にはジャクソンホールでFRB議長の講演が予定されているが、今まで米国の金融政策における幾つかの大きな変化の起点となってきただけに、ここでの発言には注目したい。また、20日は英中銀のMPCの議事録が公開される予定であり、英中銀総裁が利上げを急がない方針を示していたことから、議論の内容にも注目したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.52 〜 103.09

 

今週の予想

先週は、前半やや取引材料に乏しい中、米求人件数が約13年ぶりの高水準となったことを好感して買いが出る一方で、ウクライナ、イラク、パレスチナ情勢の緊迫化を背景に、リスク回避の動きも出ており、序盤は小動きながらやや堅調な動きも見られた。しかし、週末には、米指標結果を受けて、物価が安定的に推移しているとの見方が広がったことから、一時8月5日以来の高値を付けたものの、ウクライナ情勢の緊張が高まったことから、一段の下げとなった。今週は、上値の重い展開が予想される。先週の指標結果もやや予想を下回るケースが目立っており、回復基調の一服感も指摘されている。ただ、大きく後退しているわけではなく、懸念するほどでもないだろう。今週は、22日にジャクソンホールでイエレンFRB議長の講演が予定されており、注目が集まっている。イエレン議長が以前から賃金の上昇率が伸びていないことを指摘していたが、先の雇用統計では賃金の伸びが縮小していることから、金融政策に関する発言には注目したい。特に、ジャクソンホールでのFRB議長の講演は、金融政策における幾つかの大きな変化の起点となってきただけに、注目度も高くなっている。また、今週は、住宅関連の重要な指標が発表されることから、こちらの結果にも注目したい。テクニカル的には、短期オシレーターのストキャスティクスで週明けにもデッド・クロスとなることや、ローソク足の足型から、週明けやや上値の重い展開が考えられる。下値のポイントは、@101.93〜101.81(一目均衡表の雲上限ライン 月〜金)A101.79〜101.69(雲下限ライン 月〜金)B101.52 近辺まで考えておきたい。そして、Bを下抜ける場合には一段の下げも考えられ、その場合の下値目標の計算値は101.15と計算できることから注目したい。上値のポイントは102.72、ここを上抜ける場合には、103円台乗せが次の目標となる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

135.73 〜 137.62

 

今週の予想

先週は、序盤に発表されたドイツの経済指標が8ヵ月連続での低下となり、ユーロ圏の弱い成長回復に対する懸念が高まったことや、ウクライナ危機が景況感への圧迫要因となっているとの観測から、ユーロは軟調な動きとなった。その後、ウクライナ情勢の緊張緩和への期待が広がったことから、ユーロは値を戻す動きが見られたものの、ユーロ圏GDPがゼロ成長となったことや、牽引役のドイツがマイナス成長となったこと、フランスの景気低迷を背景に、ECBの追加緩和観測が広がったことから、ユーロは主要通貨に対して軟調な動きとなった。ただ、週末には一時137.62まで上昇したものの、ウクライナ情勢の緊張が高まったことから、再び136円台まで下げる動きとなった。今週は、上値の重い展開が予想される。先週発表されたユーロ圏や主要国の経済指標の結果から、イラクやウクライナ、パレスチナ情勢の緊迫化が、ユーロ圏経済にも影響し始めていることが鮮明になった。このことから、ユーロ圏経済の回復への期待感が一段と後退する可能性があり、引き続きユーロは上値の重い展開が考えられる。ただ、情勢の緊迫化が鎮静化する場合には、多少の戻りも考えられるが、経済への影響の払拭にはやや時間がかかるだろう。テクニカル的には、先週末のローソク足の足型が上影線となっていることから、週明けは軟調な展開が考えられる。また、短期オシレーターのストキャスティクスでは週明けにもデッド・クロスとなることから、週明けの動きには注意したい。上値のポイントは137.62、下値のポイントは135.73となり、当面はどちらを抜けるのかに注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

168.82 〜 172.46

 

今週の予想

先週は、序盤堅調な動きとなったものの、英雇用統計で失業率が改善したものの、賃金が四半期ベースにおいてここ5年余りで初めて減少となった。これを受けて、英中銀総裁が賃金の伸び悩みを指摘し、利上げを急がない方針を示したことを嫌気して、英ポンドは主要16通貨すべてに対して下落となった。そして、週末にはウクライナ情勢の緊張が高まったことから、リスク回避の動きが強まり、ポンド円は170.44まで下落し、5月30日以来の安値を付ける動きとなった。今週は、やや底固い展開が予想される。英国経済の先行き期待の高まりから、堅調な動きが続いたものの、ここにきてやや失速感も出て軟調な展開が続いている。しかし、やや過剰気味に期待感が高まっていたものがやや落ち着いたと考えられ、底固い動きや、値を戻す動きとなる可能性が考えられる。金融政策に関しては、ここからタカ派・ハト派の意見が分かれることから、当局者の発言に注目したい。ただ、英中銀は、賃金動向が利上げの時期やペースを決定する上で重要な要素になると指摘していることから、賃金の上昇率に注目が集まるだろう。今週は、19日に物価関連、20日に議事録公開、21日に小売売上高の発表が予定されており、結果には注目したい。テクニカル的には、先週一目均衡表の雲下限ラインまで上昇する場面があったものの、押し返されている。また、オシレーターのMACDでは、両線が下向き継続中であることから、下げが継続する可能性が考えられる。ただ、両線の乖離幅が縮小し始めた場合に加え、先行するラインが失速する場合には、反転のシグナルにつながる可能性があることから、両線の動きには注意したい。下値のポイントは、下値目標の計算値である169.82までを想定しておきたい。上値のポイントは、一目均衡表の雲下限ラインの172.46近辺に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

94.77 〜 95.60

 

今週の予想

先週は、週明けやや軟調な動きとなったものの、豪州の住宅関連指標や消費者信頼感指数が良好な結果となったことで、個人消費の先行きに対して楽観的な見方も強まり、豪ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。豪ドル円は週末に95.69まで上昇する動きとなったものの、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、投資家のリスク回避の動きが強まり、一段の下げとなった。今週はやや上値の重い展開が予想される。豪州の良好な経済指標結果が続いたものの、再びウクライナ情勢の懸念から軟調な動きとなっている。そのため、週明けの状況にも注意したい。また、豪ドルの堅調な動きが続いたことから目立たなかったが、中国の経済指標が軒並み予想を下回る結果となったことから、話題のぶり返しには注意したい。今週は重要な豪州の経済指標が少ないことから、株価動向などにも注目したい。テクニカル的には、先週末に一目均衡表の雲上限近辺まで上昇したものの、上値を抑えられている。今週の上値のポイントは、雲上限ラインの95.60〜95.47(月〜金)近辺と考えられる。ここを完全に上抜ける場合には一段の上昇も期待できるだろう。しかし、雲の中での動きが続いていることに加えて、雲上限トライしたものの、抑えられ陰線引けとなっていることから、上値の重い展開が考えられる。下値のポイントは、雲下限ラインの94.77(月〜金)、ここを下抜ける場合には一段の下げも想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.52 〜 9.68

 

今週の予想

先週は、ウクライナ情勢がやや和らいだとの見方から、リスク回避の動きが後退する動きとなった。また、南ア当局者が、インフレ上昇圧力が強まっていると発言したことを受けて、利上げ期待が高まったことも南アランドの支援材料となった。そして、米国の経済指標が市場予想を下回ったことから、米国の低金利政策の継続が意識されたことも好感され、ランド円は9.72まで上昇し、5月30日以来の高値を付ける動きとなった。今週は、底固い展開も予想される。先週発表された南アの小売売上高が市場予想を下回り、鉱物生産は2ヵ月連続のマイナス、金生産量は6ヵ月連続のマイナスとなるなど、南ア経済には懸念材料も多い。しかし、当局者の一言で大きく上昇する動きとなった。この流れが続く可能性も考えられるが、20日に発表される消費者物価指数に注目したい。ここで昨年末からの物価上昇が続くようなら(前月は横ばい)、さらに利上げ期待が高まる可能性もあるだろう。テクニカル的には、先週後半に一目均衡表の雲上限を上抜けたものの、週末には再び雲の中に入り込んでいる。このことから、目先やや上値の重い動きも考えられる。目先の上値ポイントは、雲上限ラインの9.68(月〜金)、ここを完全に上抜ける場合には堅調な動きも考えられる。また、オシレーターのMACDでは、先行するラインの上昇がやや失速していることから、クロスとなるようなら、軟調な展開が続く可能性もあるだろう。下値のポイントは@9.60 A9.56 B9.53〜9.52(雲下限ライン 月〜金)となる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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